まずは尋ね人の告知。私と先週あるオークションであるワインを競った人を探しています。これまでも何度も被っているのですが、先週ちょっと意地になって競り落としてしまいました。競り落としたワインからこのブログを読んでいる人の可能性が高いと思います。心当たりのある方は左までメールを下さい。今度ご一緒に飲みながら共闘の紳士協定を結びましょう。(告知終わり)
さて、今日はちょっと妄想。
経済学においての貨幣の定義は「それ自体が交換手段として価値を持ち、またそれ自体が富として価値貯蔵を図られるもの」との事であるが、昨今の趨勢を見ていると一部のブルゴーニュワインは既にワインでは無く、貨幣の域に達しているように思える。このところ前に参加していたメジャーどころのオークション(敢えて名は挙げないが)をまた見ているが DRC
に関してはワインというよりは完全に貨幣になってしまった感がある。買った人ももう飲み物では無く、蓄財の一つとして見ているのだと思う。特に来る煮餡で名を馳せたオークションハウスが来る煮餡の代表作である DRC71
を出していてしかも結構な高値で落ちるのを見ると真贋はどうでも良いのだろうか。まあ、私の知ったことではないが、この機会に貨幣としてのワインの長所、欠点をちょっと考えて見る。
ビットコインでも分かるように貨幣は、その価値の裏付けを取れる権威が有れば、別段具体的な形を取らなくても良い。この場合の DRC 71も真贋どちらで有ってもそれを売りに出したオークションハウスがそれを本物として認めていればそれで良いのでは無いだろうか?そう言って手に入れた DRC は簡単に換金出来るし、それ自身富として価値貯蔵を図る事が出来るので既に貨幣の定義を満たしている。更にボトルナンバーが入っているのは都合が良い。何故ならばボトルが転売されてもブロックチエーンで、売主、買主をタイムスタンプを通して繋いで時系列が判るからだ。 DRC はビットコイン。そう考えると毎年新たな VT でリリースされるワインはビットコインを生み出すマイニングのようだ。そうすると来るに餡というはマイニングをハッキングする輩という事になる。
そして実はワインというのは貨幣よりも都合が良い面が有る。
(この項続く)
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