田辺編その2 田辺の思い出


コーラルシティのお話。
ショウガセみたいなダイナミックな地形があるとか
レアな生物が居るとかいうポイントでなく、
ごつごつとした瀬が入り組んでたり、
穴があいてたりする所を通り抜けたり、
一言で言うとジャングルジムのような地形。
その間をかいくぐるようにクロホシイシモチ、
ミナミハタンポが数メートル前の人が見えない位の
群れが幾度となくさえぎるとっておきのポイント。

想像できます?
魚の群れが壁になってざああっと音をたてて、
さえぎって前が見えないんだよ?
上を見上げればカマスの群れが通るし、
あまりじっと眺めすぎると気分が悪くなるほど
魚がいついてる。
この次にショウガセの瀬の上からイソギンチャクの
群生が見える・・
つまり透明度30m以上の壮大な眺めを見ちゃった
のだから、そりゃ虜になるよね。
それが丁度昨年の10月末の田辺の海だった。

7月のひどい思い出とは打って変わってて驚愕したね。
そのひどい思い出の方はまた後ほどに譲る(笑)
かなりどんくさい思い出でもありますので。
田辺は私にとって悪条件の海と好条件の海の両極端の
体験をさせられた性格の悪い海だから。

話を戻すとコーラルシティはそんなに水深がなく、
せいぜい18m程度位で水深にあまり変化はないので、
初心者でもかなり楽しめるポイント。
潜水時間も長めに撮れるので、フォト派のすずめ娘は
飽きる位写真の撮れる場所。
秋には沖縄なんて目じゃない位の魚の群れが見れます。
ホントやで!

えっカッコの悪い思い出が何だって?
それは。。

7月は紀伊半島方面の海は前線とか台風でよく荒れる。
その時にあたってしまったんだ。
ボートだしてるのうちらだけよ!というくらい
3m位の波の中をボートで出てダイビング。
高波の影響で海の中は洗濯機さながらの上に
透明度は5mもなく、1つ前の人の黄色い足ひれしか
見えないの。
私の隣のあなただーれ?状態。
その帰りは波は5m位にまでなっとった!
まだ今でも弱いのだけれど、船酔いで帰りにくたくた
になってるのに、この高波の中で海に出て
エンジントラブルで遭難しているウェイクボートを
見つけてしまった!(失礼!)

こんな波の中で何でウェイクボートで海に出るなや!
と思いつつも、無謀なる私たちのボートが出ていなけ
れば、港は大騒ぎ。さらに何時間もの間海の上に居る
ことになっただろう。
救助されるまでゆうに2時間以上は居たという話だ。
すずめ娘は情けないことにゲーゲーすみっこで半泣き
になって吐いてのびていた・・
という踏んだり蹴ったりの思い出がある。

しかもこの時がデジカメデビューの日であり、
どうやったらこんなひどい写真が撮れるんだという
ハゼ一匹の写真のみという結果だった。
この時は1日目にもひどい目にあってるのだが、
いずれお話しましょう。
白浜の円月島のお話なので・・

では続きはまた明日♪





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