SUZUKA☆SMILE

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天国の特別な子ども




会議が開かれました。

地球からはるか遠くで

“また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ”

天においでになる神様に向かって 天使たちは言いました。

“この子は特別の赤ちゃんで たくさんの愛情が必要でしょう。

この子の成長は とてもゆっくりに見えるかもしれません。

もしかして 一人前になれないかもしれません。

だから この子は下界で出会う人々に

とくに気をつけてもらわなければならないのです。

もしかして この子の思うことは

なかなか分かってもらえないかもしれません。

何をやっても うまくいかないかもしれません。

ですから私たちは この子がどこに生まれるか

注意深く選ばなければならないのです。

この子の生涯が しあわせなものとなるように

どうぞ神様 この子のためにすばらしい両親をさがしてあげてください。

神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。

その二人は すぐに気がつかないかもしれません。

彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。

けれども 天から授けられたこの子によって

ますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになることでしょう。

やがて二人は 自分たちに与えられた特別の

神の思召しをさとるようになるでしょう。

神からおくられたこの子を育てることによって。

柔和でおだやかなこのとうとい授かりものこそ

天から授かった特別な子どもなのです”


Edna Massimilla 作
(大江祐子訳)






私がこの詩を落ち付いて最後まで読めるようになったのは、ここ最近のこと。
正直「特別な子供」なんていらないと思ったし「選ばれた親」にもなりたくなかった。

最近、やっぱりこの子は「特別な子」なんだと思うときがある。
それはこの子は私にいろいろなことを考えさせてくれるから。
今まで考えたこともなかった。
「命の大切さ」
今まで「人に感謝すること」「たくさんの人に支えられていること」
真剣に思ったこともなかった気がする。

そして、今まで踏み入れたことのなかった「福祉」の世界。
なまけものな私に「勉強しなさい!」って言ってるのかな?

私達は神様から選ばれるような「すばらしい両親」ではありません。
今はごくごく普通の親だと思う。

「特別な子」紗佳を授かったことで、これから「すばらしい両親」に近づいていけたらいいな・・・
近頃そう思います。



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