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カモメ7440 @ うまい! おそらく散文詩だと思います。 ショート…

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Apr 27, 2008
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カテゴリ: 柔らかい思念
不注意で墜落してしまったお釈迦様を助けるために、極楽の蓮の池にいる蜘蛛という蜘蛛が、何十匹、何百匹と、地獄の血の池めがけて糸を垂らしていく。

血の池でばたばたともがいていたお釈迦様だが、その血まみれの手に何本も蜘蛛の糸がからみつけば、のんびり育てられたお釈迦様でもさすがに気づく。

よっこいしょ、よっこいしょと蜘蛛の糸を上り始めるのだが、日頃、力仕事などしたことのないお釈迦様は少し上るだけで疲れてしまう。2,30メートルも上るともう疲れ果て、必死の思いでぶら下がっていたが、それもむなしくぼっちゃーんと再び血の池に落ちていく。

周囲の罪人がこれに気づかぬはずはない。蜘蛛の糸を見つけるとこれ幸いに上っていく。中にはお釈迦様を踏み台にして上っていく者までいる。

何人もが同じ糸にぶら下っていると、かつてのカンダタのように「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己のものだぞ。お前たちは一体誰に尋いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と叫んで、ぷつんと糸を切られるものも沢山いる。

しかし、芥川龍之介の小説を読んでいてその対応方法を心得ているものも当然いる。その上、罪人同士で助け合いながら、友情や信頼感をはぐくみながら、確実によじ上っていく罪人達もいる。

極楽はこうしてよじ登ってくる罪人をどうしたものかと対策会議を開いているが、なかなか意見がまとまらず、会議ばかりが続いている。
肝心なお釈迦様はと言えば、未だ血の池でもがいている。





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Last updated  May 5, 2008 12:18:15 PM
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