蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

「デュエリスト」




ベタベタに浸れるラブストーリーを見たいなぁ~と思い、「デュエリスト」にするか「連理の枝」にするか迷ったのですが、前者は上映が12日まで、後者は19日までだったので、決まり!

それに「デュエリスト」はジヌくんのお友達のカン・ドンウォンくん主演の映画なので、なんとな~くジヌくんつながりで・・・。(笑)

感想は・・・う~~~~ん・・・・「連理の枝」にすればよかったかも・・・。(滝汗)
ドンちゃんファンの方にはいいのかもしれませんが、「映画」を見に行った者にとって、あの104分は苦痛ですね・・・。ドンちゃんの黒目がちな瞳は、確かに魅力的だったけど・・・。

映像は確かに美しいし、演出もスタイリッシュなんです。しかしそこに物語の滋味が練りこまれていないんですよね。
最初の場面から動きが多いのですが、登場人物たちの説明がないので、一体誰と誰が何をどうしたのか、さっぱりわかりませんでした。
その演出は観客の興味を引くことが目的なのかもしれません。しかし登場人物の人間関係が把握できていない段階で、あの敵味方入り乱れての贋金奪回シーンは長すぎました。

あとドンちゃん(笑)演じる刺客「悲しい目」の恋に落ちるプロセスが、唐突のような気がしました。
もちろんハ・ジウォン演じるナムスンと出会ったときから、お互い惹かれあっていたのでしょうし、刃を向けて戦っている時にも恋心が募っていたのでしょう。それはわかります。しかし、育ての親のソン軍務長官を裏切る時の「悲しい目」の心理描写がほとんどありませんでした。そんなことをするほど、ナムスンに惚れきっていたの?

ナムスンが、ソン軍務長官を失脚させるため、彼の不正の証拠となる書類を手に入れようとします。その時、彼女の上司アン刑事が「相手の内部に精通する者を味方につけられたら・・・」とアドバイスするのですが、次のシーンではもう「悲しい目」とナムスンがデートしているんです。(笑)
私は『どうやって「悲しい目」に連絡をするんだろう?』とか『誘い文句は?』などと考えていたんですが、いきなり2人で向かいって微笑みあっている・・・。
別に、どんな場面でも詳細な心理描写が欲しいと言っているのではないんです、ただ一番の見せ場になるであろうシーンに到る描写はていねいに描いて欲しかったんです。

この映画の中で何度も出てくるナムスンと「悲しい目」の戦いのシーン。これがとてもエロティックでした。
愛し合っているのに、お互いの気持ちはわかっているのに、キスはおろか抱きしめあうこともない2人。それは2人は敵同士だから。しかし決して結ばれない相手と知りながらも、恋する心は止められないのです。
この2人のエロティックな戦いの場面を見ているとき、ある映画を思い出しました。
それは私の大好きな映画監督パトリス・ルコントの「橋の上の娘」
ナイフ投げの大道芸人の男と自殺未遂をした娘との屈折した愛を描いているこの作品には、2人が肌を重ねるシーンはまったくありません。もちろんキスシーンも。しかし、彼女に向かってナイフを投げる男と的になって立つ女の恍惚とした表情は、セックスをそのまま描写するよりもはるかに艶かしく官能的なのです。

「悲しい目」とナムスンも1度も肌を重ねません。しかし2人戦いのシーンは、「橋の上の娘」同様、官能的で美しい場面でした。

あと私が「デュエリスト」を選んだ理由は、大好きなアン・ソンギ様で出ていらっしゃるから。熱心なファンではありませんが、彼のことを好きになって、もうかれこれ20年近くになるかしら?
若いころも素敵だったけど、いぶし銀のような深い味わいの魅力は年を重ねるごとに増すばかりですね。はぁ~素敵でした。あんなステキなおじ様とデートしてみたいわ~。

「デュエリスト」公式HPは こちら





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