家をつくろう!=BLUE ISLAND=

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Vol.91



=住宅ローン控除について=

住宅ローンを借りて家を買うと、入居してから10年間は
ローン残高の1%に当たる額が毎年の所得税から差し引かれる。
この住宅ローン控除は2003年末までに入居すれば、
対象となるローンの限度額が5000万円だった。
つまり最大で年間50万円の所得税がもどってくるわけで、
10年間のトータルでは最大500万円というビッグな減税だった。

 だが、2004年に入居すると控除期間6年、最大控除額150万円の
制度に縮小され、2005年には制度そのものが廃止される
予定になっていた。
しかし予定どおりに縮小・廃止すると住宅市場へのマイナスの
影響が大きく、景気の足を引っ張りかねない。
住宅業界などからは制度の延長を要望する声が強まり、
国の財政事情を優先して制度を縮小したい財務省などとの
攻防が続いていた。

結局、ローン控除を1年延長、その後は段階的に縮小へという方針になり

税制改正大綱では、住宅ローン控除を最大控除額500万円のまま
1年間延長し、2005年の入居から段階的に縮小。
2008年中には同160万円とする内容が盛り込まれた。

控除率が徐々に下がることから、多かれ少なかれ
2005年以降は減税額がダウンすることは確実だ。
現行の大型減税を最大限活用したいなら、
2004年中に入居できる家を買うことが条件となる。
未完成マンションのように契約から入居まで間があく場合は
注意したほうがいいだろう。


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