ティエンの趣味に全力疾走

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ABO式血液型―――補足―――


でも、誰かの家庭問題に踏み込んでしまいそうでイヤかも・・・・。

 『人の遺伝学』と銘打って、血液型についてのたもーて見た時の事。
その中で、 「AB型の人の子供は、絶対にO型にはならない」 と言うような事を書きました。
すみません、ウソです。
まあ、まるっきりウソと言うわけでも無いのですが・・・・。

普通は、染色体上におけるABO式血液型を決める遺伝子が乗っているべき場所には一つしか遺伝子は乗っていません。
遺伝子と言う物は、染色体上ではっきりと場所が決まって居ます。
だからこそ、『ゲノムプロジェクト』なる計画が意味を持ってくるわけで・・・・。
 子供は両親から一セットずつ、染色体のセットを受け取って生まれるわけですが、
普通は一セットの遺伝子の中に入っている血液型の遺伝子(ABO式)は一つだけです。
片親から受け取る事が出来るのは、AかBかOのどれか一つだけ。
ですが、ごくたまに例外もあります。
「シスAB型」 と呼ばれる遺伝子がそうです。
 血液型遺伝子が一つだけ乗っているはずの、たった一つの遺伝子座にAとBの遺伝子が両方乗っている現象です。
この遺伝子を持っている人の場合、
たとえもう一つの血液型遺伝子がOであったとしても、必ずAB型になります。
片親からもらった分だけで、もう既にAとBが揃ってしまっているわけですから。

 シスABを持っている人の遺伝子構成は、以下のような物になります。
1.ABとA
2.ABとB
3.ABとO
この内どの組み合わせであっても、表現型は「AB型」になります。
で、この内3の、ABとOの組み合わせを持っている人の場合のみ、子供にO型が生まれる可能性が出てきます。
相手がOの遺伝子を持っている事が必要ですが。

・蛇足
 シスABのように、「同一の染色体上に乗っている遺伝子グループ」の事を「連鎖している」と表現します。
メンデルが実験に使ったのが、えんどう豆でなくて他の生き物だったら、
多分『メンデルの法則』の発見は遅れたんじゃないかと言われています。
偶然にも、メンデルが選んだ形質対(対立遺伝子)は7対。
えんどう豆の染色体も7対。総ての遺伝子が異なる染色体上に乗っていたと言う幸運。
 まぁ、メンデルの残した実験メモが、彼の行った実験の総てではないのでしょうが・・・・。

 ついでに、もう一つ。
『生まれた順番は、受け継がれる遺伝子の種類とは無関係である』
 いや、以前に聞かれたんだぁ・・・・。
「一番初めの子供が遺伝病だったから、次の子供はならないよね?」って。
 子供が受け継ぐ遺伝子は、毎回サイコロ振って決めるみたいな物です。
『それぞれの試行は独立しており、互いに影響を及ぼす物ではない』 って事。
2回サイコロ振ってみて、同じ目が出る事だって十分にありうるんです、ハイ。


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