2003年07月09日
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今日はちょっと真面目 に。この日に参加した、あるセミナー...というか、言ってみれば対談だったのだが、
大変興味を持って拝聴しに伺った結果、実に感慨深いものになったので記録にとどめておきたい。
珍しくタグも殆ど使わない。真面目なネタだから(笑)と、できるだけしっかり書いておきたい 、のと、あとは、
正直まだ熱が下がりきってない ので(苦笑)できるだけ労力を減らしたいからだ(笑)

...いや、他にも感慨深くて記録に留めたい話は沢山あるんですが、所謂楽しい記憶と違ってこーゆー堅いネタは
さっさと扱わないと家主の脳細胞に残り難く..って ほっといてくれ(T=T


そんな家主の脳細胞 (そもそもあるものすら怪しい) のことはさておき、そう、この日、広場仲間のある方に
お誘い戴いて、そのセミナーに参加することができた。

正直、そのセミナーに何故行く気になったか、というのは、単純にその対談のゲストである方自身に興味があった、
ということももちろんあるのだが、それだけでもない。
今やりたいと考えていることに関して、その方がこれまで25年近くに渉って製作に心血を注がれて来たもの、
それは実はある「雑誌」なのだが、それが与える影響力について、制作者側がどう考えているのか、という点を
聞きたかったということが主体。
勿論、自分は雑誌編集に関しては門外漢である。だから、ある意味かなり特殊な傾向を持つその雑誌の製作サイドに
関して、裏話的なものも多少は期待していたが、それは寧ろおまけに過ぎない。
自分としては、あくまで、雑誌の持つある種強力な伝播性と、啓蒙効果、および影響力について、制作者がどのように
考えておられるのか、という点に興味があった。

対談されたのは、どちらも、一般的には「醜聞誌」として名高い雑誌の編集長 であった。
名前はその方々の基準からしたら特に明らかにしても問題はなさそうだが、敢えてここでは自分は明らかにせず、
書いてみたい。

メインの方は、これは所謂経営と編集が一本化されたタイプの、規模は小さいが大変特殊性の高い雑誌の編集長。
ホスト役は、大企業系の出版者の、暴露雑誌の編集長を歴任された方である、というと、ちょっと乱暴だが、
まあそう言う紹介にしておこう。

両者の違いは、如実。

     O氏(小規模系) M氏(大企業系)
経営と製作 :一体型    分離
スポンサー :無し     あり
制作者数 :少数集中   分業多数


敢えて、このように書いてみる。さて、 ここから浮かぶ図式はなんだろう? (笑)いや、まあとにかく、話を先にすすめる。

今日のメインはO氏の方であり、彼は創刊25年になんなんとするこの雑誌を、来年の25週年記念で一旦休刊するという。
惜しむ声は強く、引き留める声も相当多いと聞く。
自分は違う。本人が辞めたいなら、というのが基本自分のスタンスであることは、折に触れて言っているし(笑)
本人は、勿論、休刊というぐらいだから、暫く手を放したいのだろう。
休刊した暁には、沖縄に行ってのんびりしたい、と仰っていた。
当日たまたま、よく着ている赤い「海人」(Uminchu)T-shirtsを来ていたので(笑)
珍しく30分も早く会場に来ていた自分に、こちらから声をおかけ戴いて、自分は人の顔に疎いものだから(苦笑)
後で伺うまでこの方がまさかO氏とは思わず、一緒におられたM氏と3人で沖縄の話でプチ雑談してしまった(笑)

一方M氏は、かなり批判も多いが、今の所所謂大企業系としては「良く頑張っている」部類であり、
O氏の雑誌なきあと、かなりの読者がやむをえず代わりにそれを手に取る、という図式も見えている。
だから、まあ数年は特に、廃刊や休刊ということはないと思われるが、取り巻く状況を考えると、
あまりそう楽観視もできないという感じ。
本人もこの対談に辺り、その辺の苦労をいくつかお話されていた。が、まあ当面「なくなる」ものではなかろう。
それは、はっきり言ってこの方が御自身でどうこうできる話では、殆どない。

経営と製作が分離している、というのはそういうことだ。作り手が辞めようと思ったからといって、
経営上それが許されるとは限らないからである。

話は勿論、雑誌編集について、ある種経験抱負なこの両者から、そのKNOW-HOWと姿勢、または思想...というか、
方向性について、様々な側面から対談という形で話をしていただく、というもの。

先に述べた通り全く門外漢の自分としては、話が理解できるかどうか甚だ怪しい、という不安もあったが、
そこはやはり「雑誌」というメディアを作られて来たお二人のこと。
対談が始まると非常に面白く、ある意味、非常に解り易く、かつ、普遍的なことについて、
実に様々なお話を伺えたと思う。

ざっと自分がメモしたことを並べてみよう。どちらかというと、メインのO氏が仰ったことを書き留めている。


○経営と製作は分離してはいけない
○広告を入れないこと、とは。また、そのきっかけ
○同業他者にとってはある意味不可能なTabooを冒すことが、圧倒的な人気に繋がる
○(暴露雑誌として)制作者は常に身辺を身綺麗に保つ
○尤も「特ダネ」は、ある種大企業系との共同作業だった
○どんなに手を尽くしても、政治力に阻まれることはある。法の正義の問題ではない。その逆もあり。
○経理は明朗に(笑)暴露雑誌が経理であげられたら、洒落にならない。が、ギリギリは通し(謎笑)
○ゲリラ戦法が生き残りの鍵であるPhaseがある
○スキャンダルの作法
○掲載する基準は、「公的か」「公益性があるか」
○カイ読率?(字は不明)=販売部数×3 もっと買って欲しい
○有事法制、個人情報保護法案可決、等の法的用語の誤魔化し
○今後メディアがうける制限、言論の自由、について

何れも、できたら個々の中身について、もう少し詳しく書きたいが(苦笑)1.5Hに渉る話の中身だ
(質議応答も含めると、約2H)そう簡単に要約はできないし、勿体無いので、この程度にしておく。

これでも 大サービス ですよね>某氏

折しも、当日、長崎 (たまたま自分の故郷である) で起きた中学生による幼児殺害のニュースで、
TVは特番を組んで繰り返しこの報道をおこなっていた。
たまたま時間よりだいぶ早く着いた暇人σ(^^;は(苦笑)取り損なった昼食と夕食を合体させるべく
会場近くの小料理屋に入って食事を摂りながら、このニュースを見ていた。

ひとくちに言うのもはばかられるが、 非常に哀しい事件 である。
そして、特に、加害者、被害者ともに同じ年頃のお子さんをお持ちの方は、
そのショックというのはいかばかりかと思うと、自分のようなお気楽な人間がとても口にすることはできない。

自分としてはこの日の対談を非常に楽しみにし、かつ、実際楽しんできたのだが、
対談する方々はこういったニュースの裏を探り、かつ、関係者に取材の鉾先を向ける場合がある雑誌の
急先鋒と言ってもいい方々である。

彼等がこのニュースをどのように扱うのかについても、今後、非常に興味があるが、
先にあげたことから、全く取り上げないということはないにしても、彼等なりのポリシーをもって、
何らかの配慮をもった対応をされることを強く願う。
....てなことを、まさに門外漢の自分は言うべきではないが(苦笑)

いずれにしても、 大変 興味深い対談 だった。

最後、質疑応答の時、 幸運にもトリの質問をするチャンスに恵まれた 。自分のした質問は以下の通り。

「お二人は所謂「醜聞」の記事を沢山これ迄扱ってこられたのですが、お二人にとって記憶に残る「美談」はなんですか」

まあこれをもっとなんというか、つっかえながら言ってるのだが、 主旨は上記の通り。

これに対して、

O氏は、自分はやはり、どちらかというと醜聞にまつわる苦労話が記憶に残り、美談は覚えていない、と仰った。

M氏は、少し考えてから、ある著名な「不良」作家が、ある事件の時にまっ先に御自身を「助けて」くださったことについて、
思い出しながらお話をしてくださった。

ある種、その世界に身を置いたことのあるものにしか解らない、
先見の明と義理人情で、その作家は一本の電話を架けて来たそうである。
ある種、その作家の人柄を彷佛とさせる話で、感銘をうけた。

お二人とものこのお答えについては、それぞれの意味で、「なるほど」と納得 した。

実に充実した時間 だった。そして、 ある種とても楽しめた。 あまり明るい話題とはいかなかったが、それでも
まさに 「門外漢」である自分には、なにもかもが目新しく見えたことも事実 である。

散会後、 O氏御自身から、「これ持ってる?」と最新号を手渡された♪ありがたい♪
かの雑誌はWebで、雑誌に取り上げ切れなかった情報を、1行情報にして載せている。こちらも必見。
http://www.uwashin.com

お忙しい中、この対談の御紹介と予約の労をとってくださった ミドル英二 さん、 ありがとうございました。
実に勉強になりました。 帰り際渡し損ねてしまった、 豪州と沖縄のお土産、お送りします ね♪


帰りは、その会の出席者の大半が、所謂二次会のような席に行かれたようだが、自分はそもそも 怪我はしてるわ
単車だわで、 さっさと引き上げ させて貰った。

が、 埼玉くんだりから遠路遥々神楽坂。

途中で 面倒になって、寄り道し倒した挙げ句、結局午前様で自宅に戻った のは、まあ、 今なら書いても別に構うまい (笑)
別に 如何わしい所 に行っていた訳ではない(笑)勿論 飲酒もしてない っすよ。何してたかって、まあ どうでもいい じゃないですか(笑)

いや、ホントに 足の怪我と肩の熱を押して、 行った甲斐ありました。

ただ、 あんまりこうして 出歩き過ぎるので、治りが遅い 、という説は確かにある んですが(苦笑)

そういや、 こないだ紹介した病院食堂、火曜日にまた行ったんだけど、なぜか
頼んではいなかったアイスコーヒーが出て来た♪あれはなんでだろー♪

いや、セットにつかないことは確認してあったので、頼もうと思っていたのだが....まあ、 ありがたいことである♪

え、 借りた単車で怪我治ってもいないのにほいほい出歩く理由 ですか?
いやだってね、 日に5000円以上とられる計算になるんですよ、この単車のレンタル料。
で、 日に 300Kmまでは走行できる んです。それ以上になると、別料金(苦笑)返却時に精算です。

走りに行かなかったら、 損した気分 になりませんか?(苦笑)

今日はまだちょっと、熱がありまして(苦笑)これUPしたら、 ちょっとだけうろ×2して、おやすみなさいm(__)m
そうは言っても、 時々起き出して、仕事もしてる んですけど...


でも、これ、 はっきり言って すぐ金にはならないから、まぢでなんとかしなきゃ(泣)>生活費

あ、 差し入れは引き続きお断りしません (爆)
でも、先日 アイスは1Kgを買って来て戴いた ので(笑)もういいっす(爆)





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最終更新日  2012年04月07日 12時52分51秒


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