それでも世界はよくなるプロジェクト。

それでも世界はよくなるプロジェクト。

世界最高峰の前夜



彼は私に気を使ってくれて、何度も休憩を取ってくれた。

彼は実際速かった。

そして、数時間登った後、山小屋が見えてきた。

山の小屋

あそこに今日は一泊するらしい。

とても古びた感じの山小屋だったが、おいしいネパール料理をもてなしてくれた。

ちょうど、泊まるもう一グループは、日本人のカップルだった。

この小屋には犬がいた。毎日毎日、ここからヒマラヤを見ているのだろう。

ヒマラヤを見ているワンワン

着いた時間が夕方近くだったので、ヒマラヤはあまりきれいに見れない。

しかも、天気があまりよくなかった。

しかしナラヤンは言った。

「今日天気が悪いと、明日は必ずいいヒマラヤが見れる。」

本当かどうかわからなかったが、まぁ天気はどうしようもない。

近くを散策することにした。

そしたら、子供たちが遊んでいた。

何か、日本の缶蹴りの様な感じの遊びをしていた。

私もルールを教えてもらって、混ぜてもらうことにした。

山のなかで石投げ坊主

インドと違って、たくさんの子供たちがいた。

たくさんの人種の子供たちと言ったらいいのか。

アーリア系の人種。モンゴロイド系の人種。

多種にわたる、顔形だった。

私は、童心に帰って遊びに遊んだ。ナラヤンは最初抵抗があったようだが、

彼も一緒に遊んだ。とても楽しい前夜だった。


絡まれてる俺。やたらになついた子

私は彼らが楽しそうだった。イキイキしていた。

彼らがまず初めに私にあったときの言葉は、「ペン頂戴」

だった。私はおかしな感覚だった。

今までは、インドで「お金をくれ」と子供たちにせがまれていた。

しかしネパールではペンである。

ナラヤンに聞いて見た。すると、彼らは、勉強したいから、ペンがほしい

といっているのだと言っていた。

当たり前のことだと思うことは、世界では当たり前でない、そう実感した

出来事の一つでもあった。


その後私とナラヤンは、同じ部屋に泊まった。私のいびきに耐えてくれれば

いいのだが・・・とおもいつつ。

ナラヤン一泊、一服






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