家をつくろう!=BLUE ISLAND=

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Vol.21~24

家づくり 部屋づくり Vol.21

平成14年1月23日(水) 付の日記~
=『動線』について =
いろんな 雑誌で書かれてる言葉ですが、
簡単にいうと 部屋と部屋 洗濯機から物干し台 調理台からコンロ 居間から寝室
への通り道のことです。動線がいいと言うのは
この通り道が行き来しやすく、障害物が無いまたは回り道じゃないと言うことです。
何度でも行き来するようなことは だんな様には少ないんですが 専業主婦の
奥様には 主婦業で使う部屋への行き来が
一番頻度が多くあると思います。そして回り道になるととても疲れるという原
因になると思います。
主婦業の場合は キッチンを一応中心として考えてみてください。
そこから 洗濯、物干し、お風呂、ダイニング、トイレ
への道のりもしくは 距離を考え 間取りへの参考にしてください。
後は玄関
  ↓
居    間
  ↓
階    段
  ↓
寝    室
の順番で間取りを考えながらたどって見てください。

各会社から提案された 間取り図は一度指で色んな状況を考えながら
たどって見て下さい。
遠回りになってませんか?

設計はあくまで 部屋の配置を考えてから 構造の計算になります。
みなさんにはあまり親しく無いかもしれませんが、
柱や筋交いの位置で窓が作れない部分やドアを作れない場所もあります。
しかし、その近くの柱の寸法を大きくしたりすれば
補える時もあります。そういう作業をしたくないまた、材料費を高くしたくな
いということで設計士は
「構造上そこは無理です。」という言葉を言ってしまうこともあるでしょう。
でも、家に住むのは みなさんですから家事動線や居眠動線を十分考えてみて下さい。
たぶん 設計士のそういう言葉であきらめられた方たくさん居ると思います。
うちの工務店は 『構造上そこに筋交いがほしいとこやけど
なんとか 柱変えてでもやってみるわ 腕の見せ所やもんね』
なんてこと言いながら いろいろ腕を見せてくれました。
家づくり 部屋づくり Vol.22

平成14年1月24日(木)付 の日記~
=塀について=
最近 前庭はオープンの人も多く
50㎝くらいのブロックを積み上げてガーデニングをするってのが結構見られるけど
もし通りに面してて、正面の部屋がリビングとかだったら
絶対 覗かれたくないって人もいますよね。
150㎝って言うのがキーポイントなんですが、
それ以上高い塀を作ると 結構視線は遮られるんですが、圧迫感があります。
150㎝だと結構覗き込まないと見えないくらいの高さになります。
塀は少し敷地よりセットバックして作ると 塀の外に
花壇やプランターが置けて いろいろ見せるための お家になるかな?
塀を低くして フェンスを建て、そこに目線の高さに
プランターなんかを取り付けるのも視線を遮る手、
あとは 葉が密に茂る植木 とかもいいかも。

塀の素材は ブロックなんてのは一昔前の家、
デザインブロックなんかもいろいろ売ってますが、
もし 嫌いで無ければ コンクリートを打ちっぱなしにして
そこに モルタルで塗り壁風にアレンジし、タイルを貼るなんてどう?
うちの玄関がそうなんだけど 施工費もブロック塀と変わらないくらいの値段だし、
おすすめなんだけど。

それの施工費が高い見積もりが来たら こんなに高くないはずだ!
って施工会社に言ってね。
家づくり 部屋づくり Vol.23

平成14年1月26日(土) 付の日記~
=「展示場めぐり」について=
春になると暖かくなるんで住宅展示場を回られる方も多くなると思い、
少しアドバイスを。
何十社もある展示場をまわるといろいろな話を聞きすぎて、
結局なにが良いのか分からなくなってしまうもんです。
最初は 楽しみながらインテリアや間取りを見るだけでも良いんですが、
具体的に家を建てるとなると
メーカーを工法別に見ていくと良いですよ。
プレハブ系軸組工法、プレハブ系ユニット工法、
木造軸組工法、2×4工法などに分けて
整理すると 相互の比較の対象になります。

事前に パンフレット等で確認してから歩き始めると良いですよ。
工法によって 作れる部屋ってのがある場合があります。
たとえば 地下室や柱のない大きな部屋 など
すべての工法が同じことが出来るんじゃなくて
こんな部屋が作りたいからっていうんでその工法が
作られたと思って見て下さい。
各社特別な何かがあると思います。
家づくり 部屋づくり Vol.24

平成14年1月27日(日) 付の日記~
=施工は誰に? =
今日は、ハウスメーカーと工務店・建築会社の違い&設計士の作る家とメーカ
ー・工務店の作る家の比較をします。参考にしてみてください。
まず、ハウスメーカーと工務店の違い から

☆ハウスメーカー★

良いと思うところ。
○工法や建材を自社で開発もしくは製造しているため、そこでしか手に入れら
れないものもあり、工務店との差別化を図っている。
○規格された工法で建てるため施工期間が短く、明確であり、施工費も安い。
○全国規模の広告展開で、親しみが有る。TVCMや雑誌でよく見かける、住
宅展示場に行けば施工状態を見れる。
○材料は、規格に合ったものをまとめ買いしている。
○資料やカタログが揃っている。

×広告費や会社の維持経費、住宅展示場の経費は立てる人が払っているようなもの
×商品のデザインが変わるので 少し前の施工例でも見れないときがある。
×現場管理はマニュアルに従ってするけれど、新入社員でも
現場に行かされるし、経験年数の多い人も現場にいる。よって管理は人によって変わる。
×工事は下請け、地元工務店に外注するので、アフターフォローが遅れる。
×一定のプランしかない場合がある。

☆工務店・建築会社★

○広告が少ないので地元での評価が一番営業につながる。
○施主の希望を良く聞き入れる。
○小さな仕事(例えばトイレの上に戸棚を作ったり、洗濯機の上に物を置ける
ものを作る。階段に手すりを付けたり、滑り止めを付ける。)はサービスして
くれる。
○会社が小さいので 現場管理をする人の経験年数が長い。
○広告宣伝量を注文者が負担することがない。経費は負担してるけど。
○基本的に1から設計するのでいろんなプランを組める。

×実際建てた家の内覧会とかでしか施工を見れない。
×モデルルームがわかりずらい。
×材料の発注量が少ないので、メーカーほど安価に手に入れられない。
×設計に時間がかかり、入居日が決まっているとあわてて考えないといけない。


次に 設計士の作る家とメーカー・工務店の作る家の違い
☆設計士の作る家☆

・出会い 設計士探しを自分でする。
・構造 基本設計や打ち合わせの中でコストや建物により決定。
・設計 ライフスタイルやイメージ、将来を考え決定し、模型などでサンプリング
 細かい隅々まで設計士からの提案をする。
設備や建材などは全メーカーから選べる。
・金額 設計が完了次第 施工会社から見積もりをとり、設計士がチェックを
行ったのち報告し、予算オーバーの場合はコストダウンや設計図の変更を行い
予算内に納める。
・その他 変形地や傾斜地、狭小地でも設計可能。

★メーカー・工務店の作る家★

・出会い 住宅展示場や広告、モデルハウス等で見つける。
・構造 施工業者を決めた時点で決まる。
・設計 施工業者のプランや数回の打ち合わせで概要を決め、後々細部を決め
ていくこともある。
設備・建材は施工者の取引先に大体決まっている。メーカー以外は変更も可能。
・金額 施工者からの見積もりを建築主が検討。メーカーはプラン一律料金、
変更箇所のみ金額up。
・その他 大手住宅メーカーは大きな保障と安心があり、工務店はアフターや
メンテナンスの対応が良い。(優良企業によるよ)

自分で書いてて長文になったなーって感じ。
どう いずれにせよ長所・短所があるけど、
土地を買ったところの 不動産やなりメーカーに依頼して
施工会社を探すのは 好きじゃないなー 人任せって感じで。


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