うつ、その深き淵より
ある精神科医の闘病記録
著者:ピート・C.カイパー /那須弘之
出版社:創元社(大阪)
サイズ:単行本/299p
発行年月:1997年07月
本体価格 2,400円 (税込 2,520 円)
著者は著名な大学病院の精神科医(教授)で,難治性のうつ病体験者です。精神科の教科書を執筆しています。それほどの精神医学の専門家でさえ,うつ病になってしまったのです。
妄想を抱いたりもしたそうです。入院中,コンピューターゲームのチェスをしている看護師を見て,「コンピューターでチェスをするのは変だ」と思い,看護師の首を締めたりするほど重症でした。
この本は,そんな精神科医のうつ病体験記です。
うつ病を体験した精神科医の処方せん
医師として、患者として、支援者として
著者:蟻塚亮二
出版社:大月書店
サイズ:単行本/187p
発行年月:2005年09月
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
うつ病を体験した精神科医が書いた本です。著者は精神科医ですが,うつ病が専門ではなく,統合失調症が専門です。
治療期間については長く想定したほうがよいと言っています。例えば,復職には三年くらいの長期計画をもつこと,など。
うつ病からの復帰には想像以上に時間がかかるようです。
凄絶な生還、うつ病になってよかった
著者:竹脇無我 /上島国利
出版社:マキノ出版
サイズ:単行本/174p
発行年月:2003年07月
本体価格 1,300円 (税込 1,365 円)
竹脇無我さんは重症のうつ病を体験しています。自殺念慮がかなり強かったそうです。竹脇さんの父親はうつが原因で自殺してしまいました。
竹脇さんはうつが酷い時期に,金魚に餌を与えることを日課にしていたそうです。それで私も生き物に餌を与えることを日課にしようと思い,うさぎを飼うことにしました。朝と夜の二回,餌を与えることを日課にしています。
病気は人生の挫折ではない
一アナウンサーの“奇跡”
My book
著者:小川宏
出版社:文化創作出版
サイズ:単行本/217p
発行年月:2001年09月
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
アナウンサー小川宏さんのうつ病体験記です。小川さんは,ある日の早朝,自殺するために踏切で電車に飛び込もうとしていたそうです。その時点では,まだうつ病の治療を開始する前でした。このことがきっかけになってうつ病の治療を開始したそうです。この本にはうつ以外の小川さんのことがたくさん書かれています。
精神科医がうつ病になった
ある精神科医のうつ病体験記
著者:泉基樹
出版社:廣済堂出版
サイズ:単行本/182p
発行年月:2002年04月
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
うつ病になった精神科医の体験記です。著者は抗うつ薬を最大量服用しながら仕事を続けていましたが,ついに限界が来て,3ヶ月間休職し,その後,復職して精神科医として診療を続けています。
やまない雨はない
妻の死、うつ病、それから…
文春文庫
著者:倉嶋厚
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/236p
発行年月:2004年02月
本体価格 438円 (税込 459 円)
NHKで気象キャスターをしていた倉島厚さんのうつ病体験記です。自殺念慮のあった倉島さんは,実際に自分が住んでいるマンションの屋上からジャンプしたそうです。たまたま真上に飛んだため,同じ場所に着地して助かりました。
「うつ」は、ゆっくり治せばいい!
「軽症うつ&ストレス」と付き合うための習慣術
著者:小野一之
出版社:すばる舎
サイズ:単行本/213p
発行年月:2005年06月
本体価格 1,400円 (税込 1,470 円)
長年,軽症うつに悩まされてきた著者の体験記です。著者の小野一之さんは出版社勤務時代にうつ病になり,以来ずっとうつ病と付き合っています。
リセット
私はまた踊る
著者:watari
出版社:健康ジャーナル社
サイズ:単行本/197p
発行年月:2004年07月
本体価格 1,400円 (税込 1,470 円)
テレビ番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」の「芸能人社交ダンス部」の振付師をしていたwatari(わたりとしお)さんの5年間にわたるうつ病体験記です。
うつ病からの生還
うつ病とは、こうして闘え!
著者:井口英治
出版社:はまの出版
サイズ:単行本/213p
発行年月:2005年06月
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
著者は国土交通省で航空関係の仕事をしている技官で,5年間のうつ病体験記です。
「うつ」への復讐
絶望から六年目の復活
Kappa books
著者:高島忠夫
出版社:光文社
サイズ:単行本/217p
発行年月:2004年03月
本体価格 1,300円 (税込 1,365 円)
高島忠夫さんのうつ病体験記です。高島さんはうつが治りかけた時期に海外ロケの仕事をしてうつが悪化し,5年間うつ病に悩まされることになりました。うつの闘病中に亡くなった実母の死を2年半も知らされなかったそうです。高島さんの介護にあたっていた妻の寿美花代さんも精神的にまいってしまい,精神科を受診したそうです。