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プロジェクトなどと書いてますが、そんな実態はあろうはずもなく、単にボジョレーをいろいろ飲み倒そうという趣旨です。ここまでも結構飲んできましたけれども、ヌーヴォー解禁も近づいてきたことだし、各店からまとめて仕入れてみた次第。大元さんで。ムーランナヴァン・クロ・ド・ロシュグレ09(シャトー・デ・ジャック)ムーランナヴァン・ラ・ロッシュ10(リジェ・ベレール)ムーランナヴァン・VV10(リジェ・ベレール)ワインホリックさんで。ジュリエナVV07(フランク・ジュイヤール)ムーランナヴェン06(イヴォン・メトラ)フルーリー11(ジュリアン・スニエ)ゆはらさんで。モルゴン・サンスーフル11(マルセル・ラピエール)ブルイイ08(ニコラ・テスタール)フルーリ・コント・トランシュ11(フィリップ・ジャンボン)タカムラさんで。ボジョレーヴィラージュ・ペレオンキュベ・ジャン・バプティスト07(ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ)ボジョレーヴィラージュ・ル・ペレオンキュベ・フュ・ド・シェーヌ07(ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ)ムーラン・ナヴァン01(シャトー・デ・ジャック)これだけの本数をもしブルゴーニュの上級クラスでそろえたら大変なことになりますが、ボジョレーであればそこそこ許せる範囲に収まります。最近の我が家の家計を考えると、まさにうってつけの企画かと(笑)。★ボジョレを楽天で検索(ヌーボー除く)★
2013年08月31日
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私が持参しました。クロフトの63ポート。開けるの大変でした(笑)。味わいは、うーん、言うなれば40年物のトゥニーのような感じでしたね。酒質は全般にたそがれてやさしくなっていますが、甘みはきっちり残っていました。寺田倉庫にテイラーの63年があるので、こちらは10年後の記念日にでも持ち寄ろうかと。。
2013年08月30日
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濃厚です。真っ黒といってよい色合いですが、香りからはユーカリっぽいニュアンスが感じられ、ああテンプラリーニョだなと実感します。飲んでみるとさすがにまだ若く、酒質はカッチリしていて豊富なタンニンがありますが、粒子が極めて細かいことから重々しさや獰猛さは全くなく、スルスルと喉を通っていきます。ウニコとはアプローチこそ異なれど、テンプラリーニョという品種の壮大なポテンシャルをあらためて感じさせるという意味では共通しています。他のテンプラリーニョのワインもいろいろ飲んでみたくなりました。ちなみにパーカーポイントは、シェーファーが100点、ピングスが99点、レ・ザミが98点。この3本、品種が全く異なるのに不思議に似たような印象を感じるという声が会場でも聞かれましたが、私もまさにそう思いました。3本に共通していたのは、とにかく緻密できめ細かくシルキーなタンニン、目の細かい紙やすりで仕上げたようなテクチャー、球体のような完璧に近いバランス、濃厚きわまりないのに決して味わいは重々しくならず、飲んでいてフワリとした「軽さ」すら感じる酒質。決して皮肉でなく、パーカー氏が高得点をつけるのはこのようなワインなのだなぁと納得させられるものがありました。★楽天でピングスを検索★
2013年08月29日
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*シェーファー・ヒルサイドセレクト2001こちらもかつて私の憧れだった銘柄。90年代のものはワイン会などで何本か飲ませてもらったことがありますが、2000年代は初めてです。ちなみに2001年はワイン・アドヴォケイト誌で100点を獲得したいわゆる「パーカー100点ワイン」。さすがに若々しいとまではいいませんが、熟成感がまだほとんど感じられず、いったいどれぐらい保つのだろうと気が遠くなりそうです。といって、飲みずらさは全くなく、磨き上げられたようなソリッドなテクスチャーと背筋を伸ばしたような端正なストラクチャー、それでいてタンニンはシルクのような細かさ。カベルネの最高峰のひとつといってよいワインでしょう。★楽天でヒルサイドセレクトを検索★
2013年08月28日
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*シャンパーニュのブラインドって、私にあたるはずはないのですが(笑)。ヒントは同じ銘柄のVT違いらしい、とのこと。一方はまだ若々しい柑橘や白い花系のアロマチックな香味。もう一方は色からしてアンバーになっています。かなり酸化傾向?いや、それにしては飲んでみても味わいは果実味豊満でヒネたニュアンスはほとんどありません。不思議です。でも色合いからすれば80年代か?正解は・モエ・エ・シャンドン・ヴィンテージ2002・モエ・エ・シャンドン・ヴィンテージ・ロゼ90ボトルを見て、あれ?一方はロゼじゃん?という話に‥。なんと出題者の方がロゼだと知らずに出されたようです。あらためて2本とも素晴らしかったです。*トルブレック・レザミ2003トルブレック、懐かしいです。ここ数年すっかり縁遠くなっていましたが、かつては普及グレードの「ウッドカッター」を自宅でよく開けていました。上位銘柄については「ラン・リグ」と「ディシェンデント」ををワイン会でごちそうになったことがあるぐらいです。「レ・ザミ」はグルナッシュ100%。飲むのは初めてでしたが、これが凄かった。以前飲んだアンリ・ボノーでも感じたフローラルなニュアンスと熟成香の入り混じった心地よい芳香。飲んでみると緻密で隙のない酒質が素晴らしい。バランスよく、それでいて繊細さも併せ持ったすばらしいワインです。03年といえば私の子供のビンテージでもあり、自分でも探して買い求めたくなりました。★楽天でトルブレックを検索★
2013年08月27日
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友人の誕生日祝いにワインを持ち寄ったのですが、蓋を開けてみれば珍しいことにピノがゼロ。ピノ抜きのワイン会なんて何年ぶりだろうと思いつつ、トルブレック、シェーファー、ピングスの3連発は凶暴なまでの美味しさでした。
2013年08月26日
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マドンヌの所在地は、ボジョレー地区の南にあたる『ル・ペレオン』という地。『クリュ・ボジョレー』と呼ばれる地からは南に外れていますが、そこに彼らの品質のカギがあるのです!ペレオン村のシスト土壌は、その位置からも伺えるように、ローヌのコート・ロティやエルミタージュのような、特別な土壌です。『標高の低めな砂がちな土壌から生まれる果実味と柔らかさが特徴のブドウと、標高の高い、小石混じりの土壌から生まれる、より力強く、スパイシーさのあるブドウをブレンドし、バランス良く、エレガントで料理にも合う美味しさを目指している。』 そうです。斜度35%に及ぶ急斜面のシスト、高い標高、花崗岩、ピンクの砂質、石灰等の、色々な区画の多様性が生みだす味わいが、彼らのワインを一層味わい深いものにしているのです。近所の酒屋で前エントリーの劣化サンタムールと一緒に購入したものです。プライスは約2K。もう一本のほうがあんな結果だったことで状態を心配していましたが、こちらはまあ健全でした。濃厚なルビーの色調。少しスーボワの入ったイチゴミルクとでもいいましょうか、赤い果実と紅茶、ハーブ、それに少しばかり熟成が入ったよい香りです。味わいは緻密で十分な濃さがありながらも、タンニンは柔和で、酸味もおとなしめ、ガメイらしい果実の甘さが前面に出ています。口当たりよく飲みやすいワインですが、決してそこらの安ボジョレーのような単純な香味に終始せず、繊細に仕上がっているところがいいですね。もうワンランク上の銘柄がタカムラさんで売られていたので早速注文してみました。★★★☆★楽天でマドンヌのボジョレを検索★
2013年08月22日
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ボジョレー再発見プロジェクト継続中。ということで、近所の酒屋で売られていた05年のサンタムールを開けてみたのですが…。これが久しぶりの大ハズレ。もともと酒質がそれほど強くなかったところに、店の内高めの温度で長期滞留していたものと思われます。完全に逝ってしまっていて、なんというかイチゴジャムを混ぜ込んだ泥水のようでした(汗)。久しぶりに飲みましたよ、ここまで劣化しているワイン。で、気を取り直して開けたのが2000年のマルセル・ラピエール。古葡萄さんで5Kで購入したものです。こちらも逝っていたりすると、値段も値段だし、ショックが大きいところでしたが、こちらはなかなかすばらしかった。グラスに注ぐと、バラの花束のような香水のような、フローラルでかぐわしいトップノーズ。その奥からラズベリーやイチゴなどの果実やキノコやタバコ系の熟成香、少しばかり生臭いニュアンスもありますが、不快に感じるほどではありません。飲んでみると、やや酸が立っています。果実味は旨み調味料を一振りふったのではないかというぐらい旨みたっぷりです。飲み頃的には、通常の感覚ではそろそろ飲みきったほうがいいのかな、というところです。まあ以前飲んだ65モルゴンのような例もあるのでわかりませんけど。小瓶に残した翌日も美味しく飲めましたが、やはりこのVTについてはそろそろ飲みきったほうがよいのだろうなとの思いを強くしました。★★★★
2013年08月21日
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この日は取引先との会食で銀座にある老舗の蕎麦の店「流石」さんにお邪魔しました。実は某誌のテイスティングでご一緒していた原(深雪)さんがこちらで働いているとのことで、伺ってみた次第。http://ginza-sasuga.jp/honten/通常ならこの手の店、まして会食でワインを注文することはないのですが、せっかく原さんがいらっしゃるしということで、リストにあったオーストリアのワインを注文してみました。グリュナー・フェルトリナー2011(フィリップ・ツル)なんともポップでカジュアルなラベルですが、味わいはきちんとしたものです。青りんごやライチなどのさわやかな香り。飲んでみると酸がヴィヴィッドで軽快な中にも冷涼感を失わないところがいいです。あっという間に開けてしまってもう一本注文することに。リースリング・プラティン2011(ユルチッチ)これはイイですね。キリリと締りがあって端麗辛口。柑橘果実やアカシア、ミネラルなどのカチッとした香味。蕎麦屋で飲むのにふさわしいワイン。自宅でも買ってみたくなりました。ユルチッチ・リースリング・プラティン [2011] Jurtschitsch Sonnhof Riesling Platin価格:3,024円(税込、送料別)どちらも甘ったるさや緩さがなく、細身でミネラル感に富んだ締りのある味わいに好感を持ちました。オーストリアワインはめったに飲みませんが、これから少しずつ開拓していこうかと思います。
2013年08月19日
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ミニワイン会でもう一本私から出したボトルを前エントリーに載せ忘れていました。パリゾの02クロ・サンドニ。実はこのボトル、私が前回のワイン会時にスペアで持ち込んでそのまま泥酔して持って帰るのを忘れていたものです。マルトレがイマイチだったのと、期せずしてフランドピエを飲ませていただいたので、週はじめからやや本数オーバー気味と思いつつ、開けてもらうことにしました。パリゾの02年は子供の生まれ年ということで相当数買い込みました。当時は特級でも10Kそこそこでした。上の子の誕生日などの記念日に開けていこうと思っていたのですが、結局ほとんどをワイン会で開けてしまい、気づけば残り2本。前々回に開けたボトルがそろそろたそがれはじめている感じだったので、早めに飲んでしまったほうがよいのかなと思ったのですが、そんなに慌てて飲むことはないようです。前回飲んだシャルムシャンベルタンにしても、今回開けたクロサンドニにしても、(まだ早いということはないにせよ)まだまだ保ちそうなそんな力のある香味でした。相変わらずどのAOCを飲んでも例によってパリゾ節ですけど。このへんがイマイチブレークしない理由ですかねぇ。文句なく美味しいと思うんですけどね。楽天でシャルロパン・パリゾを検索
2013年08月17日
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ooisotaroさんがお持ちくださったのは私が先日初めて口にしたばかりのフランドピエ。シャルロパン・パリゾ氏がマルサネの砂地で栽培している台木を使わない自根によるピノノワール。しかも05年といえばファーストヴィンテージですよね。飲んでみると、初年度ということで前回のんだ10VTのような深みや余韻の長さまではありません。しかしACブルとは思えない独特の表情の豊かさは健在で、飲み頃的にもちょうど今イイ感じになっています。やはりプラスアルファの何かがあるワインですね。貴重なワインをありがとうございました。まさぞうさんより、ル・モンラッシェ04年。ルモワスネのものですが、ラベルがバロンテナールでないですね。別の生産者のものでしょうか。いずれにしても味わいはモンラッシェに恥じないものです。濃密な香りと充実した緻密な構造、そのくせ球体のようななめらかなテクスチャー。04年と(モンラッシェにしては)まだ若いボトルでしたが、今でも十分美味しくいただけました。って、すみません。実はオーラスに飲んだもので、かなり酔いが回って感想がいい加減です。
2013年08月15日
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暑い日がつづきますね。ワイン愛好家にとってはまさに夏枯れの季節ですが、たまたま前から一献といっていたまさぞうさんと予定が合ったので、ooisotaroさん、やまじさんをお誘いしてミニワイン会を敢行しました。コルトン・シャルルマーニュ99(ボノー・デュ・マルトレ)私の持参品だったのですが、う~ん、なんででしょう。またしても香りがまったく出てこない。味わいはハチミツのような甘い果実味があり、コッテリとしたもの。ポテンシャルは感じるものの、ちょっと本来の実力ではないかなという感じのボトルでした。テスタロッサ・ゲイリーズヴィンヤード2010やまじさんのボトルは最初銘柄を隠して出されました。目鼻立ちのくっきりした作り。オレンジの皮やシナモン、ゴムなどのニュアンスがあり、力強く甘い果実味が印象的です。昔よく飲んだアケイシアとかセインツベリーとかに通じる、ある意味懐かしい香味。状態もよく、いいワインでした。つづきます。
2013年08月15日
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ジャドが96年に買収したシャトー・デ・ジャックはムーランナヴァンのみならずボジョレーを代表するといってよい作り手。10年以上前の平野弥さんの勉強会で97VTをブラインドで出されてしっかりピノと間違えたのがこのドメーヌとの出会いでした。楽天でも結構バックビンテージも出回っていますね。今回のボトルは古葡萄さんで購入したもの。グラスに注ぐと香りがあまり立たないのが残念ですが、味わいは健全でした。目の詰まった果実味、フレッシュさはさすがにありませんが、ほどよくこなれて緻密な酒質です。それにしてもこうして改めてじっくり飲んでみるとたしかにピノっぽくはありますが、酸味がやや引っ込み気味で果実の甘みの質もピノとは異なっており、明確な個性がありますね。といいつつ、ブラインドで出されるとあっさりピノとか答えそうですが‥。ちなみにこのボトル、飲み終わるころになってようやくフローラルな果実香に大地の要素が溶けこんだ心地良い香りがでてきました。★★★☆★楽天でシャトー・デ・ジャックを検索★
2013年08月14日
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「ボジョレ再発見プロジェクト」の番外編として、最上のマスカットベリーAと噂のダイヤモンド酒造のシャンテY.A ますかっとベリーA Y3 キューブを飲んでみました。香りは初日はあまり立たず、むしろ小瓶に残した3日目の方が赤系果実やハーブ系の香りが出ていました。飲んでみると、実に濃いですね。ザラリとしたテクスチャーで、そこからしてベリーA離れしています。十分なグリップがあり、堅牢なストラクチャーが印象的。正直この季節だとやや暑苦しく感じるぐらいです。かなりセニエをやっているんでしょうね。テクニックを感じるワイン。何年か寝かせても面白そうです。クリュボジョレをイメージして作っているようですが、前回飲んだギイ・ブレトンのモルゴンとはよくも悪くも正反対でした。(どちらが好きかと言われればギイ・ブレトンの方ですが…)ベリーAの可能性を知る意味でも、一度は飲んでみるべきワインです。★★★★★楽天でダイヤモンド酒造のワインを検索★
2013年08月09日
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先日焼肉屋で会食した折に、あまり期待もせずにリストにあった北イタリア(トレンティーノ)のピノを注文してみました。これが意外なほど美味しいのです。複雑さはありませんが、赤系果実やスミレ、紅茶、シナモンなどのフレッシュで心地よい香りがあり、味わいは仏モノより目鼻立ちのくっきりした感じで甘く外向的な果実味を中心にバランスよく整っています。日ごろピノを飲みつけない人にも喜ばれそうな香味。 【6本~送料無料】ディピンティ ピノ ネロ 2010 ラヴィスDipinti Pinot Noir 2010 Lavis[イタ...価格:1,806円(税込、送料別)帰ってきて検索してみると2K以下で売られていますね。トレンティーノの協同組合のようです。絵画を用いたラベルデザインが印象的なトレンティーノのワイン生産者ラヴィス。幅広い商品のラインナップもさることながら、飲み飽きないバランスのとれたエレガントな味わいは食事との相性も良く、根強い人気のある造り手。州都トレントから北へ約8kmほど離れたラヴィス村に1858年にチェンブラット家が設立した小さな個人ワイナリーを起源とし、1948年に村の農家たちが集まって協同組合が設立されました。トレンティーノのワイン生産量はイタリア全体の1%程度。生産量は少ないですが、その品質の高さで国内外に高い知名度を持ちます。南に位置するガルダ湖のエリアは温暖な地中海性気候、北側にそびえるドロミテ山脈による大陸性気候。そして土壌はドロミアと呼ばれる石灰が多い土壌と、ポルフィーノという世界的にも珍しい火山性の石英斑岩土壌。この独特な気候条件と土壌が、フレッシュでミネラル豊かな高品質のワインを造り出すブドウを育むのです。上位グレードもあるようなので、近々試してみようと思います。★楽天でラヴィスを検索★
2013年08月08日
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金土日と家族旅行に行っていました。行き先は我が家で恒例になっている浜名湖畔の舘山寺温泉。宿泊中、まさに浜名湖沖が震源の地震に遭遇しました。地震の大きさは震度4でしたが、まるで爆弾が爆発したかのような轟音と揺れがあり、かなり焦りました。日曜日は諸般の事情により朝一番で帰京したので、帰路家族にわがままを言って私だけ東急の試飲に立ち寄らせてもらいました。目的はなかなか飲む機会に恵まれない珍品2種。特にパリゾのフラン・ド・ピエでした。台木を使わず自根によるピノノワールを0.25haマルサネの自分の畑に実験的に植樹したもの。とてもACブルとは思えない、深みのある果実感や口中の表情、それに余韻の長さです。10Kを超える値段に見合うかはともかく、面白い銘柄であることはたしかです。もう一本はマルク・ロワのキュベ・アレクサンドリーヌ。ミルランダージュ(結実不良)のブドウから作られるキュベですね。毎年作られるわけではないとのことですが、私の知る限り、05年以降毎年リリースされています。濃厚な色調ですが、飲んでみるととても闇雲に濃いわけでなく、しっとりとした果実感とフローラルなニュアンスをよく残しています。11年らしい青っぽさを少し感じますが、構造もしっかりしていて村名格とは思えない充実した内容。いずれの銘柄も変化球ではありますが、格付けを超えた面白いワインでした。もっともプライスの方も格付けを大きく超えているところがやや悩ましいですけど。
2013年08月07日
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「ボジョレー再発見プロジェクト」粛々と飲んでいきます(^-^)。 ギイ・ブルトン氏は、ボージョレ地方の自然派ワインの先駆者であった故マルセル・ラピエール氏の下でワイン造りの手伝いをしていました。そして、1987年から自分でワイン造りを始めました。ブルトン家はギイ氏の祖父の代からワインを造っていましたが、両親は別の仕事をしていたため、その間は他の方にワイン造りを依頼していました。しかしその方が事故で他界した為、マルセル氏の薦めもあって、現当主のギイ氏がワイン造りを継ぐことになりました。現在はモルゴンを中心に約7haの畑を所有しています。 もともと徹底した無農薬農業でワインを生産していましたが、近年ではその評価がどんどん高くなり、今では入手困難なドメーヌの1つに“仲間入り”してしまいました!収穫はブドウの糖度を出来るだけ上げるため、ギリギリまで待って収穫します。また、除草剤は一切使用せず、土壌の違いや樹齢の違いごとにキュヴェを分けて醸造します。アルコール醗酵はアロマを引き出す為に約30日間かけてゆっくりと行われ、亜硫酸は瓶詰の段階で微量使うのみです。自然な旨みを大切にするため、コラージュ、フィルター共に行いません。さらに酵母は天然酵母を使用するなど、あくまで“自然仕様”のワイン造りにこだわっています。そして驚くことに、熟成用の樽は、DRC社から譲られた2、3年樽を使用しています!(これはDRCのオーナーと友人であるので可能なのだそうです。)平均樹齢がとても高く、樹齢90年を超えるものも含む古いブドウの樹から、丁寧に、そして自然仕様で造られた低収量ワイン。彼のワインを飲まれたら「 ガメイがこんなに美味しいなんて !! 」ときっと叫びたくなるに違いありません!まあ叫びたくはなりませんでしたが、悪くない仕上がりですよ。イチゴゼリーやラズベリー、ザクロ、紅茶、奥からほんのりスーボワとともに乳酸や少し饐えたような香りが感じられます。飲んでみると、ジューシーでみずみずしい果実が感じられ、タンニンはおだやか。自然派的な造りの良い面が出た健康的でスルスルした喉越し。6年経過しているのでもっと熟成感が出ているのかと思っていましたが、あまりそうした香味は感じられず、むしろまだ若々しくすら感じます。12.5%のアルコール度といあまってスルスルと飲めてしまうので、ふだんはせいぜいボトル半分の私が気づけば一本空にしていました。良年ならもっと寝かせておいてもいいのかもしれませんが、このVTに関してはこれ以上寝かせてもあまり付加価値が加わるというタイプではなさそうです。このタイミングで飲んだのは正解だったのでしょう。今の季節にいいですね。同じ生産者の10年も買ったので、遠からずそちらも飲んでみます。★★★☆
2013年08月05日
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ツートップは相変わらず変えませんでしたが、コンブオーモワンヌ以下買えたので満足です。ほとんど買えなかった10VTを買い増しておきたいんですけどね。めったに出てきませんね。こちらは東急本店で買ったヴィレーヌ赤。セールのときは一人一本だったようですが、先日行ったら、普通にゴロゴロ残っていました。ルーミエもルソーも高くなってしまったし、グランクリュを買っても飲み頃になるころまでワイン飲める体でいるかわかりません。これからのVTはフーリエとヴィレーヌとパリゾだけ買っておけばいいかなと思っています。
2013年08月02日
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順番が前後しますが、先日開けたモンサラのボトル、初日に飲み過ぎて二日目は酒量的に物足りなくなってしまいました。それでセラーにあった仏の安泡を急遽開けることにしました。最近ハマっている一連の安スパークリング、どれもそこそこの水準で、夏に飲む泡はこれで十分だなぁと満足していますが、唯一問題はアルコール度が11~12.5%程度と全般に低めなことです。気づくと一日でボトル三分の二から下手すると一本飲んでしまっています。要するに価格安い分消費スペースが早い、と。カーヴ・ド・バイイはシャブリの近くにある生産者組合です。ここは、シャブリ地区周辺の厳選されたぶどうからシャンパン製法でとっても丁寧にスパークリングワインを作っています。悪くないです。直前に飲んだモンサラほど目鼻立ちはくっきりしておらず、線も細めですが、味わいはドライで、こじんまりとなめらかにまとまっています。アルコールが浮いたようなところがないのもいいですね。あまり自己主張せず、食事に合わせてくれる軽めの泡。ただ、二日目はエグみが出て結構バランス崩していました。まあボトル差かもしれませんが。★★★
2013年08月01日
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