☆★蹴球11日制★☆

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カニサレス



サンチャゴ・カニサレス
Santiago Cañizares
フルネーム ホセ・サンチャゴ・カニサレス・ルイス
Jose Santiago Cañizares Ruiz
ニックネーム カニ,サンティ
国籍 スペイン
生年月日 1969/12/18
出身地 マドリード
ポジション GK
身長 181cm
体重 78kg
代表デビュー 1993/11/17
管理人評価 A
所属クラブ
1988-89 レアル・マドリード
1989-90 CFカステーリャ
1990-91 エルチェ
1991-92 メリダ
1992-94 セルタ
1994-98 レアル・マドリード
1998- バレンシア
主なタイトル
2003/04 UEFAカップ優勝
コメント
 スポーツ選手というのは誰しもそうだが、サンチャゴ・カニサレスという男は特に負けず嫌いである。冷静を装ったクールな外見とは裏腹に、ハートはいつも闘志で満たされている。スキルに優れ、ハートも完璧。そんな男が未だに世界一の座を掴み損ねているというのは、なんと皮肉な事だろうか。
 マドリードで生まれたカニサレスは、1988年に地元の名門クラブ、レアル・マドリードに入団。将来を渇望される存在となる。だが、まだ10代の少年だったカニサレスの出番など無く、翌シーズンから3シーズンの間、2部のクラブを転々とする事になる。1992年のセルタへの移籍を機にようやく1部でのプレーが可能になり再びレアル・マドリードから声が掛かるも、待っていたのは第二GKとしての屈辱の日々だった。
 とうとう地元クラブと決別したカニサレスは1998年にバレンシアへと移籍。その後の活躍は知っての通りだ。カニサレスを得たバレンシアは目覚しい躍進を遂げ、遂にはクラブレベルで最高峰の大会、UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦に進出するまでに至った。だがバレンシアは2度あったUEFAチャンピオンズリーグ優勝の可能性をいずれも掴み損なってしまう。1度目のチャンスは、かつて自身も在籍したレアル・マドリードに3-0で完敗、2度目のチャンスはPK戦にまでもつれこむ接戦を演じながら、バイエルン・ミュンヘンの前に屈した。
 2度目の敗北の直後、カニサレスは人目もはばからずピッチで号泣した。チームメートの手を借り、立ち上がった後ですら顔はタオルで覆われ、その手は小刻みに震えていた。その日、カニサレスは玩具を取り上げられた子供のように、いつまでも泣きじゃくっていた。


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