このごろ思うこと

このごろ思うこと

HPづくり&死について 2003年6月



 津留の死後は精神世界から少し距離をおき、全く活動していませんでした。しかしその後、四国の英光舎の松浦さんから津留の本を作りたいとご相談を受け、その原稿の校正のとき、否応なく津留の書いたものを読み返すことになりました。するとそのとき引っかかっていた問題が解けたりして、「宇宙はひとつだなー」という感覚を感じさせられました。

 そしてやはり私は津留のサポート役として、自分で津留のメッセージを発信して行こうと、マニュアル本を読み読みホームページを製作中です。

 そして私はずーっと吹っ切れていなかった津留の死、わかってはいるけど、腑に落ちていないところが、今回の文章の推敲作業で心の芯に触れてきました。「その間にあるもの」の中から抜粋して掲載します。

 21世紀の新人類と、我々旧人類の最大の違いが「死」に対する価値観の違いです。「死」はもっとも忌まわしいものという考え方から、「死」は最も素晴らしいもの、とその価値観が反転していく事でしょう。ここで少しの時間「死は最高の人生の祝福」という言葉に意識を止めてみて下さい。そしてあなたの中で生起してくる感情と想念をしばらく感じてみて下さい。果たしてどんな感情が起きてきたでしょうか? それはあなたにとって心地よいものでしょうか、それとも恐れの感情も入っていたでしょうか。

 死とは魂の飛躍の瞬間であり、急激な魂の成長が、もはやこの肉体に留まり続ける事が不可能となって起きてくる現象であると知った時、あなたの中の価値体系が全て崩壊してしまうかもしれません。どんな死に方であれ、例外なしに死とは魂の急激な成長の時であるなら、葬式は結婚式以上の晴れやかな儀式となるはずです。もし葬式をするならばの話ですが。

 我々の本質は、生でもなければ死であるわけでもありません。「生」と「死」の間にあるもの、それこそが我々の本質そのものです。そのどちらでもなく、その間にいて永遠であるもの。そのいずれかであるわけではなく、その間にいてそれを感じている者、そしてまたその両方である者、それこそがあなたです。

 実はこの宇宙には今しか無く、あなたのまわりにいる人は自分のパラレルワールドの中の自分自身に過ぎないのだとわかってきます。あなたとはその肉体の中にあるものではなく、あらゆる二極の間にあるもの、その間にあるものこそ自分である事がわかります。



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