慶應義塾大学通信教育課程:文学部第3類



某4年生大学の英文科に現役で合格したものの、
諸事情によりリタイア。早い話、中退。

その後社会人となり、勉強したことなどすっかり忘れ、
夜な夜な派手に遊び歩いていた独身時代。
若かったし、今がよければそれでいいと思っていた。

結婚→出産→子育てを経験。
どーっぷりと専業主婦の生活に浸かりきっているうち、
「私って一体なんなんだろう?」と思うようになる。
ふと思い立ち、押入れの段ボールから取り出したものは、
現役時代に受験のモチベーションとして持ち歩いていた
ヘミングウェイの「武器よさらば」の洋書。

時間の流れとは恐ろしいもので、簡単な構文でさえ忘れていた。
脳ミソが英語を理解してくれなくなっていた(号泣)

「あれだけ頑張っていた自分に失礼だ!」と思い、とりあえず本屋に直行。
資格試験や会話の本ばかりで、私の求めるものがないことに愕然とする。
そもそも、何を目指して英語の勉強を再開するのか???
それが掲げられないと、勉強なんて単に無味乾燥なもの。

現役の頃は明確な目標があった。
だから、睡眠時間をけずって受験勉強をしていても
ちっとも苦にならないどころか、むしろ楽しんでいた感もある。

やっぱり、語学を活かした仕事と生活がしたい。。。
そんなわけで目標は定まったものの、どうやって勉強しようか?
あれこれ模索し、「これしかない!」と思ったのが慶應の通信課程。

その時、息子は中学受験を迎えようとしていた。
優先させるべきは当然息子の方なので、私の目標はとりあえず後回しに。

そして今年、2006年。

自分の意思で進路のことも決められるようになった息子。
その成長ぶりに、彼はもう大丈夫だと確信を得た私は
「願書を出すぞ!」と決意を固めた。






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