アキハバラ的散財生活

2003年01月26日
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日曜日の朝、というとずっとこの番組(のシリーズ)が当たり前になっていて、遂に...というかラストを迎えました。
「おジャ魔女どれみ」
4年前に始まったときは正直ここまで続くとは思いませんでしたが...大阪ABCのスタッフの地道な努力によって良質なドラマが形作られた、と言っても過言ではないでしょう。(そういう意味で原作はありません)

大きく分けて「魔法界」と「人間界」のお話に2分されます。接点は、主人公のどれみが「まほう堂」の女主人が魔女マジョリカであることを見破ってしまってことでしょうか。このため掟に従ってマジョリカはシリーズの最後まで「魔女ガエル」に変身したままになってしまいます。早く魔女に戻りたいマジョリカはどれみを魔女にして魔法を解かせるべく、魔女見習いにします。はづきとアイコも一緒に魔女の進級試験を受けてどれみを引っ張りあげていく、というのが1年目の前半のメインとなり、後半は3人の魔女見習いのカウンターパーティとしておんぷが教えを守らない悪い見習い役として登場します。2年目は魔女の赤ん坊ハナちゃんを4人の魔女見習いが育て上げるお話、3年目は魔女から魔女見習いに降格したモモコを仲間に加えて、魔法のお菓子を作るお話、4年目は小学6年生の女の子に変身したハナを魔女見習いにして、先々代の女王様の因縁を解き明かすお話、と毎年テーマを決めてお話を作っていく方式が採られました。これと並行的に人間界のお話としては、どれみも小学3年生から毎年リアルタイムに昇級していきます。当時小学校3年生だった子供達は、現実に今年の3月に小学校を卒業するわけです。

どれみの家庭は至って平凡で、写真好きなお父さん、ピアノが好きなお母さん、おしゃまな3つ下の妹ぽっぷが家族です。「世界で一番不幸な美少女」と自己蔑視していたどれみですが、本来の寛容さに磨きが入って、その成長ぶりを見せつけてくれます。はづきの家はお母さんの一族がなぜかお金持ちで、お父さんは入り婿、身の回りはばあやがいる、というちょっと世俗から離れた環境です。一方、アイコの両親は離婚中でした。母親は福祉施設のケアマネージャ、父親はタクシーの運転手、共に就業時間が不規則であるため、病気にかかったアイコの看病をどちらがどう見るかで大喧嘩して、そのまま離婚していたのでした。こうした事情は現実にいくらでもありえるケースで、見事な世相反映です。最初は自分が父親から離れたら父親が一人でやっていけるはずがない、母親には母親の人生がある、と考えていたアイコですが、やはり父親を任せられるのは母親しかいない、と考えるようになる辺りは、アイコの成長ぶりが伺われます。おんぷの父親は長距離電車の運転士で、家を空けることが多く、芸能界の経験があった母親はおんぷを子役にして、寂しさを紛らわせていました。(いわゆるチャイドルのマネージャーなんですね)これも場合によってはありそうな家庭の一幕です。おんぷは母親に甘えることなく、プロフェッショナルを目指すことになります。(ラストの脱チャイドル宣言はこのためですね)

一番インパクトがあったのはモモコでしょうか?
帰国子女なので日本語が話せない、という設定なんですが、どれみの立場にテレビの前の子供を立たせるため、敢えて「和訳」無しで番組が進行します。その最初の部分を紹介しておきますが、私も自分のヒアリングに正直自信がないので、台本とは違っているかもしれません。ピアスをしたまま教室に来たモモコに担任の関先生が外すように注意をします。

関先生「No pierce in studying school, so take it off.」
モモコ「No.」
関先生「Why not?」
モモコ「Nobady says anything about my pierce in United States.」
関先生「...はずしなさい!」
モモコ「No, I’m not to get off.」
関先生「Take it off !」
モモコ「(crying...) Who is my teacher? Any fear tell me to take my pierce off! I can’t come my school any more ! Nobody.....(;>_<;)」
関先生「まぁピアスについては親御さんに相談するとするかぁ(^0^;)」

ちなみにピアスはpierced earringsの略ですね。
言葉も違えば文化も違う...同じ日本人といえども、子供にとって帰国子女は最初はこういう風に写っているんでしょうね。

その他にも登校拒否、塾通い(受験)、男女の生理差など、現代の子供達が体験しそうなトピックを掘り下げてストーリーが作られていきましたが、一見で終わらせることなく、その後、その後々までをきちんと追いかけていくことで、ゲストキャラといえどもきちんとスポットを当てきった様に思います。クラス名簿を見返してみれば、一人一人が主人公であった、といえるような作り方です。

テレビ朝日はABCにこの時間帯を「どれみ枠」として永久に使ってもイイ...というような条件を出していたようですが、さすがにスタッフの気合いがそこまで回りません。この辺が一区切りで丁度ヨカッタのではないかと思われます。本当に最後までお疲れさまでした、と制作にあたった方々にエールを送りたいと思います。





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最終更新日  2003年01月26日 16時09分33秒
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