蓼科高原日記

蓼科高原日記

2012.11.20
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信州蓼科高原は里山の紅葉がピークを迎えた頃です。

山岳部はそれにかわって針葉樹で唯一落葉する落葉松(からまつ)の紅葉が美しい。

それにつけても今年は紅葉の見頃が平年よりずいぶんと長いような気がします。

11月ももう下旬だというのに気温もいつもより高いし紅葉だってまだ楽しめるのだから。

さすがに標高1700mのピラタスの丘にあるペンション・サンセットの周辺はずいぶん落葉がすすんでいるけれど、まだ冬景色では無い。

野生動物たちもまだまだ冬ごもりの体勢では無い。

昨年のあの大きな出来事のあと気象や生態系がなにやら大きく変化を見せているような気がします。

まあ、地球規模で見ればそんなことは微修正に過ぎないのだろうけれど、われわれ小さな人間どもにとってはとても大きなことです、たぶん。



落葉松林を歩く 奥蓼科横谷観音

落葉松林(横谷渓谷観音平周辺)



毎日真っ青な空と真っ白な雲がすぐ頭の上を通過していきます。

もとより澄み切った大気だけれど、水蒸気がすっかり落ちた空は、じっと眺めているとその深さと輝きに眼がちかちかしてくるほどです。

あらゆるものの輪郭がくっきりとするのがこの季節の風景の特徴です。

この季節には雑木林や落葉松林の小径を散策することをおすすめします。

北原白秋のあの「落葉松」の詩が実感として理解できることと思います。



からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。


からまつの林を出でて、
からまつの林に入りぬ。
からまつの林に入りて、
また細く道はつづけり。


からまつの林の奥も
わが通る道はありけり。
霧雨のかかる道なり。
山風のかよふ道なり。


からまつの林の道は、
われのみか、ひともかよひぬ。
ほそぼそと通ふ道なり。
さびさびといそぐ道なり。


からまつの林を過ぎて、
ゆゑしらず歩みひそめつ。
からまつはさびしかりけり、
からまつとささやきにけり。


からまつの林を出でて、
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
からまつのまたそのうへに。


からまつの林の雨は
さびしけどいよよしづけし。
かんこ鳥鳴けるのみなる。
からまつの濡るるのみなる。


世の中よ、あはれなりけり。
常なれどうれしかりけり。
山川に山がはの音、
からまつにからまつのかぜ。



出典: http://hakusyu.net/Entry/8/


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信州蓼科高原北八ヶ岳・標高1700m
ペンション・サンセットのホームページ:
http://www.p-sunset.com/

Facebook Page: https://www.facebook.com/pension.sunset






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Last updated  2012.11.21 12:27:07
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