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「自動翻訳」のつづきです。 中越逮捕のニュースをだれよりも興味深く受けとめたのは川村恵だった。「いよいよ面白くなってきたわ」 恵は一人そうつぶやいた。 もしかしたら、アミスクの海賊版も中越の仕業かもしれないし、いや、もっと面白いことがある。米重と中越がグルかもしれない。 押収品のなかに「ネットワーク障害辞典」があったということは、米重が関与している可能性も浮上してきたということだ。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.31
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× すべてのメニューに消費税が含まれています。 とにかく「すべての」がつくのはローマだけ。 メニューってのは全体でひとつのはず。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.31
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情報子の家族と社会 「安泊記者の受講記」 人はだれも仕事をもっていて、何らかの社会に属しています。急に事情ができて仕事に行けなくなったらどうしますか。まさか、会社の人も、本人がダメなら、家族のだれかに代わりにやってもらおうなどとは思わないはずです。 単純作業なら代わりが務まるかもしれませんが、それなら何も家族に頼む必要はありません。 もちろん、事業所を家族で切り盛りしているところもあるでしょう。でも、たいていは同じ家族といっても、それぞれ仕事が違います。家族は家族でも、それぞれが属している世界がまるでちがうのです。 言われてみれば当たり前のことです。 ことばの世界でもそうです。 いわゆる類義語というものは同じ家族に属すると考えていいものです。ところが、同じ家族でも、それぞれがまったく別のネットワークを形成していることも珍しくありません。 その当たり前のことがまったく無視されているのが、翻訳の世界だと言うのです。 たとえば、「有益な」、「有用な」、「有効な」などという情報子があります。どれもみなよく似ています。ある意味で同じ家族に属すると言ってもいいでしょう。 ですが、この3つをまったく同じように使うことはできません。「調べる」と「調査する」も同じ家族です。一見、「調べる」をちょっと余所行きにすると「調査する」になりそうな気がします。ところが、「辞書を調べる」とは言えても「辞書を調査する」とは言えません。「ちょっと内臓の具合を調べてみましょう」とは言えても、「内臓の具合を調査してみましょう」とは言えません。「調べる」と「調査する」は同じ家族でも、全く別のネットワークを形成しているからです。「変更する」と「変える」、「書き変える」などもそうです。 たとえば、「変更する」は次のような情報子とネットワークを形成しています。暗証番号を変更する営業方針を変更する環境設定を変更する計画を変更する契約内容を変更する曲目を変更する公開日時を変更する作戦を変更する氏名を変更する住所を変更する設定を変更する内容を変更する日時を変更する日程を変更する場所を変更する方針を変更する本籍を変更する名称を変更する予定を変更する予定の便を変更する予定の列車を変更する このネットワークのなかに「訳文」は入っていません。ですから、「訳文を書き変える」、「訳文を修正する」とは言えても、「訳文を変更する」とは言えないのです。 その言えないはずのものを平気で言う人が翻訳会社の社長をし、それを講座の講師に迎え入れる団体があるから、日本国の翻訳がおかしくなるのです。トラドキスタンでは考えられないことです。 なるほど、家族と社会か、うまいことを言うものだと感心しました。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.29
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中越の押収品のなかから「情報子ネットワーク辞典」、「ネットワーク障害辞典」なるものが見つかった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.29
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× 少ない年金をもらいながら死亡した人(のことも考慮する必要がある) 民主党長妻議員 本気で自民党に伍していくつもりがあるのかどうか。 □ もらえるはずの年金をもらえないまま死亡した人 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.28
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「中越メモ」 「こんなことからいったい、豪訳くん海賊版販売の動機を裏付けることができるんですかね」 捜査員の間からもそういう疑問が出てくるようになった。 まさにその通り。 未だにavailableを「有用な」とするやつがおる。 アホか。 いったい、日本語がきちんとわかっとらん連中が英語を勉強するからおかしくなる。 用という漢字があれば、それで何もかも同じ意味に使えるとでも思っているのか。 確かにこんなメモが見つかったからといって、動機を立証することにはつながりそうにない。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.26
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「中越メモ」のつづきです 警察が中越メモを押収したのはもちろん、中越の動機を立証するためであった。しかし、警察はそのあまりの量に手を焼くことになった。 × よい再現性を有する ふざけた訳だ。ふざけた日本語、いや西ハワイ語だ。こういう日本語を書く人間が仕事をしてはいけない。 「こんなことからいったい、豪訳くん海賊版販売の動機を裏付けることができるんですかね」 捜査員の間からもそういう疑問が出てくるようになった。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.25
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「中越メモ」のつづきです。 ひどい翻訳書はいくらでもある。たまたま手にした翻訳書が我慢ならないものであった場合、その翻訳書を標的に仕置き人を遣わしてもよいのだが、そうすると、ゴルフ禁止のところでゴルフをしている人間や、侵入禁止のところに入ってきた車みたいなことが起きる。 番しとけ。 要するにそういう連中はみんながやってるのに自分だけ槍玉に挙げられるのがいやみたいなのだ。 翻訳でも同じで、たまたまひどい翻訳があったからといって、下には下があるのだから、きちっと調べてからでないと攻撃をかけるのはまずい。 だから、翻訳書鑑定人を100人養成して、この世のとんでもない翻訳書をひとつ残らず鑑定して、順位をつけてやる。 ひどいものから順に、あとは仕置人の仕事。 ちゃんとぼんさんも用意しとけ。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.24
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中越メモ 押収された資料は「中越メモ」と呼ばれるようになった。 そのなかの一節に次のようなものがある。 仕置人20人養成 これで、現在の翻訳業界を破壊する。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.23
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ネットワーク理論というのは、タンパクの解析にヒントを得たものだということです。 たとえば、ある遺伝子(タンパク)が脳でどのような機能を発揮するかを明らかにしたいと思ったとき、タンパクの構造からそれがわかるかというと、もちろんわかることもありますが、とんでもない意外な事実を突きつけられることもあります。 それは外見から人の職業や人となりを推測するのに似ています。 人は外見だけでかなりのところまでわかりますが、それだけでは判断できないこともたくさんあります。その人の職業や人となりを知りたければ、その人がどんな人と交流があるかを知るのがいちばんです。 タンパクもそれと同じで、どのようなタンパクとの間に相互作用があるかを探るのが、そのタンパクの機能を知るのにいちばんいい方法です。さらに、タンパクというものはいくつかのタンパクとネットワークをつくっており、そのネットワークを知ることも、タンパクの機能を解析するうえで重要なことです。 人間で言えば、どの組織に属し、どの人と交流があるかということです。 実はこれが言語についても言えます。 ある単語(情報子)がどのような情報を伝達しようとしているかは、その情報子を辞書で引いただけではなかなかわかりにくいものです。情報子が伝達しようとする情報を知るいちばんの方法は、その情子がどの情報子と結びつくかを知ることです。 どの情報子も他の情報子とネットワークを形成して意味なり情報なりを伝達するようになっています。 そのネットワークを理解していないから、「軌道を変更する」や「訳文を変更する」など妙な言い回しが生まれてくるわけで、翻訳者が生み出す妙な日本語にメスを入れるためには、とりあえずこのネットワーク理論の方が即効力があるというわけです。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.23
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中越が豪訳くんの海賊版販売で逮捕された。 家宅捜索で多数の証拠品が押収され、そのなかにおそるべき業界転覆計画が見つかった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.22
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中越が逮捕された。 容疑は豪訳くんの海賊版販売である。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.21
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カリンはさらに続けた。 それと忘れていましたけど、各国語の習得ということを考えたときも、とりあえずネットワーク理論の方が手っ取り早いのではないかと思います。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.21
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私は久しぶりに再会したカリンにネットワーク理論のことを聞いてみた。カリンはいとも簡単に説明してくれた。「ネットワーク理論も、情報量理論の一部であると言えば一部にはちがいないんですけど、とりあえず情報量という概念を用いずに、情報子と情報子の結びつきにだけ注目して考えていこうというものです」 理論というものは、基本的にはそれぞれ目的があると思うんです。情報量理論も本当はそんなに新しいことは何も言っていません。当たり前のことばかりです。でも、原文の構造をそのまま訳文にも移すのがよいと考えている人を論駁するには、これしかないんです。 ある意味で、情報量理論は、原文の構造をそのまま置き換え、原文の単語を1対1で対応させるかたちで日本語に置き換えようとする人たちを封じるためのものです。 もちろん、病根は同じところにあるんですけど、最近特に情報子と情報子の結びつきのおかしな文が目立つようになっています。エレマーでも優遇されている会社の女社長自らが「訳文を変更する」、「惑星が軌道を変更する」なんてことを平気に言うようになっています。 そういうものに対抗するためには、何も言語情報伝達の根本的な問題にまでさかのぼる情報量理論を出してくるよりも、もう少し個別的に直接かかわりのある理論を出して繰る方がよいのではということで出てきたのがこの理論です。 情報量理論が情報科学にヒントを得たのに対して、ネットワーク理論はタンパク質の解析にヒントを得たものです。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.20
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中越は憮然としてエレマーの会館を出た。 まさか、31社のトライアルを残らず受ける者がいるとは思ってもみなかった。 それが明るみに出たことで何かまずいことが起きるか、一呼吸置いてじっくり考えてみなければならなかった。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.19
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外泊許可が出て、ようやく学生村に戻ることができた。 たあ、それは金曜日にかぎられていた。なぜ、金曜日なのか。どうも私にネットワーク理論を学ばせるのが目的だったようである。 そもそも情報量理論がこれだけもてはやされている国で、なぜ今になってそんな理論が出てきたのか不思議でならなかった。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.19
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安泊記者に外泊許可が出た。 週1回は学生村の講座に参加することができるようになった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.18
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× 作家の書いた書籍のほぼ全てを無断で丸写し。 ○ 作家の書いた書籍をほぼ全文無断で丸写し。 × 逮捕された男性は約100のURLを持ち、そのURLのほとんどを使って、無断で書籍のほぼ全てである109章分の文章を手動でアナログ入力し掲載していた。 「書籍のほぼ全てである」なんて、関係代名詞をまともに訳せない学生でもあるまいに、とにかく、もう日本国のやることはお話にならない。 「そのURLのほとんど」のあとに「に」がくるならともかく、「を使って」なんて日本語としてありえない。 トラドキスタン政府と国民は、このような「全て」の使い方をする日本国に対して、激しい憤りを表明した。 このような「全て」の使い方をして、ネット上に掲載することは、著作権法違反よりもはるかに罪が重い。 トラドキスタン政府はこれを受けて情報子ネットワーク破壊防止法の検討に入った。 このようなものが日本語としてまかり通るのであれば、もはや戦争しかありえない。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.17
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でも、海賊版を販売するなんて明らかに犯罪ですよね。 犯罪を犯してまで、そういうことをやろうとするなんていったいだれなんででしょうね。 米重松三でしょうか。 米重さんがですか。 もちろん、まだ推測の域を出ませんが。 確かに米重さんは「最後は大塩平八郎」なんてことを言ってましたが、最後の行動を起こすにはまだ事が小さすぎると思うんです。 それはそうね。 もっとも、豪訳くんの海賊版が出回っているという噂は確かなようね。 私はオクトリングエの中越さんの線もあると思うんです。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.16
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「中越発言」のつづきです。「おわかりになりませんか。守秘義務のような小さなことまで含めていっさい法に触れずに、31社の情報を残らず手に入れる方法がひとつだけあります」 場内からくすくす笑う声が聞こえた。 Rita Palazzo 'Oroにならできる。 説明の必要はなかった。翻訳者の間では有名なブログだった。 「これほどまでにトライアルを受けまくり、しかもそれを公開している人はいません」「だとしたら、そういうことをブログで公開すること自体、守秘義務に違反するではないか」と中越は言った。 立ち上がった女性は「その人はそんなことをいっさいしていません」と答えた。 その人のブログがヒントになっただけです。 豪訳くんをもっていることを条件にしている募集があまりにも多いので、全部当たってみたら、何かがわかるんじゃないかと思って、31社全部トライアルを受けました。31社とも不合格でした。まるで判で押したように。どの会社からも不合格の理由を説明するファイルが届きました。そのファイルの最後にN後伯というサインのようなものがありました。珍しいお名前ですから、ほぼ特定していいのではないかと思った次第です。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.16
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「中越発言」のつづきです。「ちょっと待った。機密保持の点から、そういう情報をあんたがつかんでいるのはおかしい」「そうでしょうか。エレマーの求人情報にちゃんと豪訳くんをもっていることという条件が書かれてありますから。エレマー会員ならだれでもわかることです」「翻訳会社はわかるだろうが、クライアントまではわからんはずだ」「それがわかるんです」「、、、、、、、、」 場内は騒然となった。「だれかが、どこかで法を犯して情報を提供しなければ、そんなことがわかるはずがない」「それがわかるんです。中越さんは31社を通じて翻訳者を募集しておられます」「仮にそうだとしても、その31社に応募した翻訳者を探し当て、ひとりひとりから聞き取りでもしないかぎり、そんなことがわかるはずがない」「本当にそうお思いですか」「もちろん」「そうだとしたら、中越さんは翻訳者をかいかぶりすぎていらっしゃいます」「翻訳者同士がみんなつながっていて、情報を全部共有しているとでも言うのか」「そんな高等なことができれば、この業界はもっとよくなっていますよ」「じゃあ、どうやったらわかるんだ」「おわかりになりませんか。守秘義務のような小さなことまで含めていっさい法に触れずに、31社の情報を残らず手に入れる方法がひとつだけあります」 場内からくすくす笑う声が聞こえた。 Rita Palazzo 'Oroにならできる。 説明の必要はなかった。翻訳者の間では有名なブログだった。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.15
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「中越発言」のつづきです。 その時、一人の女性が立ち上がった。「中越さん、どうもおっしゃることと、実際の行動とが矛盾しているように思うのですが、」「矛盾、それはどういうことだ」「この1年の間に、中越さんはずいぶんいろんな翻訳会社に翻訳を発注しておられます。しかも、どの場合にも必ず豪訳くんを使うよう指示していらっしゃいます」「ちょっと待った。機密保持の点から、そういう情報をあんたがつかんでいるのはおかしい」「そうでしょうか。エレマーの求人情報にちゃんと豪訳くんをもっていることという条件が書かれてありますから。エレマー会員ならだれでもわかることです」「翻訳会社はわかるだろうが、クライアントまではわからんはずだ」「それがわかるんです」「、、、、、、、、」←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.15
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「自動翻訳」のつづきです。 確かにその問題はある。あるけど、ワクチンが開発されたんじゃなかったら、あんな現象は絶対起きない。 私、もしかして、豪訳くんそのものも海賊版が出回っているんじゃないかと思うの。 なぜ、だれが、いったい何の目的でそんなことを。 だれかはわからないけど、目的ははっきりしている。豪訳くんのひどい日本語を封じるためでしょ。 でも、海賊版を販売するなんて明らかに犯罪ですよね。 犯罪を犯してまで、そういうことをやろうとするなんていったいだれなんででしょうね。 米重松三でしょうか。 米重さんがですか。 もちろん、まだ推測の域を出ませんが。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.15
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「自動翻訳」のつづきです。 実はね。この前、かなり大量に入ったもので、解釈はまあまあなんだけど、日本語のひどい翻訳者で、豪訳くんを使っているのがいて、仕方がないからその人にも仕事出したんです。 そしたら、すごくいい日本語が返ってきて、びっくりしたんです。 ところが、その人、実は支援ソフトがおかしくて、こんな訳になっちゃったんですけどいいでしょうかって言うんです。 それ、どういうこと。 もしかして、だれかが豪訳くんのワクチンを開発したんじゃないかと思うの。 でも、仮にワクチンを作ったとしてどうやって侵入するの。ワクチンていうのは、豪訳くんをやっかいだと思っている人からみればワクチンでも、豪訳くんからみればシステムを改変してしまうんだから、ウイルスじゃないの。 どうやって侵入するの。 確かにその問題はある。あるけど、ワクチンが開発されたんじゃなかったら、あんな現象は絶対起きない。 私、もしかして、豪訳くんそのものも海賊版が出回っているんじゃないかと思うの。 なぜ、だれが、いったい何の目的でそんなことを。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.14
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「自動翻訳」のつづきです。 アミスクを開きながらメールを繰っていると、「もうひとつの可能性」ということばが目についた。 ええ、もうひとつの可能性っていったい何だろう。 さきほど電話を切ったばかりのコーディネータ、未倉しほりからのメールだった。 実は私、面白い情報をつかんでいます。 「豪訳くん」という悪名高き翻訳支援ソフトに不思議な現象が起こっているんです。 もともと、豪訳くんというのは、医学関係の英日の対訳が入っているのですが、もともとそこに入っていた日本語訳がユーザの知らないうちに軒並み書き換えられているという噂があります。 志麻はメールじゃ埒があかないと思って、しほりに電話をかけ直した。 しほりは興奮ぎみだった。 実はね。この前、かなり大量に入ったもので、解釈はまあまあなんだけど、日本語のひどい翻訳者で、豪訳くんを使っているのがいて、仕方がないからその人にも仕事出したんです。 そしたら、すごくいい日本語が返ってきて、びっくりしたんです。 ところが、その人、実は支援ソフトがおかしくて、こんな訳になっちゃったんですけどいいでしょうかって言うんです。 それ、どういうこと。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.14
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「自動翻訳」のつづきです。 志麻は慌てて、しまいこんでいたアミスクの海賊版に目を通してみた。 すごい。 その一言に尽きる。 こんな分厚いものをいったいだれが、、。 もしや、このごろ時々耳にする自動翻訳なるものが本当にもう完成しているのではないか。そうでなければ、このだけの分量をここまでの訳にできるわけがない。 いや、もうひとつの可能性がある。 アミスクを開きながらメールを繰っていると、「もうひとつの可能性」ということばが目についた。 ええ、もうひとつの可能性っていったい何だろう。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.13
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「自動翻訳」のつづきです。「それ、出版社は知ってるんですか」「知ってるかどうかはわかりません。ところが、海賊版の評判がよくて、口コミでどんどん伝わっているようなんで、すぐにでもほしい人が内容の違いも知らずに、日本の本屋で買ってるらしいんです。なにしろ、今月の売上が前年同期の6,7倍なんですから、まるで東国原知事の地頭鶏みたいです」 発売元の和営CQ社では売り上げの伸びを喜んでばかりいられなかった。 日本語がすばらしくいいと聞いて購入したら、とんでもない文章が並んでいるという抗議の電話が相次いだ。 極めつけは「それなら海賊版を買った方がよかった」だった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.13
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日本国では小学生6年生のうち支持という漢字が書ける者が7%しかいなかったという事実が公表された。 朝日新聞をはじめ大手新聞社はこの事実を重く受け止めているが、まるでとんちんかんな説明をしている。 大人が「サポート」のような汚らしいカタカナを使えば、小学生が支持という漢字を書けなくなるのは当たり前。 トラドキスタンでは国民のほとんどが「支持する」、「支援する」、「支える」、「裏付ける」、「後ろ盾になる」などの細かな使い分けができるが、日本国ではそういうことができなくなりつつある。 朝日新聞でも、「このデータは~の説を支持している」などとたわけたことを書いている。 漢字が書けるかどうかよりも、何かを支持するのは人であってデータではないということの方がはるかに重要なはずだ。データというものは何らかの説を裏付けるものであって、支持するものでは断じてない。そういうたわけたことを書いている記者が、小学生の7%しか支持という漢字を書けないことを問題としてとりあげること自体、滑稽以外の何物でもない。 トラドキスタン政府は日本国に宣言する。 日本語はわれわれが守っていくから、日本国は勝手に好きなようにするがいい。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.13
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患者の心を蝕んだカタカナ5傑 第1位 ハッピー 第2位 ゲットする 第3位 シビアな 第4位 エンジョイする 第5位 サポート (順位は暫定順位です) ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.12
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「自動翻訳」のつづきです。 思わず口に出たことばが「それって、反面教師ってことですか」だった。 するとコーディネータは「下関さん、まだアミスクご覧になってないんですか」「ええ、高いものでなかなか買わなかったんですけど、この前、海外のネットで安いのがあって買うには買ったんですが、、」「それ、インドかどこかでコピーしたものでしょ」「道理で。でも内容はあれでしょ」「それが、日本で売られている悪名高い例のやつとは文章がまるでちがうんです」「ええ、ほんとですか。私、買っただけで、そのうち叩いてやろうと思ってそのままにしていたんで、ページ開いてもいないんです」「なにしろ、ウイルスがひとつもないんです。西ハワイ語が皆無なんです」「、、、、、」「セマダタよりはるかにいいんです」「まさか」「そのまさかです」「ということは、あんな分厚い本、だれかが一から訳しなおしたということですか」「そうなりますね」「それ、出版社は知ってるんですか」「知ってるかどうかはわかりません。ところが、海賊版の評判がよくて、口コミでどんどん伝わっているようなんで、すぐにでもほしい人が内容の違いも知らずに、日本の本屋で買ってるらしいんです。なにしろ、今月の売上が前年同期の6,7倍なんですから、まるで東国原知事の地頭鶏みたいです」 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.12
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「発禁小説」のつづきです。 翻訳書の日本語のひどさに美奈子の神経は病み始める。それに輪をかけるように、医薬翻訳で出会う人たちの日本語に対する無神経さが、美奈子を追い詰めていく。 安泊記者はため息をついた。 なるほど、日本国という国はこういうものを発禁処分にしなければ、もはや存続しえないほど追い詰められているのか。 美奈子はついに出版社に持ち込んで自分の思うような本を訳そうとするが、編集者から「日本語の問題なんてどうでもいいじゃないですか」と言われ、落ち込んでしまう。 神経を病み、自閉症の子をかかえながら、地獄を彷徨う。 ところが、この小説ではここから再生の物語が始まる。 自閉症の子が母親の姿を見て、逆に母親を救うべく立ち上がる。 母親を救おうとすることが同時に自らの自閉症を克服することにもつながっていくところが、この小説の真骨頂たるところで、これだけの壮絶な内容ながら、最後にちゃんと救いが用意されている。 安泊記者はため息をついた。 すごい。その一言に尽きる。 この小説を発禁にしなければならなかった国の事情とはいったい何なのか。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.12
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「自動翻訳」のつづきです。 志麻はアミスクの海賊版を手に入れて以来、その評判が日増しに高まっているのを知った。 単に安いというだけで評判が上がるとすれば、それもずいぶんおかしな話だ。 ある日、志麻はとあるコーディネータから相談を受ける。 「うちの翻訳者で、解釈はまあまあいいんですけど、日本語がどうもって人がいるんです。その人にアミスクを持たせようと思うんですけでど、どうでしょうか」 志麻は一瞬、その意味が理解できなかった。 思わず口に出たことばが「それって、反面教師ってことですか」だった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.12
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安泊記者は発禁小説のひとつをほぼ再現することに成功した。 登場人物はみな、だれもが一人称で語られ、それぞれの間に何ら連絡がない。ある者は自閉症の子をかかえ、ある者は知的障害のある子を抱え、それぞれが社会をまったく知ることができない状態で、それでもなお大きな荷物をかかえて生きていかなければならない状況が描かれる。 美奈子は自閉症の子どもをかかえ、同じ自閉症の子をかかえる母親らと勉強会を開くが、そこで限界にぶつかる。日本語の文献にはなかなか、自閉症の本質をとらえたもの、生活に即した対処方法を書いたものがない。 翻訳書もいくつかあるが、日本語があまりにもひどく、とても使いものにならない。 それなら自分で訳そうと翻訳の道を志すが、翻訳書の日本語のひどさに美奈子の神経は病み始める。それに輪をかけるように、医薬翻訳で出会う人たちの日本語に対する無神経さが、美奈子を追い詰めていく。 安泊記者はため息をついた。 なるほど、日本国という国はこういうものを発禁処分にしなければ、もはや存続しえないほど追い詰められているのか。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.12
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日本人はなぜ英語ができないか。それはそもそも日本人に英語が必要ないからだ。 猿越がそういう議論を持ち出すのはもちろん、白草と三寺がいる時にかぎられた。こうして、猿越も堂々と「白」になった。 すると、いつも店で飲んでいる者たちが三人の周りに集まった。 本当に迷惑な話だよ。英語をやりたいやつは勝手に勉強すりゃあいいんで、なんでおれたちまでまきこまれなきゃいけないんだよ。 ただし、だれひとり自分からは何も言わなかった。言いたいことをみな猿越に言わせて、拍手だけ送った。そうしていれば自分は安全だった。 その場にいた二人連れがJRの悪口を言い始めた。 昨日、名古屋に行ったとき、高蔵寺と多治見の間で落雷があって、12時3分名古屋発の電車が発車したのが結局13時8分。その間、社内には何人もの外人がいたのに、社内放送は日本語だけ。スウェーデン人の二人連れが日本語の放送を理解したようで、名鉄の振り替え輸送で金山に向かった。 猿越はすかさず話に割って入った。 そうそう。それを私は言いたい。 日本人ばかりか、日本にいる外人にも英語はいらない。 1時間5分も待たされて、英語放送がないと言って騒ぎ出す者は一人もいなかった。 なあ、日本語だけで回っていく世界がそこにちゃんとある。 しかも、社内放送に英語を使うより先に解決しなければならない問題がある。 列車が動きだしたあと、車掌が何と言ったと思う。 本日は列車遅れましたこと、お詫び申し上げます。 なお、携帯電話は周りの皆様のご迷惑になりますので、マナーモードに切り替え、、、。 ことばなし、、、。 人間に必要なのは英語ではなく、臨機応変に対応できる柔軟さではないのか。こんな人間が英語ができるようになっても、何の役にもたたん。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.11
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「自動翻訳」のつづきです。 アミスクの日本語を徹底的に叩いてやろうと思っていた翻訳者がいた。下関志麻である。 叩いてやりたいけれども、別に自分が必要としているわけでもないものに1万数千円も出すのは惜しい。そこでネットで探していると、海外のページに5000円のが見つかった。 届いた本は明らかにコピーしたことがわかる代物だった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.11
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「中越発言」のつづき 汚れているんですか。 そう汚れている。 昔、フランス語の文法書に「大学のキャンパスを歩いていると、女の子がふたり話をしていて、ひとりがこんなことを言っていた」という件があった。「私、この文、訳せるんだけど、意味がわからないの」 それを聞いて著者は、この子はけっしてフランス語をわかるようにはならないだろうと思ったという。 ここにいる者の半数以上はこの話を聞いて笑えないはずだ。 意味がわからなくても訳せるような紛い物をわんさか持っている。allがあれば一律「すべての」、thereforeがあれば何とかの一つ覚えみたいに「したがって」としよる。それでは訳したことにならない。それどころか、原文を理解したことにもなっていない。 かもしれない べきである にもかかわらず 同様 すべての これらの しばしば すなわち したがって まずはこういうものを一度、体の外へ出してしまわないといけない。このうちのほとんどはもちろん、使い方さえまちがわなければ何の問題もないものだが、まずはいっさい使わない覚悟で臨むべきだ。そうすると、その場その場にふさわしい言い回しが浮かんでくる。 そういう中越さんだって今「べきだ」とおっしゃったじゃないですか。「べきだ」というのは「べきである」を「だ」調にしただけなのではないですか。 私は自分が言いたいことにいちばんふさわしい言い回しを選んで使っておる。ところが、翻訳者ときたら、「はずである」となるはずのところまで「べきである」としよる。 つべこべ言わずに、こういうものを一度一掃しなさいと言っているんだ。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.11
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「中越発言」のつづき そう、スポーツでも、たとえば女子選手に貧血が多い。 いくら練習しても伸びない。当たり前だ。 まずは貧血から治さないことには、満足な練習もできない。それと同じだ。 翻訳をやりたいと思う連中はみな、貧血もさることながら、みんな血液が汚れている。 これでは、日常生活すらおぼつかない。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.10
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「中越発言」のつづき いいか。これは詐欺。 はっきり言わせてもらう。 翻訳者というものは募集するものじゃない。 育てるものだ。 それ以前にまず「翻訳病院」なるものが必要だ。 再び場内が騒然とした。 病院、、ですか。 そう、スポーツでも、たとえば女子選手に貧血が多い。 いくら練習しても伸びない。当たり前だ。 まずは貧血から治さないことには、満足な練習もできない。それと同じだ。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.09
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トラドキスタン政府は、トライアルを受けまくっていっこうに合格しない翻訳志望者に対して「まだ数か足りない。もっと受けないと」と励ました者を国際手配した。 数打ちゃ当たるなんてとんでもない。数打って当たっては困る。 翻訳というものはできるものは確実にこなしてもらわないと困るもので、確率を持ち込まれたら困る世界なのだ。 トライアルを受けているうちになんていうのは、手術がうまくいかないのは症例数が足りないからだというようなもの。もっともっと患者を見つけて手術しているうちにうまくなるというようなもの。 患者よ、怒れ。 いい翻訳を求めている者よ、怒れ。 この世のなかからトライアルなるものがなくなるで、トラドキスタンは戦う。
2007.05.08
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× 私たちにすべてのものを授けてくれた国家フランスに、(朝日新聞) サルコジ氏はそんなことは言っていない。明らかに誤訳。 ○ 私たちにあらゆるものを授けてくれた国家フランスに、 × 私はすべてのフランス人の大統領になる (同) サルコジ氏はそんなことは言っていない。明らかに誤訳。 ○ 私はフランスの全国民の大統領になる ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.07
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トラドキスタンには翻訳病院があります。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.06
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「中越発言」の続きです。 それから、翻訳会社が翻訳者を募集するときに、英検1級、TOEIC850点以上などという条件を書くのは、いったいどういうことか。 そんな条件を満たしたくらいで、いい翻訳ができるわけがない。 いやむしろ、本当にいい翻訳をめざしている人間はTOEICなどそういつまでも受験しない。 たまたま1回受けて、それで850点だというのなら、それはそれでまあいいだろう。しかし、TOEICの点数を伸ばすことを考えて何度も受験するようなやつに、絶対翻訳はできん。 この中越の首を賭けてもいい。 翻訳会社のなかには、英検やTOEICのような条件を掲げていい翻訳者が集まってこないことを承知のうえで、そういう条件を掲げる会社がいる。 そういう条件を掲げていい翻訳者が集まると本気で思っている会社は、純粋培養で育ったお嬢さんみたいなもの。 一方、承知のうえでやっている会社は詐欺のようなもの。 なぜそういうことをするか。クライアントに対する目配せ以外の何物でもない。 うちではこういう優秀な翻訳者を集めてますよという目配せだ。 だとすれば、これほどクライアントを馬鹿にした行為はない。ワシはわかっているからよいが、翻訳を依頼する会社というものは語学の素人であることもある。そういう人たちにはわからない。 いいか。これは詐欺。 はっきり言わせてもらう。 翻訳者というものは募集するものじゃない。 育てるものだ。 それ以前にまず「翻訳病院」なるものが必要だ。 再び場内が騒然とした。 病院、、ですか。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.06
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カリンからの手紙 翻訳村から(続き) 訳そのものも、けっしてこなれているとは言えませんが、そのうえ訳のあとに注がいっぱいついています。 本来、英語の意味はこうなんだけど、こう書いてあるんだけど、うまく日本語にできないんで、自分はこうしてしまったけれども、本当は、、なんて未練がましく書いています。 日本語だけで完結した世界をつくれよ。 村長が珍しく「地」のことばを吐いて憤慨を露にしていました。 注のなかにこんなのがありました。プロ野球選手の話をしているところにwork ethic が出てきて、日本国の翻訳者はプロ選手に「勤労意欲」や「労働倫理」はさすがにおかしいので、ethicが「道徳」ということだから広い意味にとって「志向性」にしたなどと、支離滅裂なことを書いています。 村長は「プロ選手の勤労意欲」、「プロ選手の労働倫理」とするのは、さすがにおかしい。しかし、それでもなおと言うべきか、だからこそと言うべきか、「勤労意欲」、「労働倫理」を使って、さらりと読ませるようにするのが翻訳者の仕事だって言うんです。 え、ウソ、そんなことできるのって思いました。 プロ選手に勤労意欲や労働倫理がおかしいということですが、何がおかしいか考えてみないといけないと言うのです。要するに意味そのものはいいんだけれども、情報子と情報子との結びつきがおかしいということですね。「志向性」なんてすると、意味そのものを大きく変えてしまいます。情報子と情報子の結びつきなんて、湯川秀樹の中間子のようなものを出して一挙に解決します。「なりの」をつけて「プロ選手なりの」にすればいいんです。 プロ選手の勤労意欲って言うから、プロ選手に勤労意欲っておかしいと思われるんで、プロ選手なりの勤労意欲にすれば、「プロ選手」と「勤労意欲」という情報子を違和感なく結びつけることができます。 言われてみれば、なるほどと思います。こうものを自分で思いつくようになれるといいのですが。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.06
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× すべてのメニューが新しくなりました。(某讃岐うどん店) メニューというものは全体でひとつ。「すべての」メニューが新しくなったら、世界中どの店に行っても、昨日と同じメニューでやってるところはないということになる。それを愚弄春化と言うのなら、敢えて異論は唱えないが。 □ メニューを一新しました。 □ メニューがすっかり新しくなりました。 庶民は天才である。庶民が日常的に使うことばは、栄養学の知識がなかった時代の食事が栄養学的にみて合理的なものであったように、言語学の知識がないのに言語学的にみて合理的にできている。 ところがひとたび、ちょっと知識のある人間がふだん使わない表現に手を出すと、とたんにおかしくなる。 それに手を貸しているのが翻訳者や英語屋さん、マスコミ。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.06
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三寺が「透明」な白草といっしょにいると、周りにいる人たちは安心していられた。白であることがはっきりしている人間の横に透明な人間がいるのだから、そのそばに近寄ってもはっきり黒だと思われる心配も、白だと決めつけられる心配もなかった。 不思議なことに、と言うよりはむしろ必然の帰結なのだが、二人がいっしょに飲みに行く店は、だれもが安心して集まることができる場所になった。 マスターは言う。「いやあ、ありがたいことやね。みんなが疑心暗鬼になるこの時代に、三寺くんと白草くんが来てくれるおかげで、うちの店が何というか、安全地帯になっている」 その安全地帯に目をつけたのが猿越だった。 日本人はなぜ英語ができないか。それはそもそも日本人に英語が必要ないからだ。 猿越がそういう議論を持ち出すのはもちろん、白草と三寺がいる時にかぎられた。こうして、猿越も堂々と「白」になった。 すると、いつも店で飲んでいる者たちが三人の周りに集まった。 本当に迷惑な話だよ。英語をやりたいやつは勝手に勉強すりゃあいいんで、なんでおれたちまでまきこまれなきゃいけないんだよ。 ただし、だれひとり自分からは何も言わなかった。言いたいことをみな猿越に言わせて、拍手だけ送った。そうしていれば自分は安全だった。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.05
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ニュース解説 トラドキスタンで外国人講師が解雇された事件で、同国では各局がニュース解説をしていた。 たとえば、過去形の「作り方」を教えることは、トラドキスタンでは詐欺とみなされる。過去形にせよ何にせよ、あらゆる変化形はもともと自然にできあがったものであって、外国人が法則を手がかりに「作れる」ものではない。 スペイン語のar動詞、er動詞、ir動詞の作り方を教え、「はい、これはどうなるでしょうか」なんて学習者に尋ねるのは、トラドキスタンでは違法行為である。 そんな暇があれば、さっさと1000くらいの動詞の活用を残らず教えて、それを徹底的に暗記させればよい。 それくらいのことが無意識のうちに出てくるようでなければ、外国語なんて使い物にならない。 本当に頭を使って考えなければならないことは、もっと先にある。 頭で考えるべきことと、理屈も何もなく覚えこむこととは、徹底的に峻別しなければならない。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.03
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トラドキスタンの学生村で、フィンランド人をはじめ数人の講師が解雇された。 トラドキスタンの教授法には、まず理屈を教え、それに基づいて変化形等を考えさせてはならないという鉄則がある。解雇された講師はいずれもその鉄則を無視していた。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.02
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× (アンケートに)まだご投稿でいらっしゃらない方 (アメリア) そもそもアンケートというものは投稿するものなのか。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.05.01
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