たゆたひ

たゆたひ

戯言だけどね


西尾維新著(講談社ノベルス)

『クビキリサイクル』
『クビシメロマンチスト』
『クビツリハイスクール』
『サイコロジカル』上・下
『ヒトクイマジカル』
『ネコソギラジカル』上・中・下

戯言シリーズは以上の9冊からなるものを指しています。
……人によっては、『零崎シリーズ』も、含めて戯言シリーズと言っている方もいるのかもしれませんが、こちらの『零崎シリーズ』には、『戯言遣い』が存在せず、語り手が異なりますから、私はこの2つは別に、今回は先の9冊だけを的にして、書評を書きたいと思います。

戯言シリーズとは、先ほど、名前だけ出てきた『戯言遣い』と評される語り手、『いーちゃん(本名不詳)』が戯言を交えながら、身の回りの事件を解き明かしていくという、ミステリー、、、なのでしょう。多分。
なぜ、名言できないか、というと、巻を重ねるにつれ、内容が『ミステリー』よりも、『人外バトル』を中心にしているような気がするからです。

濃いキャラばかりなシリーズで、新しく登場したキャラを立たせたい故に、そのキャラが人外になってしまったのか、それとも、もとよりそのつもりだったのかは、甚だ疑問ではありますが。

ともかく。
ミステリーを読みたい読者は、『ネコソギラジカル』を読むと正直がっかりするかもしれません。
それまでに、読むのをやめてしまうミステリー好きさんもいらっしゃることでしょう。

何より。
このシリーズは結構好き嫌いが分かれると思われます。
なぜなら、この語り手は『戯言遣い』だからです。
結局は、このシリーズ全てが戯言なんじゃないか、と言ってしまえばファンに怒られそうですが、正直そう言ってしまっても、納得できるかもしれません。

すべてが言葉から成っていて、すべての言葉が成っている。
そういう言葉遊びが好きな人にはオススメですが、ダラダラ喋ってる暇があったら、話まとめろよ、とか思う人にはオススメできませんね。
このシリーズはそういう言葉遊びを楽しむのも、目的の一つなんではないか、と思いますので。

で、このシリーズで、戯言のほかに魅力的、といえば、やはりキャラクターでしょう。
なにがどうしたって、もう『とにかく、濃い』の一言です。
ひとりひとり、キャラがたっていて、1巻だけで出番がなくなるキャラはもちろん、始め数ページで死んでしまうキャラクターですら、印象的。
これほどキャラが濃く、また、人数の多い話は1つ2つしか、思いあたりません。

ですから、萌えを探している方は、この本を読めば、ほぼ必ず、1人はタイプがみつかります(男でも女でも)。
……というのは、まぁ、おいておいて。
でも、それくらいってことです。

ちなみに、1番のオススメは『クビシメロマンチスト』。
戯言が好きで、それ故に嵌っている人は、これがNO1だと思います。
はい。

私はこのお話、大好きなんですが、正直、全巻の前半と後半では、大分話のジャンルが変わっていくので、前半嫌い、後半嫌い、という方も多いでしょう。
正直言いますと、私も後半はあまり好きではありません。

し、戯言遣いの人間でいて、人間でないところ、に惹かれた方は、最終巻はあまり面白くない結果かもしれません。
……正直私は、、、ってもういいですね。

戯言、読みたいけど、少し躊躇っている、という方は、1巻と2巻を先に読んでくださればいいと思います。2巻よんで、あまり好きじゃないな、と感じた方は、おそらく全巻読んでも、その感想のままだと思いますので。

でも、だからといって、西尾維新さんの作品全てを読まないのではなく、違う作品もぜひ、読んでいただきたい。
西尾維新さんの作品は、読者の好き嫌いが分かれると思いますし、同じ維新さんの作品でも、アレは好き、アレは嫌い、ということがザラにあると思います。
正直、私も西尾維新さんの作品はだいたい好きですが、『アレはダメかなー』という作品もありますんで。

ですから、戯言がダメな人はほかの作品を。。。そうですね、、、『化物語』あたりがオススメでしょうか。
これの書評も、また今度、機会があれば、書ければいいですね。



では。そういうことで、『戯言シリーズ』でした。







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