マリオのちょっと一息、、、

心に残っている本は？

今日は、「心に残っている本は？」と言うことで、「しあわせのパン」の文庫本と映画のDVDをまた観てみました。文庫本DVD映画は、たしか去年の夏頃、湯～とぴあのビデオ上映で初めて観ました。とても好きな映画でその月は毎週欠かさず湯～とぴあへ行き、この「しあわせのパン」を観るのがとても楽しみでした。そして毎回涙を流して優しい気持ちで帰ったと記憶しています。約１年ぶりに再度この『しあわせのパン』の文庫本と映画のDVDを観てみました。マリオがこの『しあわせのパン』が気に入ったのは、映画の最初にでてくる、「月とマーニ」という絵本がすごく気になったからでした。「月とマーニ」「少年マーニは　自転車のかごに月を乗せていつも東の空から　西の空へと走っていきます。太陽を乗せた少女　ソルがやってくるとマーニは少しお休みします。ある日　マーニが歌いながら自転車を走らせているとやせ細った月が言うのです。『ねえマーニ、太陽をとって。一緒にお空にいると　とってもまぶしくって』『だめだよ、太陽をとったら困っちゃうよ』『誰が？』『僕だよ。』『どうして？』マーニはきっぱり言いました。『だって太陽をとったら　君がいなくなっちゃうから。』そしてこう続けました。『そしたら夜に道を歩く人が迷っちゃうじゃないか。』 『大切なのは君が、照らされていて君が、照らしているということなんだよ。』そしてそれからずっといまでも月とマーニは自転車に乗って毎日夜空を渡っています。」 (三島有紀子・作　ポプラ文庫　『しあわせのパン』より)、、、どうですか？映画の中では、有名な絵本作家書いた作品のようでしたので、誰の作品か調べてみましたが、この映画の製作者である三島友紀子氏の書き下ろしでした。この映画と同名の「しあわせのパン」と言う文庫本の巻末に特別付録としてこの「月とマーニ」付いていたのです。この映画が好きな人は、この文庫本も読んで見ることをお勧めします。どちらから先にご覧になられても、より一層この「しあわせのパン」の世界へ引き込まれ、より優しい気持ちになれると思います。