蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

「インタビュー」

韓国映画「インタビュー」を見た。
主演のシム・ウナは「美術館の隣の動物園」で見たし、イ・ジョンジェは「イルマーレ」で見た。
どちらも素敵な作品だった。大袈裟なアクションシーンもなく、淡々と時が過ぎていくのが心地よい。

「インタビュー」も同様の感想。
「イルマーレ」のように、細部のストーリーをよく見てみれば、ドラマチックな要素がたくさん詰まっている。
ゆっくりと、登場人物たちの心の軌跡をたどりながら、見ている者も自らの心の動きを感じることができる。
激しいアクションシーンを羅列した映画も、ハラハラドキドキして面白いのだが、個人的な好みから言えば、淡々とした作品が好き。

「インタビュー」も、インタビューをモザイクのように散りばめた映画を撮影している監督・ウンソクと、ひょんなことからインタビューを受けることになったヨンヒの、心の動きを丁寧に描いている。
ウンソクがたくさん撮っているインタビューの中にも、様々な人生や愛の形が凝縮されていて、感動する。
好きになった=SEXをするのではなく、相手の存在に気付き、相手の生きてきた時間に思いを馳せ、自分との共通点や相違点を見つけて楽しむ。こんな時間をいとおしみたい。
こういう気持ちを思い出すことができる映画である。

2000年 韓国



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