★No021013 チョイデカステン製 一発籠


【トンボのハンドメイド】
《チョイデカステン製 一発籠編》




秋磯シーズン、本格的に赤い本命魚狙いとしたステンレス一発籠を後付け錘なしのものに改良してみた。
称して… 「チョイデカ達磨型ステンレス製一発籠」
勿論、設計図等はない、総ては目と手の感 次第だ。
まずは各パーツ作りだ。大まかには 七個 ・・・
「ステン籠」「ハカマ」「下蓋」「蝶板」「スリーブ」「バネピン」「フックガード」



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ステン一発籠の下蓋の材料は 「極厚スプーン」 。既に規格等は把握済のため手軽なnetで昨年にまとめて仕入れたもの。

pointは 「軽量スプーン」 「丸パイプ」
※「軽量スプーン」の形状と厚み★市販品の極厚15ccのもの
※「丸パイプ」の直径と厚み★専門業者 特注品(径42.7mm×厚1.5mm)
トンボの場合、★印の規格品組合せで完成品重量は 60g~62g となる。

因みにこの他にステンレス半田、ステンレス用フラックス、ステンレス籠、バネ線各種、等全ての材料を揃えると大体の経費は1,500円前後になる。



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まずは一番手間の要する下蓋作成編。



接合や盛り上げなしの素材一点ものでのパーツ仕上げ。
極厚ステンのため削り加工はかなりの時間を要するが、頑丈なための物作りなら、労力は惜まない。

使用する工具は・・・
「電動グラインダー」があれば作業時間時間短縮になるが未だに使い込んだヤスリ二種で 「面取り」 「仕上げ」 をしている。
文明の力を使いたいのは山々なれど、MS住まいではグラインダー騒音が・・・とどのつまりは汗を掻きながら手作業でやっている。
この他では、あると便利なのは 「万力」

手狭な我が家なため作業台が置けないため、本格的な 「万力」 は設置できない。
そのため据置タイプの「簡易万力」を愛用している。



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次は出来上がりの 下蓋 丸パイプ との接続・・・



つまり 蝶番 を使い二つの部品をハンダ接続する。
蝶番材料はステンレスバネ線1.2mm、ステンレスパイプ2.1mm。(蝶番作りは省略)



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ここまで来たら後は比較的簡単な工程ばかり~
市販品のステン籠の上部を頑丈仕様に作り変え、丸パイプの内側に挟み込みハンダ接続するだけだ。

次はバネピン部品を作り。
バネピンはステンバネ線0.8mmを使用し市販品ステン籠の中央部分に取り付けるが、フック部分との間隔を微調整しながらをハンダ接続する。
(バネピン作りは省略)



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今回、ロストを考慮してシーズン中に使用するでろう全六個の籠を製作した。
この改良型チョイデカ一発籠は名の通り、通常版より少しコマセ量が入る。
また蓋錘が付いてないので回収時の海水抵抗が少なくしてある。





トンボがカゴ釣りで一晩に投げる回数は、
20回/時間 を目安としている。
今期の釣りタイムは休憩時間を除き精々 四時間
だから総投入回数は 百回を切る ぐらいなもの。
空籠重量60gにコマセを詰めると総重量が120g位なもので、これ位だと竿のしなりで無理なく遠投ができる。
またステンレス一発籠を作る際に一番の拘りは、下蓋とハカマ(丸パイプ)との隙間は極力、狭くなる様に作っている。
狭くすることにより、多少なりとも隙間からのコマセが飛び散り防止でき磯を汚さずに済む。

籠作りの参考になれば幸いである。

                   = 2016.12.20 up =







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