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食後に出てくるミニ・マドレーヌがほかほかでふわふわでたまらない。先週末ウィリアム・ソノマに寄ったついでに、そう言えばミニ・マドレーヌの型あるかなーとベーキング・パンのセクションをふらふらしていたら ぎょっ...ちょうど大人の帽子大の、これって、これって、dr. slump のアラレちゃんが「んちゃっ!」って棒に掲げていそうな、きゃー。実は「巨大カップケーキの型」なのだそう。ひー。ひー。買おうか迷った。
2009.02.17
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[画像・丸太で焚き火]とにかく寒かった三日目。曇って風も冷たい。空が灰色だと海の色がこうも違う。お昼になっても摂氏8度。持って来た服を全部着込んでも寒い。寒いよー。アタクシは綿のtシャツ四枚の上にヘンプの長袖シャツ一枚にウィンド・ブレーカー。ムーミンは icebreaker のメリーノを四層に同じくウィンド・ブレーカー。熱いチキン・スープをすすりながらやっぱり焚き火にしよう、と言う事になった。幸い薪のお手本の様な桜の丸太が浜辺にゴロンと転がっていたので拝借。五時間は燃えそう。あったかくて幸せ。しばらく焚き火にあたっていたらこの甘く香ばしい煙で何かを炙ってみたくなった。アレ持って来た?焚き火の友の針金フォーク?幸い特上のフィレ・ミニョンがあるじゃないか。スパイスを擦り込んで冷凍したまま持って来たヤツ。それを小さく切り刻んで焚き火で焼いちゃおう!ジュー。ジュー。ポタポタ脂が垂れてたまりませぬ。あぁなんて原始的。えーっと。肉と、それから?ピタ・サンドにしようよ!海図を敷物代わりにしちゃっていいのかな。ま、いいか。相変わらず海図+ミニ・トマト。なんかファヒータもどき。寒い浜辺で暖かいファヒータ。ステーキに擦り込んだスパイスがぴりっときいていて美味しかった。
2008.08.08
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[画像・無人砂浜でグルメ・フレンチ・トースト]キャンプに手作りグルメ・パンを持って来るおバカ。それも二種類。ムーミン!何やってんの!あんたとキャンプに出かけると荷物多過ぎ。いくら世界最大級の化け物カヤックだからって詰める荷物は限られている。二人ともただでさえ荷造りが下手なのに。あまりの荷物に出発前観客が集まってしまうほどなのに。例えば、超小型ストーブのかわりに2バーナーにしようよ、というので詰め役のアタクシ、ちょっと考えてからいいことにする。条件は去年E達に頼まれて積んだ2バーナーと同じぐらいのサイズにおさえる事。後は全体的にもうちょっと荷物を減らしてみよう。なのになのに。アタクシが衣類まで削って荷物を減らしてるのに。毎回「ボク、持ってく本が多過ぎ」と反省するくせにまた五冊も持って行った人。その内一冊しか手にしてなかったし。こらこらこら。でも、ま、いいか。イチジクとアニスのパン + 特製フランスパンでフレンチ・トースト。メープル・シロップ。スモークド・ソーセージ。文句言えません♪
2008.08.05
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飲茶ってうるさい程賑やかな物だと思っていた。チャイナタウンで評判のいい飲茶に行っても、ダウンタウンのちょっと高級っぽい飲茶に行っても、だいたい同じだった。広東語しか通じないお姉さんやおばさんがカートを押してテーブルの間をまわる。キッチンからほかほかの点心を色々乗せて、はーがぅ~、しゅーま~い、などと呼びかけながら通る。そばのテーブルのお客が呼び止める声も大きいし、がやがや会話も賑やかだし、がちゃがちゃかちゃかちゃと食器が触れ合う音も半端じゃないし、仲間とテーブルをかこんで何?何言ってんのか聞こえな~いっ!て笑ったり。安いけど美味しいって評判の店でさらにびっくりした事がある。やっぱり混んでるね、と十分ほど並んだのはいいけれど、あっちのテーブルが開きましたからどうぞ!とおばさんに叱られる様にテーブルにつくとまだ前のお客のお皿やお箸などが並んでいた。忙しいからだね、とカートを押しているお姉さん達を眺めていた。テーブルが片付いてなくても美味しそうな物が通ったらそのまま頼んじゃう勢い。まもなくさきほどの怖い?おばさん がきびきびとコチラへ向かってくるので、てっきり汚れたお皿を下げてくれるんだな、と思っていたらびっくり。テーブル・クロス代わりに薄いビニール・シートが何層もかけてあり、その一番上の一枚の各角をつまんでがんがらがらがらがらがらがしゃしゃしゃしゃんっ!!!とそのままお皿をまとめてしまった!ちょっとちょっとちょっと。は、はやいけどさ。凄い荒技。ついでにアタクシ達のお箸やらお皿やらもがんがらがらがらがらがらがしゃしゃしゃしゃんっ!!!と殆ど投げて下さった。カシノのディーラーみたい。は、はやい。色々な店にいってみるうちにまたまた違う事に気付いてしまった。仲間に白人がまじっているとカートおばさんがアタクシ達を避けて通ってしまうのだ。まぁ、考えてみればすぐ納得してしまう。だってアチラはまず広東語しかしゃべれない。コチラは慣れない点心の名前を広東語で言われたって何が何だか判らないし「中はなんですか?え?鳥?魚?え?」と何度も聞き返してしまったりするのでアチラからすればめちゃくちゃ面倒くさい客なのだろう。何度説明して頂いても判らなくて、顔を見合わせて「美味しそうだからいいか?」とそのまま頼む事もよくあったけれど、それが美味しかった場合後でもう一つ頼もうなんて無理だった。元々何だったか判らないのだから「アレをもう一つ下さい」だなんて言えない。まわって来たカートを横目でチラリ、と睨んで「これさっきのに似てない?」と頼んで大失敗した事も。そして学生時代の最後だったろうか、初めてカート無しの飲茶へ連れて行ってもらった時またびっくりした。ひっそり上品な雰囲気にたじたじ。あのがやがや喧噪の中で食べるんじゃないの?カートのおばさんはいないの?え?メニューから頼むの?びっくりしたけれどすぐ嬉しくなってしまった。だって好きな物を選んで持ってきてもらえる。カートを覗いて何が何だか判らないまま恐る恐る食べてみるのも冒険だったけれど、これなら中身が何でどう料理してあるのか予め判る。だいたい。不機嫌そうなカートおばさんに迷惑をかける事もない。「カートあり」と「カート無し」でそれぞれナニナニ流、と名前があるのかもしれない。アタクシはどちらかと言うとカート無しのメニュー派なのだけれど、ただ臆病なのだろうか。
2008.07.04
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[画像・ぽってり+しゃりしゃり]やっぱりやる気なの?あんた正気?と聞かれてしまった。年に二、三度七面鳥の丸焼きをして十二、三人ほど招待してわいわいするのだが、ウチのクランベリー・ソースを痛く気に入ってくれているのが同僚M。いつもムーミンと取っ組み合いをしそうな気迫でコンポートばっかり食べている。彼女はボランティアで女性避難所の理事長をしていて、アタクシも時々そこの食事サービスなどで手伝わせてもらっているのだが、シェルターのターキー・ディナーとなるとカンヅメのクランベリー・ソースをポコンと添えておしまい。すごーく味気なさそう。「あんたのこのクランベリー・コンポートを食べさしてあげたいなぁ」と溜め息をついていたので、じゃあ、今年作ろうか? と言っておいたのだが冗談だと思われていたらしい。ホームレスの方や近くの低所得の方もご招待して三百人ほどはいらっしゃるので、どのくらい作ればいいのだろう。大鍋で作った事がないのでちょっと緊張。クランベリーがお鍋の中でポチ、ポチ、ポチンとはじける音が好き。アプリコットを一緒に入れて煮て、クランベリーの七割りが破裂したら火からおろし、細かく刻んだシャロットを混ぜ込んだら出来上がり。簡単だから大丈夫だろう。この写真、いつ撮ったんだっけ。喜んで頂けるといいな
2007.12.18
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[画像・致命傷]メープル・ドーナツの上にかりかりに炒めたベーコンを乗せ、「朝食ドーナツ」と称して売っている。ひー。これが大人気でいつも売り切れだったりする。ムーミン曰く、例えばコチラの朝食の基本=ベーコン(或はソーセージ)+卵焼き+パンケーキの後者にこれまた基本のメープル・シロップをかけるとどうしてもベーコンにシロップがついてしまうが、これを好む人なら逆にドーナツのメープル・グレーズにベーコンを乗せたって自然な進化ではないか。という。なるほど。でもアタクシいまだに敬遠。ぐるぐるまわるディスプレイにゾンビ・ドーナツがあると嬉しい。買わないけど。チョコレートのゾンビが甦ってしまうのを防ぐため「胸」に「杭」が打ってある。さらに赤い(ジャムの)「血」がとろ~んとにじみ出ていて食べちゃいたいほど可愛い。食べないけど。実はこのドーナツ屋さん、メニューに「結婚式セット」(約一万三千円)なんていうのがある。正式な(?)挙式の後、十二名用のドーナツとコーヒーが振る舞われるらしい。ここでウェディングしちゃわない?と殆ど毎回けらけら笑っているアタクシ達。
2007.12.09
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前の晩に荷造りを済ませておけばいいものを、出発の朝もだらだらしていたのでカヤック・キャンプの出発が遅れてしまい、なので渡し船にも遅れてしまい、目的地に到着した時にはもう日が暮れそうだったので、荷物を車に積んだまま旅館に一泊♪ という事になってしまった真夏の旅。どこも満員なリゾート地区なのに飛び入りで、海を見渡すスイートしかありません、と言われて即決定、部屋についてみると(結構古い)ミニ・キッチンがあってムーミンはご機嫌。車からクーラー・バッグだけをもぞもぞとほじりだして食料を冷蔵庫に入れていた。次の朝作ってくれた朝ご飯がフエヴォス・ランチェロス アタクシのは「お鼻小さくしといてあげたからね~♪」 あっそ。こっちはムーミンの分。なにこのおネギ?おヒゲ?「そうなの~、まだ今朝ヒゲ剃ってないからジョリジョリのつもりなの~」 あっそ。
2007.09.12
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[画像・hier apres-midi・un grand the provencale]ビクトリアン・ティー(イギリス風1、2)とは一味違うプロヴァンス風のグラン・テェで、祖母はお茶よりもラテを選ぶ。「お祖母ちゃん!ルール違反!」と笑うと むふふ♪と笑ってごまかす。昨日はお昼に祖母のお気に入りの点心。その後美術館。「悪いわね~」と謝る車椅子の祖母に、祖母を美術館に連れて行くと真ん前の特等駐車場に停められるし、付き添い一人タダで入れるし、かえって楽なの!と説明すると「あら、そう?」と嬉しそうに微笑する。「帰りにまたお店でお土産を買いましょうよ♪」と、祖母は美術館内の店が大好き。そして美術館の後、おやつにグラン・テェ。プロヴァンス風味なのでオリーヴ、シェヴレ、ボッコンチーニ。スコーンもローズマリーやラヴェンダー味。プルーストの国なのでもちろんマドレーヌ。ムーミンはここのマカロンが大好き。祖母がカフェ・ラテを選ぶのは正解だ、と彼女の趣味を肯定しながら自分はお茶の選択に悩んでいる。イギリス風はデヴォンシャー・クリームやクロッテド・クリームだけど、さすがにプロヴァンス風はクレム・フレィシュ... にラヴェンダーがのっている。ジャムまでこだわってボン・ママン♪むふふ♪
2007.08.19
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[画像・evolution / revolution]マンゴ巻。キウイ・ホタテ巻。ウニ巻揚げ・大根おろし・薬味・ダシ汁付き。 ひつまぶし巻。一つ寂しそうなネギトロ巻。純日本人、角刈りにメガネの板前さんがさらに欧州で武者修行後、コチラに渡ってレストランを開くと...?江戸っ子の祖父がお墓の中ででんぐり返しをしてしまいそうなメニュー。祖母のお気に入り。顔をあわせると、「ねぇ、今度はいつ○○○に行きましょうか♪」と催促されてしまう。できる物なら毎日通うんじゃないか、という勢い。「ハイカラねぇ~~♪」と嬉しそうにメニューに目を通す。そう、珍しい事に、ちゃんと日本語のメニューも用意してある。覗いてみるとぎょっとする。日本語で書いてあるとなぜか?さらに?不気味に見えるメニュー。でも全部美味しい♪毎回祖母が真っ先に頼むのは、アナゴの握り。ゲタからはみ出る長さのアナゴのテンプラがドンッ!と出てくる。その下に小さな握り、上には蒲焼きのタレがとろん。ひー。常連になってしまっているので、同時にフォークとナイフが出てくる。ヨボヨボ祖母はお箸に力が入らない。長いアナゴを毎回アタクシが一口大にチョンチョンチョンチョンと切り分ける。それを祖母がにこにこ頬張る。可愛い。また祖母の袖が左上に覗いている。今週末の予定だった五日間のカヤック旅が中止になってしまったので、祖母と遊びに出かけよう。
2007.08.16
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[画像・choo chee pla・thailand: the beautiful cookbook]rosy peachお姉様のグリーン・カレー+タイ・メニューがちらつくので今晩はタイ・カレーを作ってもらった。「え?ワイルド・サーモンの [なんとかかんとか] にしようと思ってたんだけど、タイ・カレー?」...ダメ?「いいよ♪ よし、どれにするか決めた♪」本来は尾頭付きの魚を使う料理なのだそう。釣りたてのワイルド・サーモン。ココナツ・ミルクと練り赤カレーとナム・プラ。おいしい~~~♪ねぇ、今度はカフィア・ライムの葉の切り方がザツじゃない...?右上に見えるのは、玄関先で写真を撮っていたらさりげなく寄って来た人(?)の真っ白な足。
2007.08.11
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[画像・enormous prawns in saffron coconut curry・vij's cookbook]和製カレーはどうやら邪道であるらしい、と薄々気付いたのは大学時代。毎夏家族と一緒に行く高原キャンプに、大学の友人が数名一緒に来てくれた。この家族とのキャンプの献立は子供の頃から毎年そっくりそのまま同じ。最初の晩は必ず母の和製カレー。友人には予め断っておいた。「和製カレーって、板状のルーで作ってあって、こってりしてて、バズマティやタイ・ライスみたいにあっさりポロポロのご飯じゃなくてしっとり日本米で、子供の大好物だったりするしアタクシも大好きなんだけど、もしかしたら本当は『カレー』と呼べないかもしれない。」案の定、和製カレーをお皿に盛られた皆は不思議そうな顔をしていたが、親友のPがいいことを言った。「これって、美味しいよ。『これはカレーだ』と思わなければいいんだよ。」なるほど。ムーミンが持っている数冊のインド料理の本では、どのレシピもまずカレー粉の調合から始まる。スパイスを小さなフライパンで煎り、香り高くなったら専用のスパイス・グラインダーで挽く。その時ナツメグを丸ごところころ入れている時もあるし、カルダモムの皮を一生懸命剥いている時もある。アタクシが一番衝撃を受けたのはエチオピアン料理のカレー。大学時代に初めて食べた時は数日続けて夢に出て来たほど美味しかった。連れて行ってくれたのはどっきり美男の先輩だった。ご両親お二人とも大学教授なだけあり博学で知慮深く、おまけにトライアセロンを飛び入りでこなしてしまう程のスポーツマンで、実はこの場で交際を申し込まれてしまったのだがアタクシはそれよりも料理に夢中だった。 ごめんね~ さすがに食いしん坊のアタクシを釣るには胃袋から、とたくらんだのだろう。エライ。インジェラという布の様な薄いパンを大きなお皿一枚に一杯に広げ、シチューに似たこてこてのとろとろに煮込んだカレーをちょっとづつその上に並べる。ヤギのシチュー、レンティルのシチュー、スパイスで真っ赤な鶏肉のカレー。そしてインジェラをちょっぴりづつちぎり取り、それで具を摘んで頂く。初めてだと右手ベトベトで顔中シチューだらけになってしまうのだが、それがまた楽しかった。あぁ。書いてるだけで食べたくなってしまう。二番目に好きなのがインド北部、ムガール帝国風のクリームたっぷりの優しいカレー。三番目はやっぱりタイのグリーン・カレー。でも何よりも嬉しいのはムーミンが作ってくれる真心のこもった複雑なカレー。なぜカレーを作るのにお鍋やフライパンが七つも八つも必要なのだろう。ムーミンが料理するとなぜ台所中が竜巻に遭った様になるのだろう。毎回なんとなく笑ってしまう。
2007.08.11
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[画像・ホタテ・オムレツ]数日前の巨大ホタテには続編があった。翌朝、残ったホタテでホタテ・オムレツ(トリュフ・ゴート・チーズ入り)、同じくあまったミニ・ポテトでチリ・ホーム・フライ を作ってくれた。今回は条件付き。「料理してる間リスト弾いてよ!」...朝っぱらからリストですか。今度はイタリアン・パセリの刻み方がザツ!だなんてもちろん言わなかった。そしてお昼にはまたおメメ点々になる様なエビが登場するのだが...
2007.08.11
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[画像・gotham cookbook cover recipe]先ほどムーミンが作ってくれた晩ご飯。ニラの刻み方がザツ!だなんて粗捜しをしてはイケナイのだが。 ベランダでエプロンを締めたまま食べながら、「ポイントは、バター・クリーム・ワイン・ソースにホタテが一つ分、みじん切りにして入れてある事!」だそう。のほほほほ。ミニポテトが甘くて美味しかった 怪猫もホタテを丸々一つもらってよだれぽたぽたぽたぽた。
2007.08.05
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[画像・three tiers of joy]最初は、ブルーベリー・ムース・タルト?ミニ・クロワッサンのサンドウィッチ?それともアプリコットのミニ・スコーン?そして、紅茶はどちらになさいます?アール・グレーとバニラのブレンド?最上級のダージーリング?それとも...?上段はスウィーツ。むふ♪中段はスコーンとミニ・パウンド・ケーキ。デヴォンシャー・クリームを塗るとさらに幸せ。下段はサンドウィッチ数種。むこうに祖母の腕が写っている。カウンターにもお菓子がずらり!食べちゃうのがもったいない...このスコーンはムーミンのお気に入り。毎回どれにしようか迷うらしい。アタクシは毎回この飾り角砂糖が気になる。今回はカエルさんまでいらっしゃる。げこ。げこげこ。ムーミンは、この店特製ブレンドの紅茶を祖母に買ってもらってご機嫌。祖母もムーミンにプレゼントできてにこにこ。よかったよかった。次回は英国風じゃなくて、南フランス風のお茶園へまいりませう。- - -今日のティー・ハウスより美味しいところ:「a proper british cream tea」もどうぞ
2007.08.04
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イチゴ・オレンジ・マフィンの簡単レシピです。ココに載せるのは激簡単なレシピばかり。なにせアタクシが作れるのですから ほんとに。材料を処理する時間:10分焼く時間:約18分 マフインの材料 「あ」360g 「小麦粉」 注:コチラの「小麦粉」とは日本の「薄力粉」と「強力粉」の 「ブレンド」だそうです。10 ml ふくらし粉5 ml 重曹3 ml 塩「い」185g 砂糖250 ml 牛乳*5 ml 酢*80 ml サラダ油、あるいは溶かしたバター1個 卵15 ml オレンジ・ゼスト**「う」250 ml 薄くスライスした新鮮なイチゴ125g イチゴ・ジャム*あるいは、牛乳+酢のかわりに、牛乳+サワー・クリームを各125ml**ゼストは、オレンジの皮の外側だけおろし機などで削る・白い部分まで削ってしまうと苦くなるので注意1. オーブンを400度F(200度C)に設定する。十二個用マフィンパンにバターを薄くのばす。2. 大きめのボールで「あ」の材料を軽く混ぜる。3. 中くらいのボールで「い」の材料を軽く泡立てる。これにスライスしたイチゴを入れる。「あ」に流し込み、軽くさっくり混ぜる(注:混ぜすぎない様に)。4. マフィンパンの底に大さじ一杯づつほど生地を入れる。その上に、小さじ一杯ほどのジャムをそっと乗せる。さらにマフィンパンの三分の二ほどまで生地を入れる。5. オーブンで15-18分ほど(こんがりきつね色になるまで)焼く。差し込んだ楊枝を抜いた時にキレイに何もついて来なければ出来上がり。6. そのまま五分ほどそっとしておく。五分たったらマフィンパンから出して冷ます。むふ♪
2007.05.09
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洋館は昔は奉行屋敷であったり、築百年ほどの豪邸が軒を連ねる「史蹟区」と指定されている地域のど真ん中を陣取っていたりするが、実はけっこうオンボロだ。中は埃だらけだし。なはは。修理が手におえない場合(=いつも)大工の友人が週末に手伝いに来てくれる。気のいい大男Gおじさんは一人暮らしで、美味しいコーヒーが好物で、案外?美食家だ。アタクシはGおじさんの大きく器用な手が大好きである。ムーミンの手も大きいが、柔らかでスベスベだ。Gおじさんの手はタコだらけで毛むくじゃらで、職人魂のこもった素晴らしい手だ。この頃も随分お世話になっている。ムーミンはGおじさんから色々教わり、見習い小僧の様についてまわる。日曜大工をする父親を子供が一生懸命真似ている様でアタクシはつい笑ってしまう。Gおじさんはなぜか洋館での昼食を大喜びで豪食してくれる。何を出しても「this is sooooo gooooood!!」と目を丸くしながら食べてくれるので作りがいがある。まぁ、力仕事の最中に食べる物は何でも美味しく思えるのであろう。「タリアちゃんが作ってくれるお昼は世界で一番美味しいよ!」と毎回円満な笑顔で言ってくれるのだが、実は洋館で料理が得意なのはムーミンなのである。 ムーミンがご飯を作った日にはグルメのGおじさん、きっと洋館に引っ越して来てしまうだろう。だが、○○もおだてればなんとかで、こう喜んでもらえると余計張り切ってしまうものだ。今週末はちょうどイチゴがたくさんあったので、おまけに「イチゴ・オレンジ・マフィン」を焼いてしまった。このマフィンの秘密は、イチゴのスライスが豊富に入った生地の真ん中にさらにイチゴ・ジャムが「とろん」と入っている事である。三時のおやつに焼けたてホヤホヤをコーヒーと一緒に持って出ると、案の定歓声をあげていくつもいくつもあっと言う間にたいらげてくれていたのだが、その最中、偶然に電話局の職人さんが二人チェリーピッカー(...日本語で何と言うのだろう?)から下りて来た。何かの点検らしい。土曜なのにご苦労様である。もちろんこの職人さん達にもマフィンを召し上がっていただいた。「おーまいがっ...!あったかい!」「こ、このレシピ、いただけますか? 何が入ってるんです?? 何故こんなに美味しいんです?」たかがマフィンで大の男が何人もそろって骨抜き状態になってしまっていいのだろうか。 「やぁ~~、ここの旦那さんラッキーだなぁ~」なんてつぶやく職人さんに、ムーミンはマフィンを頬張ったまま無言でバスケットを差し出し、追加をすすめていた。
2007.05.09
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[画像・四川火鍋]he likes the rib-eye and tofu, whereas i tend to prefer king crab and mushrooms (enoki, oyster).the squid rings are the only elements that require attention. in a distracted minute, while you're laughing - or stirring your sauce, say - the squid can turn into those "make poverty history" wristbands. yum. too chewy. carefully, then.why two soup bases? and why do we always get the same ones?the true key to bliss is the satay dipping sauce: 沙茶醤. it's a mysterious alchemical concoction - so much more than the sum of its parts, not to mention the distant hints of garlic and dried shrimp. what exactly is it made of? so you dunk your food in the soup, fish it out with the wire ladle thing, then dip the steaming results into your sauce of choice. repeat. the alembic of hotpot.could be that we do it wrong. we've seen folks at some other tables place food IN their wire baskets first, then plop the whole thing in the soup. such refined technique. (we can't be bothered. yes, infidels.)and if that weren't enough: at the end, they'll bring you bowls & ladles so you can sip the resulting brew, fragrant with all the perfect choices you made earlier in the evening.but by that time, we're always about to burst.
2007.04.11
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[画像・お菓子いっぱい!なビクトリアン・クリーム・ティー・サービス]最近ハイ・ティーやら、アフタヌーン・ティーなどの話で盛り上がったので、やはり写真を載せてしまおう。ココのすぐ近くに有名な「お城の様なホテルのきらびやかなティー・ルームで豪華アフタヌーン・ティー・サービス」があるのだが、実はこの小さなティー・ハウスの方が遥かに美味しいのである。となりのテーブルのお姉さんグループはなんと隣町から三時間もかけてこのティーを経験しに来たという。様々な儚げなサンドウィッチやタルトやスコーンやらが山ほど出て来て、さすがのアタクシ達も半分ほどしか食べる事ができなかった。洋菓子やハーブ・クラッカーなどはすべてこの店でこだわって焼いている。スコーンなど、オーダーが入る度に焼くのだそう。「焼きたてじゃなきゃ!」と余裕で笑う店員。ははぁ。これにやはりこだわって自作ブレンドの紅茶数種を用意している。おまけにジャム、レモン・カード、クロッテッド・クリームのお決まり三点。幸せ幸せ。丁寧でゆったりしたサービスで大満足。興奮しすぎて写真がうまくとれていないのだが。正確には覚えていないが、ざっとこんな感じ。 下 ・あつあつスコーン1:干しフサスグリ・アーモンド・あつあつスコーン2:アプリコット・クリーム・リンゴ・セイボリー・ハーブ・クラッカーに乗ったチャトニー・チーズ・メルト+アーモンド・日干しトマトとヤギチーズのタルト 中 ・耳無しクリーム・サンド1:薄切りキュウリとクリーム・チーズ・耳無しクリーム・サンド2:卵サンド・セロリ・耳無しクリーム・サンド3:ピスタシオ・ハム・サラダ・セイボリー・チーズ・ハーブ・スコーンにスモーク・サーモンとクリーム・チーズ 上 いよいよお菓子の段。・店の自慢作:レモンの砂糖漬け入りスコティッシュ・ショートブレッド・チョコレート・ブラウニー・生クリームがのっているのはレモン・タルト・ミニ・チェダー・クラッカーにクリーム・チーズとリンゴ・レモン・ブルーベリー・パウンド・ケーキにレモン・グレーズいつかご一緒にいかが?ヨボヨボで上品なおじいさん・おばあさん客が数組目立つ。仲良く笑顔でティー・サービスを分け合っている姿がとても微笑ましく、アタクシ嬉しくなった。ヨボヨボになってもニコニコ腕を組んで来ようね、とムーミン。ヨボヨボになってもムーミンはハム・サラダ・サンドをアタクシの分まで横取りして食べちゃうの?「約束しよう!」とフロドそっくりのムーミン。可愛いおばあちゃんを目指す事にしよう。
2007.01.21
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短い人生、美味しく生きなきゃ損である。...と言うのがムーミンの哲学美味しいレストランには常連になりがち。そして料理を「趣味」とするムーミンが精魂と愛情を込めてつくり出す洋館の食事もちょっと豪華ムーミンの料理はオリジナリティ豊富、新鮮な有機農産物をさっくり使う。この作業は、鼻歌まじりに進む。でも、恐ろしく手際悪く(!)(その間アタクシはのほほんとピアノを弾いていたりする。)ウチでは「本」と「食生活」だけには心置きなく贅沢をしている気がする。この恵まれた日常を慈しみながらの「食べ物バトン」恐るべき才能を発揮しながら、少~しドジな所が(ごめん!)愛らしい蠱惑の君に、いつの日か頂いたこの美味しそうなバトン、いざ。 1.あなたが好きな食べ物はなんですか? ムーミンが作ってくれるお食事!なにかと言うと海の幸・麺類・ こだわりの旬の物。 2.二度と食べたくないと思うものは何ですか? いえ、一度出されて食べなかった、二度と目にもしたくない物。 大学時代、ある日友人宅に遊びに行った際、その友人のお父様がはりきって 作ってくれたサンドウィッチ、二種。激寒アラスカで生まれ育ったお父様の 大好物の、衝撃のサンドウィッチ 「1」 ・ニシンの漬け物 ・ピーナツ・バター ・生のタマネギの輪切りザクザク 「2」 ・ピクルス ・マヨネーズ ・いちごジャム ・長ネギ 悪趣味な冗談だと思った。けれど。「これこれ!サイコーに美味いんだ!長距離 トラッカーだった時はこれを食うのが楽しみでダイナーにもレストランにも寄ら ずに道端で食ったもんだ!お前ら若者も是非経験するべき!おらおら、食った 食った食った!」とばかりバリバリと笑顔で頬張る姿にゲンナリ。 いくら食いしん坊のアタクシでも蒼白の異臭 ピーナツ・バターにまみれて パンからはみ出ているニシンの酢漬けの尻尾。 おえっぷ。 3.想い出の食べ物とそのシチュエーション エッフェル塔中段にあるレストラン「jules verne」(ここから 360度観覧可) でのお食事。 まず、パリではジョルジュ・ハウスマンの都市計画法が厳しく守られていたため、 19世紀以来都内の建物が高さ 20メートルを超す事は禁じられている。なので エッフェル塔からの眺めは格別、遮るものなくどこまでもどこまでも見える。 夢の街・パリを見下ろしながら、セーヌ川を行き来する船を目で追いながら、 ミシュラン星付きレストランで舌のとろける様なお食事...! 献立は ムーミン ・アスパラとトリュフとカメンベールのサラダ ・ブリに緑リンゴのソース、モレルのリゾット、ベビー野菜のバターあえ ・クレープ・スゼット アタクシ ・リークと鴨のテリーヌ ・鶏肉デミグレーズ、ロブスターのラビオリ、新芽サラダのオレンジ・ ヴィネグレットあえ ・クレム・ブルレ ...に、食前のアミューズ・ブーシュと食後の可愛い可愛い一口大の ペティツ・フォが数個でる。 ここでびっくりしたのが... ...長くなるので今度別に書きます。 4.次にバトンを回す人に食べさせたいもの バトンは回しませんが拾ってくださる方、どうぞ 「食べさせたい」ではなく「一緒に食べたい」が多いアタクシ 例えば xMasamix様とルル子様と哲学教授様は四人一緒にワイワイと 韓国風焼肉!とか。 sparkle大先輩と carry様と言語学教授様と万年筆狂様は ny の le cirque 2000 で深夜まで豪華な晩餐、とか。欲張りぃ。ここはデザートも芸術的なのよね。 のりちゃんとけろり様と美人忍者博士はルーブル美術館内、ベランダのカフェ でタルト・タタンと、ライムをしぼったペリエ(←実際この場で経験したおやつ コンビ)、とか。 滝本先生と応援団長は並んで手を繋ぎ、モネのジベルニーの庭園、ケシの 花畑でパラソルの下でピクニック、でしょ? 団長、美術の教授も招待 しましょうね。 伊望様と写真家様とНагцерой様は「グルメ」誌に「北米で最も美味しい飲茶」 と讃えられたトロントの名高い「ライ・ワ・ヒーン」でまず「龍の子」の形を した蒸し餃子はいかが?語彙乏しいアタクシには言い表せない美味しさ。 むっちりでサクサク。 もり様と編集長様と翻訳者様と文化研究者様はあーじゃないこーじゃないと 笑いながらサン・フランでゆでたてのダンジェネス蟹にガーリック・バター、 とか。それとも ny の自然史博物館の「シロナガスクジラ」の間でクジラの 模型を見上げてクスクスしながら巨大クッキー、とか。 navajoworkcamp様はアタクシの反抗妹Eが今務めているファースト・ネィ ションズ料理の最高級レストランでバノックと、杉の香りのする鮭と、その後 ソープベリーのデザート、とか。 これまたお料理がお得意の殿下が釣り上げたイカやお魚のお料理をおねだり する、とか。後片付けは致しますので!夢に出てきます。殿下が笑顔で、 逞しくお魚を捌くお姿。甲斐甲斐しく助手をつとめるムーミンとアタクシ。 うふふ、アサリとガーリックとレモンのパスタならお任せ ♪ルカ♪姫とゆめ☆様には、「どんど焼き」って食べられなくて残念だから、 とっても美味しいケーキが出る喫茶店で大笑いしながら、とか。 the boundary様とこねこ様と四川風鍋!←しゃぶしゃぶに似てますがコクの あるスープに薄~く切ったお肉や野菜や白滝やお豆腐を入れてコトコトして、 スクープで取り出して専用サテー・ソースにトプッとつけて... きゃー。とか。 まぽぽファミリーとはショートブレッド・クッキーを皆で騒ぎながら、楽しい 形にしてこんがり焼いて紅茶と!むふふ♪ 古本愛好家様と風城雨水様は大英博物館の近くの狭くて古い道にある、 とっておきの隠れ家的ティーショップでサンディ・ティー(←ってサンド ウィッチ数種やペーストリィなどが山ほど出て来てお腹一杯になっちゃう)、 とか。その後、付近の本屋をまわりませう。 ルル父さん様とタカハシシンペイ様はもちろん和菓子に新茶!とか。う~。 眠れなくなっちゃう。 看板男様とベガヲ様と江戸っ子歌手様とは流し素麺なんていかがでしょう 龍5777様と長唄の詩人様とは温泉付きの旅館で会席料理、とか。うっとり。 only westy様と kicolynn様とは賑やかにタイで street food 三昧、とか。 小説家様はあの献立をそのまま差し入れ、とか。 ふっふっふ、それともみ~~んな洋館に招待して盛大に七面鳥の丸焼き!とか。 きりがないねぇ。 5.人生最後の食事はなにが食べたいですか? carry様が添えてくれたお言葉: 「彼女が憧れるいきつけの店で一杯・・ てなわけでわたしのお勧め「一平」で ノリと八頭のおでんを食べさせてあげたい」 これで逝けます。
2006.06.11
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レモン・タルト数名様からリクエストがありましたので、簡単レシピです。脱力するほど簡単。なにせアタクシが作れるのですからタルトの生地はお好みの物をご使用下さい。(コチラのレシピを翻訳するだけでは、湿気や材料の違いからうまく行かない場合が多いそうです。「パイ生地」ではなく「タルト生地」を アタクシはこのレモン・タルトを作る時に、生地に軽く揉んだラベンダーの花を入れたりしちゃいます)それにしてもレシピを訳するのって難しい!? レモン・カスタードの材料 250ml レモン・ジュース(レモン六つほどの絞り汁)75 ml レモンのゼスト100g 溶かしたバター 6個 軽くかき混ぜた卵250ml グラニュー糖ゼストは、絞る前にレモンの皮の黄色い部分だけおろし機などで削る・白い部分まで削ってしまうと苦くなるので注意1. タルト生地は半焼にして冷ましておく。2. オーブンを400度F(200度C)に設定する。3. レモン・ジュース、ゼスト、溶かしたバターをボールに入れ、泡立て器で軽く混ぜる。卵と砂糖を入れてさらによく混ぜる。4. 半焼のタルト生地に入れ、20分ほど(こんがりきつね色になるまで)焼く。5. 飾りにはライムのスライスをのせて軽くグレージングしたり、ブルーベリーをのせて粉砂糖をふりかけたり、ミントの葉をあしらったり。もちろんそのままでも。6. 紅茶といただくと幸せ。むっふっふ
2006.06.05
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[know’st thou the land where the lemon-trees bloom ーjwv goethe]幻のマイヤーレモン。それは、マンダリンとレモンの間の子と言う。酸味が優しく、華やかな、ほんのりフローラル系の香りがする。柑橘系ファンにはたまらない魅惑の果実である。ただ、痛みやすいため、年に一度、ほんの数日間だけ、それも特殊な店にしか出現しない。まったく店先に並ばない年もある。なので、幻のマイヤーレモン。今年は思いがけずそれが手に入った。ちょうど週末に祝い事があり、「十八番のレモンタートお願いね」と頼まれていたので、さっそくこれで作ってみた。好きなブランジェリの真似をして、ライムの輪切りを乗せて、グレージングをしたら...なんだか美味しそうに見える?味はどうなんでしょう。どうなんでしょうねぇ。- - -アタクシは柑橘果物が大好き。例えば、オフィスにはいつも、季節によってみかんやブラッド・オレンジ、ネーブルやヴァレンシアなどが器に山積みになっている。秘書のP もこのフルーツボウルがお気に入り。それでも足りず、時々レモンやライムを一つ持ち込む。仕事で「う~~ん...」と唸る様な時、爪先でライムの皮にちょっと傷をつけて、その香りに救われたり、名案が閃いたり(?)する。- - -そして、晴れ上がった週末の朝にふと手をのばすのは、やっぱりさわやかな柑橘系のコロン。- - -このごろ、日本の柑橘果物を恋しく思う。ゆず。夏みかん。- - -幼い頃、そう、まだ日本に住んでいた頃、大好きだった祖父が毎年数回、家族ごと温泉旅行に連れて行ってくれていた。「温泉」の記憶はおぼろげにしかないのに、その旅行先での鮮明な記憶がある。浴衣姿で、幼いアタクシは、懸命に、小さな小さな指で、小さな小さな金柑の皮を剥いていて、それに気付いた家族に爆笑された事。だって、ミニの、幼いアタクシ・サイズのみかんだと思ったんだもの。剥いて食べなきゃ、と思ったんだもの。
2006.03.25
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[映像・ハーブ団子入りチキンシチュー]アタクシが好んで作る料理は、いつの間にか、居酒屋の「お酒の肴」風の物が多い。けれど、昨日はなぜかハーブ団子入りチキンシチュー。家で一人おとなしく。やっぱり庭のハーブを使って。雨の中、ハーブをつむと、いい香り。なんだか気合いが入りすぎて、沢山盛っちゃいました。だれが、こんなに食べるの...? いっぱい食べて、元気つけようね。
2005.10.19
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実家のイチジクは、真夏に一度とれ、運がいい年はまた秋に後作がとれる。「後作がとれる」なのだろうか。それとも「後作ができる」?今晩、父がバケツに沢山とれたから届けてくれる、と言う。「バ、バケツ一杯!?」って驚いていたら、「だって、おまえ、夏に、あまったらジャム作るとかなんとか言ってただろ。」そういえば、確かに...今晩もムーミンが遅くまで留守なので、その間に作っちゃおう、とほくそえんでいる。ルル子様の好きなジンジャーを入れようかしら、と迷っている。毎年、何かのジャムを作らないと物足りない。ちょっとしたプレゼントとしても使うので、多めに作り、瓶詰めにする。「またあのジャムちょうだい!」とせがんでくれる友人もいる。嬉しい。去年は海辺の草原で傷だらけになってとったブラックベリーのジャムと、馴染みの農家でとれるストロベリー。なぜか、ジャムを作る最中、気がつくと歌を口ずさんでいる。そのほかに地下室のワイン貯蔵室(と勿体ぶって呼んでいるがただの地下室)に、アプリコット、ネクタリーン、ラズベリー... 一つ一つ、手に取ると、作りながら歌った歌が聞えてきそうでうれしくなる。特に、アプリコットジャムは子供の頃大好きだった松谷みよ子氏作の「ジャムねこさん」の思い出が重なり、心がはずむ。- - -あらら。飛行機の便がキャンセルされてしまい帰ってこられなくなってしまった!!!とのこと。笑顔が、楽しみだったのに。ああ、びっくりさせたかったのに。(...ジャムより、台所の修羅場にびっくりしたかも!)こういう晩は、眠れない。
2005.10.06
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近くの山から、だれかが摘んできたキノコ五種。シャロットと洋梨。シェリーワインとグリーンペパーコーン。好きな人を想いながら料理をすると、美味しくなるって本当?ゆっくり煮つめて、庭のタイムをちょっと。クランベリーも入れてみる?タイムの隣でぐんぐん空をめざしてるローズマリーもちょっと。お礼だから、彼女が作ってくれたあの器に盛ろう。カニさんが爪にマニキュアを塗った様な、あの不思議な器。飢えていた時くれた、暖かく美味しい言葉。どうもありがとう。
2005.10.01
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のどかな日曜。風が涼しく空が高い、秋の香り。ムーミンはこういう日、朝早くからいそいそと青果市に出かける。五月から十月の中頃まで毎週末行われるファーマーズ・マーケット。集まる農家の方から直接、無農薬有機栽培の野菜や果物、無添加・無着色のお手製ジャムなど色々買える。五月に始まるころは苗木やパン、早期レタスなどしかなくちょっと寂しいが、七月の中頃からとても活気づく。九月にもなると最高潮。食欲の秋!今朝もお供をしてきた。アタクシはここでちょっと怪しいことをさせられる。値段が閉口するほど高いがトマトが最高においしいトマト・スタンドがあり、そのトマトはエアルーム・トマトなど十数種類、紫、オレンジ、黄色、黄緑、まだらと色々すばらしく輝くトマトで味も濃くて華やかで最高。だがこのトマト・スタンドのおじさんがちょっと変わっている。冷たい雨でも、激暑で地面が焼けついていてもいつも裸足。髪はボウボウ。首の回りはビーズじゃらじゃら。まあ、ヒッピーなのだ。優しい顔の気のいいおじさん。これはこの市場でそう不思議ではない。だが、若い女性がトマトを買いに寄ると、異常な量を「おまけ」してくれてしまうのだ。容姿には関係なく、必ずどこかを褒めてくれながら「あ、これも、これも是非トライしてほしいな、こりゃぜっぴんだよ、ああ、こっちもいいな、君の目は奇麗だね、だからこのとっておきの大きな紫の子もあげよう」という具合で、店をはなれるころには買った倍の量をかかえてヨタヨタと出てくるありさま。ついている値段が異様に高いのはこれを賄うためかもしれない。ちょっと貧乏性の大親友Bなど、わざとこれをねらって行き、最初から目的量の半分しか買わなかったりする。アタクシはこれがちょっとキモチワルイ。変に付け入ってるみたいでいやなのか、このおじさんの「おまけ」具合が普通じゃないのでいやなのか、判らない。目つきがイヤラシイとかそういう危ない行為は一切無いのだが、なんだか気味が悪い。ムーミンはこのおじさんのトマトが大好き。そこで、二人で行くと必ずアタクシをこのトマト・スタンドに行かせる。「やだぁ~そんなの水商売みたいでやっ!」とだだをこねても無駄。まあ、役に立つのはこれくらいなのでがまんしてトマトおじさんの店に向かうことにしている。トマトは、やはりこの市場で買った新鮮なバジルと、「あたしがお乳しぼったのよぉ、ほっほっほ」の羊飼いおばさんが作ったフェタ・チーズと、甘い玉葱と、緑に濁るコールド・プレス・エキストラ・バージン・オリーブ油でサラダに。荒コショウとフリュール・ド・セルで仕上げたらおいしい~っ...
2005.09.19
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