らっぱ親父のひとり言

らっぱ親父のひとり言

○課題曲



私のレッスンは個人レッスンの他に、学校単位でのパートや金管セクションで通ってくる生徒も少なくありません。

2月くらいになると吹奏楽コンクールの課題曲を持ってきて「見てください」と言ってきます。

私は課題曲の練習を半年も前から始めるのは反対です。

なぜかというと、課題曲を練習しても技術的上達は少ないのではないか?と思っているからです。

曲の練習をしながら自分のウイークポイントを見極めて、それを基礎練習に反映できるのであれば問題はありませんが、そんな器用な真似ができる中学生は皆無です。

曲の練習だけをしていて上手くなれるのであれば、去年の課題曲と同難度の曲ならいきなり吹けてもおかしくないはずですが現実はそう甘くありません。

曲の練習は「ブレスの位置」と「息の配分」を練習しているだけで、その他の技術を習得するための練習にはなりづらいと考えています。

中学生・高校生が曲の練習をする場合「音符を並べるだけ」の練習になりやすいため、基礎練習にはつながりづらい傾向にあるようです。

※「音符を並べるだけ」については別の機会に書きます

じっくりと基礎練習をさせて、コンクールの2ヶ月程前に課題曲・自由曲を始めるくらいで充分間に合うのではないでしょうか?というより近道ではないでしょうか?

吹連は半年先に本番を迎える曲を毎日練習させられる子供たちののことも考えてください。(本当は顧問の先生が考えればいいことだけど、曲がきたらやらせたいのも人情ですよね)私だったら絶対に飽きてしまいます。

どうせ(失礼)コンクール用の曲が本当に上手くなるのは、本番の2週間前くらいからですよね。

それなら練習曲を交えながらの基礎練習を繰り返した方が効果が高いと思いませんか?

私は課題曲の練習を半年も前から始めるのは反対です。

なぜかというと、課題曲を練習しても技術的上達は少ないのではないか?と思っているからです。

おことわり:私の教える大多数の中学校・高等学校吹奏楽部を基準にして書いています。そうではない学校も多数あると思います。





<<すなふきん大売出し中♪さん>>


ウチの所属していたところは課題曲をというレベルではなかったのですが、コンクールに向けての勝負の曲はやはりこのくらいの時期に譜面渡されてさらっておくように!といわれた思い出がありました。

でも卒業・入学式・歓迎会や各種スポーツ競技会等春は行事参加目白押しでコンクール曲をさらうどころではなかったような気がしました。

実際にさらうのは梅雨時期の6月以降で、2ヶ月弱だったかな?それでもその曲ばかりやっていると当然の事ながら飽きてくるので、パート練習で顧問の目の届かないところでは別な曲(全くの気分転換ですね)吹いてました。

楽器が楽器なだけに音がバレバレなんですね。
全体合奏前に顧問からイヤミ言われましたから。
そんなに余裕があるのか?と。
その後居残りで徹底パート練習に。。。
パートメンバーにゴメンナサイm(_ _)m
(見本にならない先輩やっていましたね)

だからあんまり早くからやっても、集中力に
欠けるだろうし、だったら期間ギリギリで1ヵ月半とか集中した方が学生時代にはいいと思うんですが?(2005/03/18 07:05:19 PM)


<<追加>>


前回のコメントをさせて頂いた者です。
書いた後にふと思ったことを追加させてください。

昨日の経験上の楽団メンバーはギリギリでコンクール出場条件が無条件という生ぬるい環境でした。
例えばメンバーが多くてパートごとにオーディション選考するという状況になると、早めに譜面を頂いた方が吹く立場にとってはいいということも考えられるのでしょうか?

選ばれるかどうか?の環境ならば、取り組み方も違ってくるのかな?弱小楽団しか経験がないので、オーディションというものは?ですね。
受験と同じくらいの緊張感があるのでしょうか?

楽団にコンクール参加でオーディション経験をされた方に是非楽譜の早期配布の意義を聞いてみたいですね。

素朴に思ってコメントしてみました。(2005/03/20 12:31:40 AM)


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