ティエンの趣味に全力疾走

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三毛猫


うど子(白ぶち2つ、アグーチ、ボブテール1つ)がお見合いしました。
で、2ヶ月ほど前に子猫が2匹生まれました。

内訳・・・・ブラック&ホワイト、ボブテールの雄、『ぶんぺい』
     (白ぶち1つ、X染色体上にブラック、ボブテール2つ)
      キャリコ、ボブテールの雌、『みけこ』
     (白ぶち1つ、X染色体上ブラウンとブラックのヘテロ、アグーチ、ボブテール2つ)

この結果より、うど子のあの色合いは、X染色体上にブラックが2つ揃い、
なおかつアグーチを持っている事によって生み出された物と考えられます。

 で、三毛猫のあの黒と茶色のモザイク上の模様がどの様に生み出されるか、と言うと、
どうやら 『発生段階におけるX染色体のランダムな不活性化』 による物みたいです。

 哺乳類の性染色体のうち、X染色体は常染色体と同じ位の大きさで、
重要な遺伝子がいくつも乗っているのですが、
Y染色体は極端に小さい為か、『性決定因子』を持つ他には、
あまり重要な遺伝子を持っていないと考えられているようです。
 しかし、人間の性差を見ても判るように、
Y染色体の有無による差はあっても、X染色体の量による差はありません。
(例外として、性染色体異数体が上げられますが、ここでは割愛させていただきます。)
 何故、X染色体の数による違いが表面化しないかというと、どうやら
前述の『発生段階におけるX染色体のランダムな不活性化』が原因のようです。
 卵割の初期段階において、細胞ごとにランダムに、X染色体が小さく固まってしまい、
遺伝子の読み出しが出来ない状態になってしまうんだそうです。
一つの細胞内で、同時に2つのX染色体が活性化する事は殆ど無いらしく、
そのような意味では、X染色体ホモ接合体(人間では女性、動物では雌)は
異なる発現型の細胞が交じり合ったキメラだ、と言う話です。
 この説によると、伴性遺伝病が女性において発病しないのは、
病気の遺伝子が発現している細胞があっても、正常な遺伝子が発現している細胞がフォローできる と言う理由だとされています。

 人間の場合は、組織が異なる細胞のモザイクになっているなんて外見からでは判りません。
ですが、X染色体上に色素の遺伝子が乗っている猫の場合、
皮膚上の細胞のモザイクがそのまま、毛皮の模様になって現れるわけです。



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