全3257件 (3257件中 151-200件目)
塗椀に目出度さ仄か雑煮膳ぬりわんに めでたさほのか ぞうにぜん≪伊勢海老の髭のはみ出て雑煮椀 鷹羽狩行≫
2024.01.03
コメント(5)
新ためて齢噛みしめ屠蘇の酔あらためて よわいかみしめ とそのよい≪屠蘇に酔ひ大言壮語今年また 三枝路弥≫
2024.01.02
コメント(2)
肖りの昇り龍たれ年新たあやかりの のぼりりゅうたれ としあらた≪年改まり人改まり行くのみぞ 高浜虚子≫
2024.01.01
コメント(5)
心音に耳を澄ませて年の暮しんおんに みみをすませて としのくれ≪年暮れぬ我に似合ひし松買はん 去来≫■令和5年12月の俳句一覧《令和5年12月》No.6188 (冬ざれて) 冬ざれて漲る生気ありにけり(20231201)No.6189 (糞するも) 糞するも群れなす性や鼠黐(20231202)No.6190 (好きなだけ) 好きなだけどうぞと主どさり柚子 (20231203)No.6191 (寒晴や) 寒晴や鋭きナイフ刺さるごと (20231204)No.6192 (謡ひ終へ) 謡ひ終へ飲み食ひ談笑年忘れ (20231205)No.6193 (澄み渡る) 澄み渡る空とのコラボ冬紅葉 (20231206)No.6194 (冬帽子) 冬帽子などは要らぬと吹きざらし (20231207)No.6195 (燦燦の) 燦燦のひかり色づく蜜柑山 (20231208)No.6196 (明るうす) 明るうす部屋の片隅シクラメン (20231209)No.6197 (早々と) 早々と年用意してケーキ喰ふ (20231210)No.6198 (豪快に) 豪快に挿す漢あり蔓もどき (20231211)No.6199 (短日や) 短日や歩数伸びたり午後の園 (20231212)No.6200 (愛届け) 愛届け愚か戦へポインセチア (20231213)No.6201 (寒暁の) 寒暁の天変ごとき茜かな (20231214)No.6202 (何となく) 何となく浮いてる気分クリスマス (20231215)No.6203 (太閤も) 太閤も適はぬ財や銀杏散る (20231216)No.6204 (寝ず番も) 寝ず番もこつくりしてる日向ぼこ (20231217)No.6205 (美の極致) 美の極致いよよ到れり冬紅葉 (20231218)No.6206 (くだら野に) くだら野にレゾンデートル(存在意義)珠玉かな (20231219)No.6207 (冬なれど) 冬なれど夏来にけらし寒の水 (20231220)No.6208 (自ずから) 自ずから笑みの零れて鮪かな (20231221)No.6209 (楽しみは) 楽しみはにぎにぎ遊び冬至風呂 (20231222)No.6210 (暗き径) 暗き径明るくすなり冬日影 (20231223)No.6211 (サンタさん) サンタさん揃ひの服と大袋 (20231224)No.6212 (マリア聴き) マリア聴き祈り捧ぐや聖なる夜 (20231225)No.6213 (水仙や) 水仙や負けじと背筋正しけり (20231226)No.6214 (霜枯の) 霜枯の黒焦げとなる大地かな (20231227)No.6215 (踏み潰す) 踏み潰す音に快あり霜柱 (20231228)No.6216 (搗き餅を) 搗き餅を抱き家路へ急ぎけり (20231229)No.6217 (橙を) 橙を頭に乗せて年用意 (20231230)No.6218 (心音に) 心音に耳を澄まして年の暮 (20231231)■<宮日文芸・俳句 / 宮崎日日新聞> *12月投句 … 4週×5句=20句 *12月入選句(11月中旬~12月上旬投句分) ・省略と切れの範なり冬木立 ・・・〇妹尾題弘 入選 (2023/12/4) 妹尾題弘【評】:『冬木立を見てさえ俳句の工夫を思う人」。■YouTube 俳句LOVE * 新春詠(12月上旬 投句) 写真&俳句1句
2023.12.31
コメント(4)
橙を頭に乗せて年用意だいだいを こうべにのせて としようい≪爪切ってすべて終りぬ年用意 磯田みどり≫
2023.12.30
コメント(4)
搗き餅を抱き家路へ急ぎをり*コロナ禍以来4年ぶりに開催された"搗きたて餅の出血サービス"。お得意様限定とはいえ、うれしい楽しい現場風景であった♪つきもちを いだきいえじへ いそぎをり≪餅搗を終へし臼より湯気立てり 辻桃子≫
2023.12.29
コメント(4)
踏み潰す音に快あり霜柱ふみつぶす おとにかいあり しもばしら ≪太陽に歯を食ひしばり霜柱 大串章≫
2023.12.28
コメント(2)
霜枯の黒焦げとなる大地かなアジサイしもがれの くろこげとなる だいちかな≪霜枯の中に紫紺の龍の玉 阿部みどり女≫
2023.12.27
コメント(5)
水仙や負けじと背筋正しけりすいせんや まけじとせすじ ただしけり≪水仙や和服は折目大切に 渡邊千枝子≫
2023.12.26
コメント(4)
マリア聴き祈り捧ぐや聖なる夜*そうするものなのかもなぁ♪まりあきき いのりささぐや せいなるよ≪ましろなる神父の髯やクリスマス 富安風生≫
2023.12.25
コメント(5)
サンタさん揃ひの服と大袋散歩途中に出会ったサンタさん、お許しを得てパチリ。メリークリスマス! といわれた♪サンタさん そろいのふくと おおぶくろ≪宙を飛ぶ長靴を買ふクリスマス 有馬朗人≫
2023.12.24
コメント(4)
暗き径明るくすなり冬日影*鬱蒼と生い茂って暗かったメタセコイア並木の樹下、枯葉が落ちはじめ冬日が差し込むようになって明るい♪くらきみち あかるくすなり ふゆひかげ≪土は土に隠れて深し冬日向 三橋敏雄≫
2023.12.23
コメント(5)
楽しみはにぎにぎ遊び冬至風呂たのしみは にぎにぎあそび とうじぶろ≪一年の短さをいひ柚子湯かな 岩井善子≫
2023.12.22
コメント(4)
自ずから笑みの零れて鮪かなおのずから えみのこぼれて まぐろかな≪切売りの鯨・鮪も十二月 鈴木真砂女≫
2023.12.21
コメント(5)
冬なれど夏来にけらし寒の水*二十四節気の一つ「大雪」(12月7日)を過ぎて夏日の気温を記録するかと思うと翌日にはブルブルの寒さに見舞われる。これも温暖化現象のなせることなのか異常現象が続いている。おかげで?俳句の方も季語満載となってしまった♪ふゆなれど なつきにけらし かんのみず≪寒の水こぼれて玉となりにけり 右城暮石≫
2023.12.20
コメント(4)
くだら野にレゾンデートル(存在意義)珠玉かな烏瓜(からすうり)くだらのに れぞんでーとる(そんざいいぎ) しゅぎょくかな≪朽野の雀とならばたのしからう 大石悦子≫
2023.12.19
コメント(6)
美の極致いよよ到れり冬紅葉びのきょくち いよよいたれり ふゆもみじ≪さむざむとしかはあれども冬紅葉 富安風生≫
2023.12.18
コメント(4)
寝ず番もこつくりしてる日向ぼこねずばんも こっくりしてる ひなたぼこ≪日に酔ひて死にたる如し日向ぼこ 高浜虚子≫
2023.12.17
コメント(6)
太閤も適はぬ財や銀杏散るたいこうも かなわぬざいや いちょうちる≪敷きつめし銀杏落葉の上に道 池内たけし≫
2023.12.16
コメント(2)
何となく浮いてる気分クリスマスなんとなく ういてるきぶん くりすます≪知らぬことば静かに流れクリスマス 森賀まり≫
2023.12.15
コメント(6)
寒暁の天変ごとき茜かなかんぎょうの てんぺんごとき あかねかな≪寒暁の鼻をそろへて牛の息 長谷川嘉代子≫
2023.12.14
コメント(3)
愛届け愚か戦へポインセチアあいとどけ おろかいくさへ ポインセチア≪ポインセチア愛の一語の虚実かな 角川源義≫
2023.12.13
コメント(5)
短日や歩数伸びたり午後の園たんじつや ほすうのびたり ごごのその≪せはしなく暮れ行く老の短き日 高浜虚子≫
2023.12.12
コメント(2)
豪快に挿す漢あり蔓もどき*自由奔放さの突出した我流の活け花、他人様にご披露できるものではないなあ・・・♪ごうかいに さすおとこあり つるもどき≪蔓もどき情はもつれ易きかな 高浜虚子≫
2023.12.11
コメント(5)
早々と年用意してケーキ喰ふ*最高気温20度を超すとの天気予報につられ網戸、ガラス窓の水洗い大掃除を敢行。おかげで年末恒例の主要部分を済ませることと相成りホッ。3時のおやつケーキにて疲れも吹き飛んだ♪はやばやと としよういして けーきくう≪ペン皿の整理男の年用意 勝原文夫≫
2023.12.10
コメント(2)
明るうす部屋の片隅シクラメン(訂正後)明るうす部屋の片隅シクラメン(訂正前)明かりゆうす部屋の片隅シクラメンあかるうす へやのかたすみ シクラメン≪部屋のことすべて鏡にシクラメン 中村汀女≫
2023.12.09
コメント(4)
燦燦のひかり色づく蜜柑山さんさんの ひかりいろづく みかんやま≪蜜柑山ふもとに布団たたく音 大串章≫
2023.12.08
コメント(5)
冬帽子などは要らぬと吹きざらしふゆぼうし などはいらぬと ふきざらし≪冬帽子目深に今日も町へ出づ 深見けん二≫
2023.12.07
コメント(6)
澄み渡る青とのコラボ冬紅葉すみわたる あおとのこらぼ ふゆもみじ≪さむざむとしかはあれども冬紅葉 富安風生≫
2023.12.06
コメント(4)
謡ひ終へ飲み食ひ談笑年忘れ*謡曲同好の士による忘年会、4年ぶりに再開した。自然発生的に実現したがやはり良いものですね♪うたいおえ のみくいだんしょう としわすれ≪ひそやかに女とありぬ年忘 松根東洋城≫
2023.12.05
コメント(4)
寒晴や鋭きナイフ刺さるごとかんばれや するどきないふ ささるごと≪寒晴の逃げも隠れもできぬ空 黛まどか≫
2023.12.04
コメント(4)
好きなだけどうぞと主どさり柚子すきなだけ どうぞとあるじ どさりゆず≪いつも見てゐるお隣の柚子もらふ 成宮紀代子≫
2023.12.03
コメント(4)
糞するも群れなす性や鼠黐トウネズミモチ*ネズミモチとトウネズミモチ。どちらも黒紫色の実をつけるが、ネズミモチは楕円形でトウネズミモチはほぼ球形♪ふんするも むれなすさがや ねずみもち≪ねずみもちの実を見る胡散臭さうに 川崎展宏≫
2023.12.02
コメント(4)
冬ざれて漲る生気ありにけりふゆざれて みなぎるせいき ありにけり≪しらたきと豆腐と買ひて冬ざるる 久保田万太郎≫
2023.12.01
コメント(4)
腰おろし落葉払へば藪柑子藪柑子(やぶこうじ)こしおろし おちばはらえば やぶこうじ≪藪柑子山めく庭の隅々に 長谷川かな女≫■令和5年11月の俳句一覧《令和5年11月》No.6158 (輝ける) 輝ける十一月の真紅かな(20231101)No.6159 (どんぐりや) どんぐりや熊の気配のありさうな(20231102)No.6160 (仕合せの) 仕合せの美味さ楽しや暮の秋 (20231103)No.6161 (食欲の) 食欲の褪せず健やか秋深し (20231104)No.6162 (尻尾振る) 尻尾振る鯉の勢ひ秋うらら (20231105)No.6163 (明治より) 明治より青空続く文化の日 (20231106)No.6164 (ステージの) ステージのバレエ喝采文化祭 (20231107)No.6165 (一献の) 一献の久しき膳や秋惜しむ (20231108)No.6166 (頬当たる) 頬当たる風の優しや今朝の冬 (20231109)No.6167 (石蕗咲いて) 石蕗咲いて狭庭を照らす黄の異色 (20231110)No.6168 (どんぐりの) どんぐりの山より下りて飾り皿 (20231111)No.6169 (存命の) 存命の潮時ならむ初時雨 (20231112)No.6170 (晩秋の) 晩秋の化粧くれなゐ寂しかり (20231113)No.6171 (愛し子を) 愛し子を自慢し合ひて秋惜しむ (20231114)No.6172 (山茶花の) 山茶花の散るを厭はぬ美学かな (20231115)No.6173 (冬めくや) 冬めくや木々の装ひシンプルに (20231116)No.6174 (冬帝の) 冬帝の天に突き刺す金属音 (20231117)No.6175 (労りは) 労りは咲かすためなり菊の畑 (20231118)No.6176 (常連の) 常連の名なきは寂し菊花展 (20231119)No.6177 (冬ざれて) 冬ざれて化粧控へめ静かなり (20231120)No.6178 (見上ぐれば) 見上ぐれば残る紅葉の火照りかな (20231121)No.6179 (着ぶくれて) 着ぶくれて食われるまでの晴れ着かな (20231122)No.6180 (冬ぬくし) 冬ぬくし眩しき黄に埋もりて (20231123)No.6181 (四捨五入) 四捨五入して九十や小春空 (20231124)No.6182 (葉牡丹や) 葉牡丹や渦の極みの周回路 (20231125)No.6183 (表情も) 表情も色もひつそり冬桜 (20231126)No.6184 (吾輩は) 吾輩は悴けぬ猫や孕み猫 (20231127)No.6185 (日溜りを) 日溜りを集め鮮やか冬紅葉 (20231128)No.6186 (鬼柚子や) 鬼柚子や顔に似合はぬ柔ら味 (20231129)No.6187 (腰おろし) 腰おろし落葉払へば藪柑子 (20231130)■<宮日文芸・俳句 / 宮崎日日新聞> *11月投句 … 4週×5句=20句 *新春・俳句 / 投句…5句 *11月入選句(10月中旬~11月上旬投句分) ・ヤッホーと叫んでみたき秋日和 ・・・〇妹尾題弘 入選 (2023/11/14)
2023.11.30
コメント(5)
鬼柚子や顔に似合はぬ味柔ら*鬼柚子(獅子柚子)を戴いた。ユズの名が付いているけど柚子ではなく文旦の仲間。中身の味はパサパサして食べられるものではないけれど皮を煮込んでジャムにするとベリーグーだとか・・・♪おにゆずや かおににあわぬ あじやわら≪鬼柚子の観音の手にあるごとく 辻美奈子≫
2023.11.29
コメント(5)
日溜りを集め鮮やか冬紅葉ひだまりを あつめあざやか ふゆもみじ≪森の奥名残りの紅葉もゆるなり 角川源義≫
2023.11.28
コメント(4)
吾輩は悴けぬ猫や孕み猫*公園近くの畑にお腹の大きい野良猫がポツンと佇んでいた。冬の季語に「悴け猫(かじけねこ)」というのがあるが「孕猫(はらみねこ)」となると春の季語となる。なんだかなあ!わがはいは かじけぬねこや はらみねこ≪孕み猫われを素通りして畑へ 右城暮石≫
2023.11.27
コメント(5)
表情も色もひつそり冬桜ひょうじょうも いろもひっそり ふゆざくら≪今日ありと思ふ余命の冬桜 中村苑子≫
2023.11.26
コメント(6)
葉牡丹や渦の極みの周回路はぼたんや うずのきわみの しゅうかいろ≪葉牡丹の螺旋ぶるぶる狂ふかな 櫂未知子≫
2023.11.25
コメント(7)
四捨五入して九十や小春空*恐るべきヨワイ、満八十五歳を迎えた。先ずは素直に我が健康体に感謝することにしよう。子、孫たちが祝ってくれたことが更にうれしい♪ししゃごにゅう してきゅうじゅうや こはるぞら≪小春日や墓の一基に腰おろし 高柳重信≫
2023.11.24
コメント(6)
冬ぬくし眩しき黄に埋もりてふゆぬくし まぶしききいに うずもりて≪冬暖の風久闊を叙すごとし 飯田龍太≫
2023.11.23
コメント(6)
着ぶくれて食われるまでの晴れ着かなピラカンサきぶくれて くわれるまでの はれぎかな≪着ぶくれて老いしと思ふ若しとも 西島麦南≫
2023.11.22
コメント(4)
見上ぐれば残る紅葉の火照りかなメタセコイアみあぐれば のこるもみじの ほてりかな≪森の奥名残りの紅葉もゆるなり 角川源義≫
2023.11.21
コメント(5)
冬ざれて化粧控へめ静かなり萩ふゆざれて けわいひかえめ しずかなり ≪しらたきと豆腐と買ひて冬ざるる 久保田万太郎≫
2023.11.20
コメント(2)
常連の名なきは寂し菊花展じょうれんの ななきはさびし きくかてん≪金賞の字がまだ濡れて菊花展 鷹羽狩行≫
2023.11.19
コメント(5)
労りは咲かすためなり菊の畑いたわりは さかすためなり きくのはた≪村百戸菊なき門も見えぬかな 蕪村≫
2023.11.18
コメント(2)
冬帝の天に突き刺す金属音皇帝ダリアとうていの てんにつきさす きんぞくおん≪冬帝の統べたる空の青さかな 三村純也≫
2023.11.17
コメント(6)
冬めくや木々の装ひシンプルにふゆめくや きぎのよそおい しんぷるに≪枝葉鳴るあした夕べに冬めきぬ 室積徂春≫
2023.11.16
コメント(3)
山茶花の散るを厭はぬ美学かなさざんかの ちるをいとわぬ びがくかな≪山茶花の散りしく木の間くらきかな 久保田万太郎≫
2023.11.15
コメント(6)
全3257件 (3257件中 151-200件目)