TIME5は現役で活躍し続ける和モノコーラスの礎。2007年に再発された「This Is Time 5」は幅広いスタンダードに命を吹き込み直した素晴らしい作品でしたが、そちらから2、4が収録です。ダークダックスやデュークエイセズよりモダンで垢抜け、下世話なムードコーラス諸氏より厳格な感じで好印象なトップグループ。4のデイバイデイはフォーフレッシュメンをお手本にした好テイクです。欲を云えばベースが深く響かないのがクセがあるスタイルである気がします。ネジの外れたスキャットとヴァイヴが炸裂するラウンジの8は木の実ナナが原曲でそちらは「60's CUTIE POP COLLECTION キング編」収録。
9はフランスギャルのカヴァーとのことで6、7でも聴ける江川真澄の溌剌としたオルガンの表現力。11の江川真澄も、ビーチボーイズも野暮ったい曲調を鮮烈にイメージさせた。10はなんと童謡をドシャメシャのヴァイヴサイケに仕立てた。音の厚み、全体を覆うダウナーな崩れ方など、平岡精二のビブラフォンには熱いものを感じます。16は屈託の無いピュアなコーラスを聴かせる好カヴァー、その他の主要シングルが「60'S CUTIE POP COLLECTION 徳間編」で聴けます。GS期のビートガールズポップの印象がありますが、こちらは最高に爽快な夏ボッサ。オルガン、エレクトーン、ヴァイヴ、コーラスと、ラウンジの肝となる要素を名うての音楽家たちがプレイしたテイクが悪いはずがなく、安心して楽しめる和ラウンジのオススメコンピです。