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風に恋して ~自由人への応援歌~
エッセイ「夜明け前」 1章
会社の倒産など、現代では珍しくない出来事の一つであるが、私の経営者としての資質に問題があり、平成6年4月に不渡りを出し、倒産。債権者との対応や、残務整理が終ったのが7月頃だったろうか。あり余る時間の中、する事は何もない。いくつか顧問の話などやってくるが、どれも最終段階に入ると、どこからか反対の圧力が加わり、消えていく。今は何もするなという流れに身をゆだね、散歩と読書だけの毎日。
江本勝氏の「波動時代への序幕」や、青山圭秀氏の「アガスティアの葉」などを興味深く読んでいた。どの本に書いてあったのか記憶にないが、「雲消しゲーム」というのがあり、葛西臨海公園を散歩している時、この「雲消しゲーム」を試してみる気になった。
真っ青な抜けるように美しい空。白い雲。最初、小さめの雲を選び、その雲を視野の中心にすえ、「あの雲は私の意識で消えます。私の意識によって消えました。ありがとうございます。」の想いを心に繰り返す。そんな事が本当に起きるなどと考えて、トライしたのではなく、なんとなく、心に浮かんだ軽い気持ちに従っただけだった。ところが、しばらくその小さめの雲を見つめていると、真ん中辺りにジョワジョワッと泡が浮き立つ感じで、点状に雲が消えていき、その点状の雲の消失は周りに広がった。雲全体に切れ目が入り、どんどん小さく分断していく。「えっ?えっ?」と思って見つめている内に、私の視界にあった雲は、完全に姿を消してしまった。「ウソでしょ!?」思わず声が出てしまった。風が吹いて消えた? いいえ、周りの雲はそのままそこに在る。私が選んだ雲だけが消えてしまっている。それでも信じられず、前に進んで見たり、後ろに戻って見たりして、何度も何度も、消えたのではなく、どこかへ移動していないか、目の錯覚で、その瞬間だけ見えなくなっているだけではないかと、その雲の姿を探したが、結果は同じ。大きな雲の集合の中、私の選んだその雲だけが消えていた。「雲消しゲーム」について書いてあった本には、意識はエネルギーであり、エネルギーの中でも、最も強いものが人間の意識であると記述されていた。1回のトライで消えた雲が、それでも信じられなくて、それこそその日以降、いろんな場所、いろんなタイプの雲でトライしたが、どれも見事に同じプロセスで消えていった。電車の中や、バスの中からもトライしたが、すべて結果は同じだった。
一人では、田舎の親戚を訪ねることも出来ないほど臆病な私が、東京学芸大学受験のため、一人上京した時、第一回目のカルチャーショックを体験。不安や恐怖は、自分の心が作り上げただけの幻想で、実際に行動してみれば、不安や恐怖はどこにも存在していない。私はどこへでも、望むところへ、自由に、安全に出かけることができるということを、この時知った。
27歳の時、英語が嫌いで、全く英会話など出来ないのに、勤めていた貿易商社の社命でアメリカを、サンフランシスコからシカゴ、ニューヨークを経てボストンまで横断した時、2回目のカルチャーショック。言語の通じない国であろうとも、そこに生きる人達は、鬼でも蛇でもなく、皆同じ温かい心を持っている人間だということ。たとえ言葉は通じなくても、私の困惑を理解しようとし、自分のことよりも私を助けようと、真剣に私のカタコト単語に長時間耳を澄ませて、導いて下さった多くの見知らぬ方達との出逢いから、姿形や皮膚の色、異なる言語など、何の障害にもならないということを知ると同時に、「人間」の素晴らしさに、つくづく気付かされた。この時から「人間は全て善なり。」の意識が入った。多少のハンディキャップがある方が、むしろ感動が大きく、未知の人との触れ合いを通じて、毎日「生きていること」の何物にも代え難い、叫び出したいほどの感動と、大きな悦びを知った。出かける時は、嫌で、泣く泣く出発したのに、旅の途中からは、この旅が永遠に続いてくれることを、心から望んでいる自分の変化に気付いていた。
そして、自分の意識(想念)で雲が消せるという体験で、人生3回目のカルチャーショックを受けてしまった。不思議の旅の扉を開いてしまい、この日から、私の価値観はさらに大きく変わりはじめた。品川の国際波動友の会で実施されていた毎水曜日、夜の勉強会に顔を出したり、銀座のTM瞑想教室へ通ったりしながら、自分の肉体内外で起きてくる現象を、注意深く観察するようになった。そうした生活の中、平成7年に入り、夫の体調に変化が起きてきた。
6月頃より、徐々に病魔は進行していた。体調の変化は、誰よりも浩さん自身がわかっている筈なのに、私の言葉に背を向け、病魔を抱き込んでいくようだった。
平成7年6月8日
夕食後、浩発熱。37度8分。原因は肝臓であろう。また水が溜まってきているのではないかと懸念する。自分でも分かっている筈だけれど、毎晩ビール3本飲み、私の作った野菜料理にはほとんど手を付けず、チョコレートやヤキソバ、カップヌードル、ジャム付きバターパンなどを食べる。今日もそうだった。ビールだけが食事であるかのような食べ方に、苦々しさを感じるが、何も言えない私。その事に対する腹立ち、苛立ちを起こさないよう、自分をコントロールするのみ。情けない。人の死期は既に決まっているという。酒を飲もうと飲むまいと、関係ないのだから、悩まないで、本人の好きなようにさせてあげれば良いのだという。肝硬変、腹水、黄疸、肝性昏睡で急遽入院した一碧荘での夜の事を、まざまざと思い出す。
平成7年9月2日
8月29日の夜、会社から「今から帰るよ。」のコール時、「やばいんだ。芋湿布ができるようにしておいてくれ。」の声で、それは始まった。ガーゼ、油紙、生姜などを買い揃えて帰宅を待つ。腹水が溜まっているのを、身体で感じたようだ。「臍がつる。」「痛い。」という。昨日までは、むしろ顔色が良く、皮膚の赤みが減ってきていたのにどうして?会社でのストレス、できるだけ気軽に受け流し、マイナス想念を持たないようにして欲しいと、何度か伝えてみるが、「そんなの無理だよ。」との返事が気になっていた。臍が飛び出ている。まるで胎児が暴れているように、腹部に硬い塊が動く。正中線に沿って、山のように腹部が盛り上がってくる。それでもビールを止めない。芋湿布に焼き塩をのせる。便は少量ずつ、1日に6~8回くらい出るようだ。夕食前にも食事中にも便が出る。
8月30日、一緒に暮らしている知恵さん、理恵と、1日、ディズニーランドへ行く計画だったのを止めようとしたが、大丈夫だから行っておいでという。朝7時半、気がかりながら家を出る。どうやら会社を休んだようだ。
9月1日、まだ尿が出ないと言う。はぶ草茶を作る。夜、瞑想時、浩さんの身体が、元に戻る事を祈る。掌が熱くなり、じりじりと痛感が続く。私に何ができるかわからない。それに、浩さんが私の手かざしをどのように受け止めてくれるか、不安だったけれど、こんなに掌が熱く燃えているのだから、やってみようと、ベッドでテレビを見ている浩さんの部屋へ行く。ビデオを止めてくれた。腎臓の背中部分と腹部、約1時間くらい手かざしをして、神に祈った。「浩さんの、心と身体を癒して下さい。私の掌を伝わり、神の光、愛の波動が浩さんに入っていきます。彼は癒されます。ありがとうございます。」手かざしを始めてしばらくすると、浩さんの寝息が聞こえ始めた。身体が緩んできたのだろう、楽になってきたのだろうと思うが、私の掌は熱いまま、ぴりぴりと電気が流れているような感じは続いている。左腕全体に痺れが走る。目を閉じて手かざしをしているので、良くはわからないが、腹部の腫れが少し柔らかくなり、小さくなってきているように、気配で感じる。
9月2日、朝、「どお?」と聞くと、少し楽になった、痛みがなくなったとのこと。昼、エッセンシャルオイルを買いに行く。夜9時、浩さん帰宅。缶ビールと冷奴のみ、他は何も食べてくれない。オリーブオイルにサイプレス、ローズマリー、ジュニパーを、それぞれ5~10適混ぜ、マッサージオイルを作り、背中と腹部へのマッサージ。昨夜よりほんの少し、臍が窪んでいる。中国福建省の自然塩を入れた精油のお風呂に、腰湯でもいいから入って欲しいと頼むが、眠いから、とベッドへ。
瞑想後、手かざしをするため、浩さんの部屋に入る。ビデオを消してくれない。画面に背を向けて、心を集中しようとするが、殺し合いの音、画面の揺れ動く光が、嫌でも耳と閉じた目に浸入してくる。「お願い、ビデオを消して。」と心で念ずるが、伝わらない。集中できない。私の身体から汗が出てくる。その状態で、何とか1時間、懸命に集中心を高め、手かざしをし、自室で再度、瞑想をする。心の平衡を取り戻す。私の祈りに合せて、浩さんも心を落ち着かせ、自らの身体と心の再生を祈って欲しかった。虚しかった。残忍に殺し合う画面からの邪波動が、背中から集中心の邪魔をする。それでも昨夜よりは、祈りに想念を込めることができたと思う。
今朝、彼は鼻血を出した。血小板の数が減ってきている。ティッシュについた血の赤さを、彼はどんな思いで見つめているのだろう。「今度はダメかな?」とでも思っているのだろうか。絶対に治る。その為には、本人が気付かねばならない。生命に感謝し、神を想い、自らの治癒を信じ、祈る事。彼の体内を駆け巡るマイナス想念を、プラスに転化する事。そうしてくれるなら、彼は癒される。私にできるのは、それを伝える事。出勤前、「今朝はいつもよりオシッコの量が多かったよ。」の言葉を残す。今日はどうしても、精油・塩のお風呂に入ってもらおう。
睡眠不足の続くなか、ソファーで「光の手」を読んでいて眠気を感じ、目を閉じた。目を閉じた途端、視野全体が朱というか赤く染まって、四角な部屋が見え、その部屋の隅に出口が一つ見える。そこに中世風の巻髪の男二人が外に出ようと立っている。部屋全体が、右下に向けて45度位傾いた。私の脳に連動する平衡器官がはっきりそれに反応して傾いた。一体何だろう。このところ、ずっと脳感覚の変化を感じている。本を読んでいても、テレビを見ていても、じりじりと絞めつけられ、まるで脳が石のように硬くなり、小さく圧縮されたようになる。呼吸に連動して、掌と足の裏から熱い息が体外に出て行く。腕全体が痺れを感じる。瞑想中と同じ体感覚が24時間続いている。身体がとても敏感になっていて、空気の変化にさえ反応する。散歩の時でも、道の両側に樹木や植物がたくさんあるところになると、空気の濃度というか、粘りと重さが変化するのを感じてしまう。同時に私の掌は、その波長(波動?エネルギーフィールド?)をキャッチし、ドクンドクンと脈打ちはじめ、痺れ、燃えてくる。青い空を見上げると、白い小さな粒子がたくさん動き回っているのが見え、全視野の空気濃度が、植物に囲まれている道で感じるのと同じような粒子の流れとなって、その変化を感じてしまう。いままで、全く意識する事のなかった何もない空間が、この頃は濃密なエネルギーが充満した粒子の場であり、その比重というか動きというか、流れを「見る」ことができるし、「感じる」ことができる。3月18日からスタートした瞑想習慣、もうすぐ6ヶ月になる。身体に感じる不思議さは、この先どのように変化していくのだろう。
浩さん、相変わらずの不機嫌さで帰宅。食べられないし、食べてもすぐ排泄するという毎日で、心身共に疲れている。少し頬がそがれてきた。心の中が気にかかる。体調が悪いのだから、不機嫌なのもわかるけれど、だからこそ笑って欲しい。笑いは痛みを減じるし、免疫力を高めてくれる。生命に、そして病いに感謝して欲しい。会社や同僚に対するストレスを、まるで食事のように体内につめ込んでいく彼の生活は、あまりにも悲しい。「もう、会社を辞めていいよ。心を楽にしようよ。生活は何とかなるよ。何とかするよ。お願いだから、不平、不満、苛立ちを止めようよ。明日にも会社、辞めようよ。」「俺だってそうしたいよ。でも……。」不平、不満、苛立ちが、大きな大きなストレスとなって、彼の生命を縮めていく。そのことを、どうすれば理解してもらえるのだろう。
夕食後、ソファーベッドに横になってテレビを見ている時、足が吊った。体中から脂汗を吹き出して苦しむ姿を、私は悲しく見つめる。他人を裁かないで!裁くことは、裁かれることと気付いて欲しい。腹水が溜まり、鼻血が出る、足が吊る、下痢が続く、食べられない……。これらは、どれも緊急信号ばかり。ある日、その生命の火が、プッツリと消えてしまう前症状。無理にでも入院させるべきか。私の意識は「NO」と答えている。世間への自己弁護でしかない。浩さんの身体は、物質科学では癒されないことを、私の本質が知っている。危機的状況を克服できるのは、彼自身の気付きなのだ。感謝して、プラス発想で、生活を楽しんで欲しい。
To be continued
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