らっぱ親父のひとり言

らっぱ親父のひとり言

●よく読んで!



そしてその答にいつも違和感を感じています。

特におかしいのは「スタッカート」についてです。

その意味を問うと圧倒的多数を占める回答は「跳ねるように」です。

私は昔から「スタッカート」は単に音符の長さを表す記号だと思ってきました。

4分音符に「スタッカート」が付けば8分音符と8分休符を演奏すると習った記憶があり、そう指導しています。

生徒の中には吹奏楽コンクールの全国大会常連校の生徒も少なくないのですが、やはり「跳ねるように」と教えられていたようです。

そして「跳ねるように」は吹奏楽の先生に習ったのでは無い気がするのです。(吹奏楽の指導者はそんな初歩的なことは分かっていると思い込んでいるようです)




「楽典」(特に「楽語」と「記号」の違い)を教えられている生徒が極端に少ないことにも問題があるようです。

「楽語」には何々のようにとか何々的にという表現があります。

しかし「記号」には“ように”という表現はそぐわないような気がするのは私だけでしょうか?(私が勝手に思い込んでるだけかも知れませんが)

クレッシェンドが書いてあって、“段々強いように”と教える人はいないのではないでしょうか。(pを弱いようにも可笑しいですよね)

正確に譜面を読むことは基本中の基本であり上達の近道であることを肝に命じて指導して行こうと考えている今日この頃です。

吹奏楽の指導者(当然私も)は「読譜力」について、さほど重要視していないような感じがするのは、「少しでも多く音を出す時間を」と指導者が焦ってしまうからだと思います。

こういうポイントこそ「急がばまわれ」ではないでしょうか。

教科書検定をされている方々にお願いです。

「一般の記号」くらいは正確に学校の授業で教えてください。




<<基礎知識の再認識。 すなふきん大売出し中♪さん>>


一般にスタッカートの解説を見ると
「跳ねるように」とか「軽快に」とか
ですね。音楽用語辞典にはじめて
その音符の半分の長さで~と解説してありました。

きちんと譜面の記号を認識しなおす必要性を
シミジミ感じました。(2005/03/23 04:42:32 PM)



<<返事たまくながおさん>>


すなふきん大売出し中♪さん
>一般にスタッカートの解説を見ると
>「跳ねるように」とか「軽快に」とか
>ですね。音楽用語辞典にはじめて

私の勉強不足ですね。
「跳ねるように」って書いてある解説書があるんですか?

どんな感じなんですかね。私には理解できません。
(2005/03/23 04:56:44 PM)




<<<そたぱぱさん>>


現地の言葉である楽語を,
日本語でムリヤリ解釈して,
とりあえず落ち着いた言葉なのかもしれません。

それだけに,曲によってスタッカートも
表現のしかたが違うので,
プレイヤーや指導者がどうアナリーゼできるかが
そのときに,どういう解釈をすることができたかが
大きな要因になる気がします。

まず物理的に教えて,左脳を鍛えさせ,
それからイメージや解釈を加えて,右脳を鍛える

両方教えたいのだが,まだ勉強がたりません私は。

(2005/03/23 08:30:38 PM)




<<そたばばさんに同意です。 dongguan777さん>>


そたぱぱさんのコメントを引用します。
>現地の言葉である楽語を,
>日本語でムリヤリ解釈して,
>とりあえず落ち着いた言葉なのかもしれません。
私は英語から直訳された様な文章を仕事上でよく
見ておりますが、楽典に書いている言葉は
どれもその手の翻訳の匂いがします。
(スタッカートが英語で無いのは承知しています)

基本的に音を音切る奏法で良いと思いますが、
これもまたそたばばさんのコメントに近いのですが、
作曲者の年代、国籍(母国語)等により
解釈のパターンが出てくるのではと思います。

この二つ目の話は母国語によって思考パターンが
若干異なるのではと言う私の勝手な経験則に
基づく話です。

私の勝手な結論としては、
奏法としては、音を音を切る奏法で正しい。
ただし、楽曲の解釈上、「跳ねる」「軽快」等の
イメージで演奏する必要がある。

と言う話ではないかと思います。

日本のよくある楽典本では、言葉の意味ではなく、
解釈だけがそのまま書いてあるケースが多いように見うけられます。
両方併記する事も必要でしょうし、更に語源にも言及
すべきでしょうね。

演奏記号の説明がたったの1行で理解できるわけないと思います・・・

もし事実誤認等がありましたらご指摘下さい。(2005/03/24 12:11:49 AM)




© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: