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らっぱ親父のひとり言
▲一生懸命やらない方が
この項は、むか~し昔私がトランペットを初めて持った頃の話から始まります。
6年の4月から転入した小学校でトランペット鼓隊(当時はそう呼ばれていた)を始めるということで6年生を対象に10人の募集があった。(と記憶している)
応募者は25名程度、みごと2.5倍の難関を通り抜け鼓隊の一員となれた。
そしてY社から派遣された先生(今思えば契約講師といったところだ)がみえた。
音楽室の一段高くなった場所であいさつを済ませた先生が、音の出し方から教えてくれました。
マウスピースもなしにブーと唇を鳴らしてマウスピースそして楽器と音を出し、「こうやって音を出すんだよ」と言いました。
それを聞いた私たちは中空構造のマウスピースを唇にあて、ブーブーと汚い音を目一杯の力で出し始めたのです。
今考えてみたら、音を出す見本は見せてもらいましたが、諸注意の類は一切なかったと記憶しています。
まともな音はもちろん出ません、出ないからどんどん息を増やす(つもりで)、体に入る力もますます強くなって行きます。
その時に理解していたのは、【息で唇を振動させる】【唇を閉じなければ音は出ない(だろう)】の2点だけでした。
一生懸命音を出そうとする私たちが考えることは、【音が出ない=息が足りない】ですから、大量の息と更なる力を使うことしかないのです。
やがて息を大量に出したからでも力をいれたからでもなく、たまたま音が出てしまいます。ここで音が出ることこそがその後の成長を大きく遅らせる原因だったようです。
音が出ない場面(段々高い音にチャレンジしてゆく場合など)になると、力を入れる、息を増やすを条件反射的にやってしまうようになってしまったからです。
※この部分はハイトーンと重なります
何日か空いてしまったので文章がつながる自信がないのですが、とりあえず書いてみます。
やっかいなことに「一生懸命やる」と「力を入れる」は殆ど同じ内容です。
管楽器の演奏の大敵である「力」が一生懸命やるほど入ってしまうということから、「一生懸命やらない方が」という題名にした訳ですが、書いている本人が訳分からなくなってしまいそうなので出直します。スミマセン。
※ 新しい項目を作るか全面書き換えをする予定ですので、それまでしばらくお待ちください。
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