ブラボー KOJUN

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2024.04.11
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長い稽古も終わり、劇場入り三日目
いよいよの本番初日

この日が一番大変で、
午後から本番通りの直前リハ、いわゆる「ゲネプロ」があり
修正箇所をチェックして
終わると準備してすぐ本番

言ってみれば本番テンションで2回連続一気に上演するようなもので、
一年ぶりの舞台はそれなりに緊張するもんですわ

やはり本番の雰囲気は格別です
どんなにテンションはいつも通りと思いながらも
許されない失敗へのプレッシャーは高まる高まる

開演前の客席のざわつきを舞台袖で感じて、
体を空間に同調させる
楽屋で衣装に着替える
どこからともなく身体に言われもない緊張感が再び漂ってくる
楽屋でも出演者の言葉は少なく、自分たちのセリフの確認をする音が響く

「1ベル、入ります」と楽屋放送
開演5分前を知らせるアナウンスだ

さあ、「電撃メトロ」始まる

新宿にある国民共済ゼロホール、
こんな大きなホールで芝居ができるのだから嬉しい限りだ。
やはり小さな小屋より大きいのがいいわ
スターが味わう空気感を疑似体験。笑

いや〜、緊張は当たり前なんですが、
まあ、この緊張感がたまらんのです!
めっちゃ怖いんですが、でもまた体験したくなるというか、
ドラッグですわ

私自身、小さなミスはありましたが、
作品における大役、見事に果たしましたぜ!

役の気持ちを自分の心を使って表現する芸術
気持ちが大事なのは当然、
しかし演じているときはそれ以上に決められた約束事の制約を忘れてはならない。
この向きで、このタイミングで、この場所で、
すなわちフラメンコと一緒です

気持ちで踊ってはいけないといつも言ってること!
踊っているときの体を同時に内側から見つめる目を育てないとだらしない踊りになりますぜ

そして今回も踊るように演じるにトライしてみました。
さてどうでしたかな?


堤作品、初めての2幕物
休憩入れて2時間45分の大作

カーテンコールは鳴り止まぬ拍手!

おおおお!

え、まさかのダブルコール?

「えええええ、まじかよ。。。先に言っといてよ!」

想定外だったので、カーテンコールが終わると解き放たれた緊張感から
階下にある楽屋へ一気に駆け下り、興奮で数人と言葉を交わしながら着替えていると、
楽屋に流れ続ける拍手と音楽、
モニターを見ると、

「えええ? みんな舞台に出てまたお辞儀しとるやん!!!」

ケツまで下ろしたズボンを書き上げ、ファスナーを上げながら階上の舞台目指して猛ダッシュ!
ハハハ、間に合いませんでしたw

全くの想定外!

ま、それだけ感動の作品だったってことで。

今回も多くの方に泣いてもらいました。

お客さんの言葉
「堤脚本にハズレなしだね」
「こうじゅんさん、ますます素敵に!」
「すっかり俳優ですね! 素晴らしかった!」
「やはり癖のある役が似合いますね!」
「また泣かされました!」
「フラメンコ、私は感じました!さすがです!」
「毎回見るたびに今回が最高と思ってきたけど、いや〜、今回これが今までで最高です!
作品も、箆津さんも!」
「作品のテーマが時勢にあっていたせいか、深く考えさせられました。観劇して本当に良かったです」
などなど

運んでいただいた人の人生に、いやそれは大げさか、
心にと言い換えよう
その心に新しい風が吹き込まれたなら役者冥利に尽きるというもの

役者に限らずパフォーミングアートの世界に生きる者にとっては、それが使命みたいなもんですから。

まだまだ日曜まで続きます。
お席は少しばかりまだ余裕がありますんで、ぜひお運びくださいな!

ジグジグ ストロングシープス グランドロマン 第15回公演
「電撃メトロ」
堤 泰之 作・演出
国民共済ゼロホール(新宿南口5分)

私はSSチームの出演です。
ひときわ大きく成長した箆津弘順をぜひ応援くださいな!

お待ちしてます!!!!





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Last updated  2024.04.11 11:23:07


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