このごろ思うこと

このごろ思うこと

何を食べればいいの? 2004年2月



 今、鳥インフルエンザが毎日のように新聞、テレビニュースをにぎあわせています。狂牛病については、私は生来お肉では鳥以外は食べられないので元々肉料理を作る回数も少なく,、あまり関心がなかったのですが、唯一食べられるお肉が鶏肉だったので、関心を持ってニュースを見ていると、今のところ、肉や卵を食べても感染しないというのでホットしています。しかしブロイラーは狭い場所に押し込められ、本来の鶏肉とは似て非なる味です。

 では魚を食べればいいかというと、養殖魚は抗生剤づけで危ないというし、野菜の農薬もすごく恐いので、農家の人は自分たちが食べるものは別につくり、市場向けに見た目に美しい農薬まみれの野菜を出荷していると聞きます。

 精神世界系の人は食に関心を持っている方が多いようです。体にいいものを食べようと少々お値段は高くても、無農薬のものを求め、国産のどこどこ産のお肉やいい飼料を食べている卵などを買っているのに、それが、不当表示だったと、ニュースで聞くと一体何を食べればいいのとパニックになります。

 私が以前やっていた会社は自然塩を取り扱っていました。(今も細々とやっていますが・・・)それで自然食品のお店とお付き合いが多いのですが、自然食品のお店に来られる方のなかには、あれは体に悪い、これは体に悪いと恐怖心が強烈で、毎日そういう人と接していると自分まで体がおかしくなって閉店してしまうお店がかなりあると営業の人に聞き、なるほどと思ってしまいました。

 体は魂の乗り物ですから、体にやさしいものを食べることはいいことです。でも、ニュースからマイナスの情報だけを受け取り、恐怖心で体に悪いと思いつつ食べると、体に悪いと思っているのですから体がおかしくなってしまうわけです。

 お酒を飲み、タバコを吸い、偏食の方でもそれを体に悪いと全く思っていない方は、ストレスがないので結構健康に長生きしていらっしゃいます。

 体に悪いものを食べることに恐怖心がある方は、「どうして自分は恐怖心を持つのだろう」ということに意識を合わせ、ブロックを探してください。そしてそのブロックをとり、一度、どちらでもいい(良いも悪いもない)とニュートラルに戻り、そこから「自分はどうしたいのか」を選択すればいいのではないでしょうか。

 今は心の時代に入ってきています。田舎暮らしをして、自分で野菜を育て、のびのび生きるという選択をし始めている方がふえています。

 病気に関して少お話しします。西洋医学は全て薬で治そうとします。そして薬には副作用があり、また依存性もあります。検査して病気を見つけ、すぐに病人を作り出してしまいます。自分もしくは身近にそういう例を見ると、西洋医学に疑問を抱き、代替療法を選ぼうとします。

 西洋医学には西洋医学の良い面もたくさんあります。どちらがいいかはもちろんその方の選択です。どちらかに偏るのではなく、その時、その時、自分の心が喜ぶ方を選択してください。

 自分が悪いから病気になるのではありません。自分が悪いから病気が治らないわけでもありません。その病気でこの生を終わりにすると決めてきた人はそのシナリオどおりになります。だから同じ治療をしても直る人と直らない人がいるのです。そしてそのシナリオに蓋をして生れてきますから、その時点ではわかりません。だからこそ、その病気になって色々な感情を体験できるのです。その感情の体験をしたくて、その病気になるとシナリオを描いてきたのです。(でも、シナリオだから絶対にそれに逆らえないという考えはあまり楽しいものではありませんね。ちゃんと書き換えることも出来ます。ただし、自我の願望とハイヤーセルフが本当に望んでいる体験とどちらの想いが強いかの違いだそうです。)

 以前テレビで劇団四季のミュージカル「青い鳥」をやっていたのを、何気なく見ていました。青い鳥を探してチルチルとミチルが色々な国を旅してまわるお話です。あるとき「生れるのを待っている赤ちゃんの国」へ行きます。赤ちゃんは皆大きな袋を持っています。チルチルとミチルが「その中に何が入っているの?」と聞くと「生れたあとでやりたいことが入っているの」と答えます。色々な夢を持っている赤ちゃんの中に「僕は病気を持っていくの!」と嬉しそうに答えた赤ちゃんがいました。それでびっくりしたチルチルとミチルが名前を聞くと、自分たちの弟で生れてすぐに死んだ子供だったのです。

 その場面が原作にあるものか、創作かは知りませんが、今は本当に人類の集合意識がどんどん変わりつつあるなーとびっくりしました。

 食も病気もどうするのが一番いいか誰にも解りません。正解は自分の心の中にだけあります。自分が心地よいほうを選択すれば後悔はないと思います。どちらかに偏っていないか、迷った時は一度ニュートラルな心の位置に戻って自分の内側に聞くようにするといいと思います。

 一番のお薬は「もう自分を責めない」「他人を責めない」「あるがままの自分を丸ごと受け入れる」 「このままでいいんだ」「私はこの経験をするために来たのだから」と・・・。



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