2005.11.01
XML
テーマ: 在宅介護(1594)
カテゴリ: 帰国後、介護編
気がつけば最終面接にたどり着きました。
相手は外資系メーカー。
どうやら、総務と人事のこないだの面接はOKだったようです。

あんなにやる気だったのに
私今日、前回の面接より燃えていません。
なんでだろう。。とりあえず行こう・・適度に緊張はしてるし。

今日も近所の方がサンドイッチを持ってきてくれた上
母は、また、
「今日は面接だね~。頑張ってね。
 それで明日来るならパジャマ(二着)買ってきて」
・・厳しい・・・。

今度は難なく着いたのですが
なんだ、この緊張感のなさ。

しかし、また派遣の営業さんと離れ離れにされ
面接官(その仕事のボスに当たる人)が入ってきた瞬間、
肉食動物に標的にされたような 緊張感・・・。
だってこの人、見ただけで切れ者だって分かる。
スガシカオみたいな顔してピンクのネクタイだけど
着てるものも動きも全部、出来る奴の姿だ。
しかも目を見て背けない。
俺がボスだって言うことを全身でしゃべってるみたいだ。

質問もね。
「どんな仕事って言われた?」
「展示会ですとか、チラシの作成ですとか・・
 マーケティングと言われましたが・・販売促進の仕事だと思います。」
「マーケティングってどういう意味?」
日本語でですか? 」(バカ
「は?」
「マーケティングは・・市場を広げるという意味だと思います・・」
「市場を広げる・・うん。まあそうだね」(ホッ)
「今までやった一番大きな失敗は?」
「両替を一桁間違えて、5円玉で金庫室を埋め尽くしたことです。」
「で、どうしたの?」
「銀行さんに返しに行きました」
「ふーん。失敗すると凹むでしょう?どうやって解決させる人?」
「失敗もしましたし、その上こっぴどく怒られましたが・・
 今でも引きずるほど凹んだ覚えはありません」
「新しい環境で、一人でやっていける?」
「もともと、友達と一緒に部活を選んだり、
 学校を選んだりするタイプの人間ではありませんし、
 新しい環境で新しく会う人と話すのは好きです。」
「ふーん」
・・・・沈黙・・・・・・

ふーんの後の沈黙が
今まで君がやっていた仕事なんかは小さい世界だね
と言われているかのような感じ。
また、仕事は大変だよと脅される。何度も脅される。
未経験を武器にして
「私は、まだ一社でしか働いたことがないので
 働けば、仕事はこういうものだと思うと思います。」
って言うしかないじゃん。
「覚えることいっぱいあるけど、すぐ覚えて働ける人?」
「覚えは、遅いほうだと思いますが、
 私は・・ オタクなほうだと思うので (なんじゃそりゃ
 仕事でも商品でもはまって覚えていくタイプです。」
「ふーん。」
・・・沈黙・・・・
「アシスタント業務だけど問題ある?」
「どういう意味ですか?」
「いや、やりたかったことと違う~みたいな」
「いいえ・・仕事が勉強できて働けるのでしたら問題ありません」
私の下で働く のは問題ある?」
は・・?好き嫌いってことですか?
「いいえ。問題ないと思いますが・・・?」
「ふーん。」


終了後。また緊張を謝罪。
他にも数名候補がいるようなので
自分は受からないんじゃないかと思うんだけど
っていうか絶対無理。
部屋ががら空きになるのに、帰っていいよと声を掛けられただけなんで
すぐ次に面接があるとは露知らず(だれも待ってなかったし)
電気とエアコンを消して、部屋のプレートを「空室」に換えてきちゃったよ。
だって・・もったいないじゃん。


近くのイオンで買い物してNovaを見学してみる。
うむ・・・・・
母に面接を終わったことをメールする。
「やるだけやったんだから、あとは天命を待つ。頑張ったね。いいこいいこ。」

天命か・・・
あたしが天命だったらあたしを不採用にするなあ。
っていうか、むしろ不採用がいい!そうだ!それがいい!きっとそうなる!




昨日のコメントで皆さん、
「サクライ・・何か始めてやがる・・」とお思いだと思いますが・・
私が今やろうとしていることを簡単に説明すると、
Ajiさんバックアップの下、
仙台初、支援費による介護の事業所を母のために作り
人を集めて、母がマネージメントをして、
完全他人による介護をやろうとしているのであります。
うちは母子家庭だし、姉妹のどちらかが一人主体で介護を24時間やったら
もう一人は3人分稼がないといけません。

そして母が呼吸器をつけない言い訳を一つずつ消していかないといけません。
そのうちの一つは、「娘の犠牲」です。
どちらかが外に出ないでやりたいこともやらず自分の介護にあたること。
二つ目「経済問題」
母が、いくら今まで蓄えていたとはいえ、それを使っても限界があります。
そこで、支援費をつかって自給自足の介護ができる事業所を立ち上げたいのです。

そんなわけで、昨日は市役所と県庁を往復していたというわけです。
それで、東京に行くわけなんです。

もう少し時間がほしいし、
こっちの準備を先にしてしまったほうが安心だし
姉はよく私に
「あんたはホントに大殺界がない。何かに守られてる。運がいい」と言いますが
私が私を守ってる星とかだったら、絶対、私を不採用にします。
むしろ、不採用で、こっちを進める。
面接だったというのに全然、がっかりしてないし
むしろ、早く進めたい。
私は才能には恵まれなかったが、運と縁には恵まれたかもしれません。

母「あらま!なんで?あんなに働きたがってたのに・・・」
私「仕事より面白いから。
 お母さんも、もちろん協力してくれるよね。(と言っておく)
 明日ある程度、私がわかったところまで説明しにいくからねー」
母「うん。わかった!タオルケットも持ってきてね~」


・・・ホントに分かってんのかな。
仕事より面白いじゃん。うちでできなくても、誰かがやれるし。
Ajiさんのバックアップあって安心だし。
新しいことをするワクワク感。
しかも、さくら会のHP、母がすでに読んでいたから
「怪しい宗教集団や詐欺集団」と誤解されないしね。
大きな仕事をするときは周りを巻き込むことは基本ですので
近所の人も母の従妹も超協力的。もちろん姉もです。
Aji先生~これからもよろしくお願いします。
そして、不採用を一緒に祈りましょう!(爆


そんな母へのクリスマスプレゼントの準備を始めました。
可愛い布を買ってきて、
尿が入っているフォーレの袋を入れるバッグを縫っています。
外出したくなるほどの、可愛いバッグをね!
完成したら画像をアップしますねー♪
ミシンなんて中学校?小学校以来?
さっき下糸がなくなってやめました。
だれか下糸の入れ方を教えてください。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.11.01 23:25:05
コメント(9) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: