ハウスメーカーってどうよ
怒られそうだけどっま。いいか。書いちゃお～っと。
まず最初に断っておくが、以下に書くことは
全てがそうだとは言いません。
ハウスメーカーの方怒らないでね。
そういう会社もあるってことだけわかってください｡
また、他人の振りみて安心なされないようにね(^^ゞ
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凡は建築修行の間に業界大手のハウスメーカーに3年ほどいました。
ちょうど不景気に差し掛かってきた頃です。多分、即戦力として入社を許されたんだと思います。
売上が下がってきたんでしょうねェ。３年間でボーナスは最初の年のみ。
設計部の部長がよく言ってました。「俺だって昔はン億売ったんだ。昔はよかった」
ちょっと引きました。経営者の言う言葉とは思えなかったからです。
営業会議に出席してて
売上が伸びない理由が盛んに議論されていました。最も多い理由が
「うちの商品は高い。」簡単ですねェ。安い住宅が主力の会社との競合で負けるからこんな意見が出るのです。
「高いから売れないんだ！」
その結果、新しいシリーズが生まれました。
「簡易輸入住宅の価格破壊バージョン」
ありきたりですねェ。他社で売上が伸びている主力製品の真似です。
自由設計が取り得なのに、サービスパッケージを出しちゃいました。
ここでハッキリと解りました。「お客さんのことなど頭にない」ってこと。
おおきな看板がバックにあるので、お客様との距離が遠いことの現れです。
住宅を安くするにはまず、材料費を叩く。
資材を安く手に入れるには同じ製品を大量に仕入れる。物より思い出…。
違った。物より値段です。（さむっ）輸入品も安いですねえ。メンテナンスは誰がやるんだろう…。
お構いなしです。
次は職人を叩く。
日本経済の中心と言っても過言ではない建設業（６５３万人？）
を支えていたのは言うまでもなく職人だ。それを叩く！偉いですねえ企業は。
いくら便利な道具があっても人間の手をかけずには建たないのが建築です。
ある意味手工業なんですね。手づくりです。
汗水たらして働いて、儲けが出ない。やる気おきますか？
このお客さんのために！と思えますか?
最近では企業が（なんと！設計事務所も！）資材を調達、支給して、職人さんには手間代しか払わない。
それで「うちなら安く出来ますよ～」と宣伝しているそうです。
確かに、ネットで調べて大量に輸入すれば下請けの仕入れ値より安いです。
乗せてないからね。工務店や大工さんの取り分をなくして単純に労働力だけ払う。
日雇い労働者じゃないんです。職人は。
工期を減らすのも安くする手段です。
短い時間の中に押し込むことによって手間代を減らし、お客さんからの入金も
早くなって好都合です。
「お客様のために」とか「いいもの作ろう」という気は起きませんよね。
ただし、これはこれでと割り切ってる職人さんも多いです。次の仕事がある
安心感はありがたいことです。でも、カンナをちゃんと使えなくなっているのは確かです。
このように、ハウスメーカーは価格破壊によって職人から嫌われ、
お客様から遠ざかり、品質まで落とすという悪循環に自ら落ちました。
言っておきますが、社員（設計士）が自ら”このままじゃいけないっ！”なんて
叫ぶことは”絶対にありません！”また、品質向上について社内で議論するなんてことも
”ありえません！”
でも安いですよ～今。平気で100万円くらいは値引きします。競合いっぱい作って
戦わせれば得した気分になれます。
床下を覗きましょうね。ごみは落ちてませんか?断熱材はちゃんと入ってますか?
追加で請求された料金はちゃんと説明を受けてますか?
ようやく回ってきましたね。誠実にやってきた中小企業の皆さんはチャンスです！
僕もがんばろっと。(^o^)丿
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