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なかなか良いという評判は聞いていたけれど見逃していた映画自主上映されたので観てきました。 「この世界の片隅に」第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロインと、彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描く。昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で、家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが……。能年玲奈から改名したのんが主人公すず役でアニメ映画の声優に初挑戦した。公開後は口コミやSNSで評判が広まり、15週連続で興行ランキングのトップ10入り。第90回キネマ旬報トップテンで「となりのトトロ」以来となるアニメーション作品での1位を獲得するなど高く評価され、第40回日本アカデミー賞でも最優秀アニメーション作品賞を受賞した。 もう一度見たいと一緒に行った人もいるなど評判は良かったけれど、私はさほど期待していなかったのですが・・・・ 軍港の呉は1日に何度も空襲されるなど、おっとりとしたすずさんも否応なしに巻き込まれ、広島の実家は原爆で焼かれてしまうなど、戦争の恐ろしさは十分に伝わってきた。 お天気の良い日軍港に浮かぶ船をスケッチしていただけで憲兵に捕まったりもした。そういう悲惨な状況なのですが、すずさんの人柄で暗いだけの映画ではない。 結婚前好きだった男の子が海軍の青年になって家を訪ねてきた時、納屋の上の部屋を用意しゆっくり話しなさいと言った夫。彼はとても優しくすずさんを愛してくれている。彼だけではなく出てくる人たちは皆優しいいい人達。それが観る者の心を温かくしてくれる。それでもこんないい人達ばかりでも戦争は起こるのですね。 ラジオから終戦のお言葉が流れたとき「最後の一人まで戦えと言ったじゃない。まだここだけでも5人もいるのに」と怒ったすずさん。真剣に怒ったのはここだけでした。 すずさんが見初められたのはどこか、最後に明らかになるのですがそれが愉快。 とても良い映画でした!! 皆さんにぜひ見てもらいたい映画です。
2017.06.16
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小さな庭の2本の八重桜が満開で原色のチューリップがかすむほど桜色に染まっていて美しいこの季節が大好きです。妹はこんな気持ちの良い季節に生まれ私はその日のことをよく覚えています。産まれた妹の産声の大きかったこと!!とっても嬉しかったこと!!それから長い年月が流れ、母も父ももういないけれど妹はそばにいて何かと助けてくれる。妹がいて良かったといつも思っています。彼女のお誕生日にはちょっと早かったのですが美食御膳えりも亭を予約してお誕生を祝いました。お蕎麦が田舎そば風で美味しくクーポンでコーヒーとデザートもついています。思い出話から孫たちの話までおしゃべりは尽きるところを知らなかったのですが映画にお誘い北大近くから狸小路の映画館まで時間を気にしつつ移動しました。「未来よこんにちは」ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞! 凛として生きる。過ぎ行く時に逆らわないヒロインの誕生に 全世界が共感し、熱い拍手を送った。 高校教師の女性が夫に去られ、母は亡くなり、執筆していた教科書の出版も中止になり恋心を抱いていた自慢の教え子にも冷たくされるもう、これでもかと、辛いことばかりが次々おき一人ぼっちになってしまう・・・立ち上がれないのではと思うほどだけれど彼女は日々の生活に肩ひじ張るわけでもなくたんたんと戻って行くそれこそ凛として輝いて!最後に今一つ物足りなく感じたのはなぜ?私には何でも話せる妹がいて良かった!!
2017.05.19
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「どこでもドア」で南極に行ったわけでも「タケコプター」で移動したわけでもないけれど朝カーテンを開けると庭は雪景色に変わっていた。また雪先日孫っち2人を連れて「ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険」を観に行ってきた。ファクトリーでも上映しているけれど孫っちの家にあまりにも近く非日常感に欠けるのでちょっとお出かけ感を味合わせたくて札幌駅のシネマフロンティアに連れて行った。エレベーターからぎゅうぎゅう詰めだったけれどシアターのある7階に降りるともうもうすごい人人人ネットでチケットを買っていたので大行列には並ぶことなく入口の発券機でスイスイは良かったけれど飲み物や食べ物を買うのが大変どのレジにも大行列。ようやく希望のものを買って人の波を縫って座席に3人並んでホッと一息周りを見回すと明らかにおじいちゃんおばあちゃん連れの子どもたちが目に付く。平日でお父さんお母さんはお仕事だし、シニア料金は安いものね。「ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険」真夏の暑さに耐えかねたのび太たちが向かったのは、巨大な氷山。ひみつ道具「氷細工ごて」で遊園地を作っていたのび太たちは、氷漬けになっている不思議な腕輪を見つける。調べてみたところ、なんと腕輪が氷に埋まったのは、人が住んでいるはずもない10万年前の南極だった!腕輪の落とし主を探して南極へと向かうドラえもんたち。その前に、なんと氷の下に閉ざされた巨大な都市遺跡が姿を現す。「10万年前に行って、落とし物を届けよう!」 ひみつ道具「タイムベルト」で10万年前に向かうドラえもんたち。 そこで、凍りついてしまった自分たちの星を救うため、宇宙を旅し、腕輪の謎を追う少女カーラとヒャッコイ博士に出会う。そして、腕輪を巡り、ドラえもんたちは、地球が凍結する危機に直面する!10万年前の地球では他の星を凍結させ生物が住めない世界に変える恐ろしい技術が開発されていた。そしてその技術はこの地球をも凍結させてしまうことになるもので巨大な氷山に封印しておくしかないものだった。う~ん、これは今の時代にも警告を発した映画だったのですね。今の自分たちの力で制御できないものを開発してはいけないって。孫たちにはそこまでは読み取れなかったことでしょうが。
2017.03.31
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今日は旭山動物園・層雲峡氷瀑祭りを見て層雲峡温泉に泊まり明日は紋別港で流氷砕氷船ガリンコ号に乗るのでこれから出発予定なのに外は吹雪さてどうなるでしょう?アカデミー賞最有力と宣伝されている映画を観た原作 遠藤周作 × 監督 マーティン・スコセッシ遠藤周作の原作は読んでいて怖かったことしか覚えておらず、見るのも躊躇したけれど、スコセッシ監督が原作と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えて実現した一大プロジェクトということで、観に行ったキャストは主演のアンドリュー・ガーフィールドを筆頭に、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら、どの役者も選びに選んでの役ということで適役だったけれど、3年かけてオーデションを繰り返しようやく決めたという窪塚洋介がなるほどと思わされた。舞台は江戸初期の長崎人間の強さ、弱さとは?信じることとは?そして、生きることの意味とは?貧困や格差、異文化の衝突など、この混迷を極める現代において、人類の永遠のテーマがあまりに深く、あまりに尊く描かれていた。かすかな希望の印はあったけれど観終わった後、息苦しくて美味しいランチで気分転換した。「見よ、飛行機の高く飛べるを」劇団青年座昨夜見てきた演劇明治の後半の岡崎にある女子師範学校に集まった教師を目指す才女たち。良妻賢母教育に反発し、平塚らいてふや与謝野晶子たちに憧れ新しい雑誌を作ろうと行動を起こすが、事件が持ち上がりストライキを計画するも味方してくれた先生が校長などに追い詰められやめるよう説得し、たった二人のストライキとなるだが、そのうちの一人も好きだった先生に結婚を申し込まれ、やめることになり残された一人は祝福しつつも退学になっても自分は続けると決意するその結果どうなったかは演じられなかったけれどモデルだった二人は存在し、結婚して素晴らしい良妻賢母になった彼女は生涯生き方を貫き通した市川房江と自分を比べ、何かやり残したという思いがあった様子だったという。「女子だって飛ばなくっちゃならんのです!」
2017.02.24
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久し振りの演劇鑑賞文化座の「銀の滴降る降るまわりに」1944年の首里で、出会うはずのない者たちが出会った、そして1945年・・・軍属として炊事兵となった、銃を持たない人間たちの沖縄戦。アイヌや沖縄の人間も含めて構成された日本の兵士たちそれぞれに偏見を抱えいがみ合い喧嘩しながら食料を調達し、調理する。が、足りない食糧、激しくなる米軍の攻撃いつまでもいがみ合っていては生き残れない。いやでも手を組むしかない。アイヌの人や沖縄の人を「土人」と蔑んだりしていた人々もぎこちなく手を差し出す・・・戦時中アイヌの人たちは「日本軍の盾」として送り込まれていた。「沖縄の人々を守るため」行ったはずの日本軍は沖縄の人を守ってはくれなかった。それでも戦いのさなかには人間としての触れ合いがあり少しだけほっとさせてくれる。日本軍が徴用した家の主、夫婦役阿部勉と佐々木愛が沖縄人としての愛に満ちていてとても素晴らしかった。ー「銀の滴降る降るまわりに金の滴降る降るまわりに」という歌を私は歌いながら流れに沿っており人間の村の上を通りながら下を眺めると・・・」これは知里幸恵というアイヌの人がはじめて日本語訳をしたユカラ(アイヌの物語)私の叔父たちも3人沖縄戦で亡くなっています。どんな状況の中で亡くなっていったのでしょうか?今まで誰も語ってはくれなかったし知っているかもしれない叔父や叔母たちも今はもういません。ガウンの余った布で46%サイズのサンタを作りました。結局家に残ったのはこの二人のサンタさんです。これで今年のサンタづくりは終了!!
2016.12.16
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小雨が降り続き一気に秋のたたずまいになった札幌半袖では肌寒くコットンのカーディガンを着てPCに向かっています。今日は長男の誕生日あの日は青空が広がって気持ちの良い日でした。共働きだったため両方の父母、妹一家、周りの人々に支えられて育ててきました。私はそのご恩を忘れることはないけれど貴方にも感謝の気持ちを忘れないでほしい、と思っています。昨日演劇を見てきました。昭和四十九年春、ルポライター児玉は九十九枚の写真を手に、東京の下町をさまよい歩いていた。それは、三十年前、のちに写真家となる桑原甲子雄がシャッターを切った氏名不詳の家族写真―かつて、一銭五厘の赤紙で戦場に送られた兵士たちのもとへ届けるため、そして彼らの戦意高揚のために撮られた写真である。児玉は、下町に暮らす住人たちのおぼろげな記憶の糸を頼りに、その家族たちをやっとの思いで捜し当てて行く。酒屋、金物屋、蝋燭屋...それぞれの営みの中でさまざまな戦後が刻み込まれていた。旅の途中で児玉は、出征した兵士の母と妻、娘が暮らす家にたどり着く。敗戦への坂を転がり始めた昭和十八年、そして高度成長を遂げつつあった昭和四十年代の下町を舞台に、九十九枚の写真に焼き付けられた氏名不詳の人々の愛と哀しみの物語。昨日はパッチワークのお稽古に行き、映画に誘われ、そういえば演劇もあったっけ!いつだったかしらと、手帳を見て思い出したくらいまるで期待していなかったのですが、とても良かった。兵士に送るために写された99枚の家族写真(桑原甲子男という人が写したもの)が次々と舞台に写され、戦地に行った息子や夫や父や兄弟にそれぞれがカメラに向かって問いかけているような99枚の家族写真が強く訴えてくるものがありお腹に子どもを宿したお嫁さんを残した息子を戦地に送った児玉家のお芝居が折々入り・・・東京大空襲でも焼け残った児玉家では勤労動員に行っていた娘を空爆で亡くし戦争が終わって息子が夫が父が戻ってくることを楽しみにしていたのに武器も食料もなく上陸したニューギニアでマラリアで病死したと戦友が伝えてくれて・・・涙なしには見られませんでした。「100枚目の写真」を写す世の中にしてはいけない・・・というトム・プロジェクトの熱い思いが伝わってきました。100枚目の写真が戦地にいる長男や次男に向けての私たちの家族写真になるなんて絶対に嫌です。
2016.09.09
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雨だけではなく雪マークも出ている待ちに待ったゴールデンウィーク明日から二人の息子の家族たちと一泊旅行の予定ところが今日来た次男のお嫁ちゃんがちょっと体調不良長男に電話すると幼稚園に入園し張り切っていた孫2が、昨夜からお疲れモードだという。あれれ!!!明日はどうなっちゃう??夫と私は無理しないでホテルにキャンセルの電話をしようと言ったけれど次男のお嫁ちゃんは明日になったら元気になると言うし、長男も明日になったら孫2は元気になるだろうから大丈夫という・・・本当に大丈夫かなあ??当日のキャンセル料は高いのよねえ スポットライトを観てきた。ボストン・グローブ紙の〈スポットライト〉チームが巨大な権力を相手に正義を貫いた衝撃の実話 2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。バロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。彼らは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった今、私たちは誰もが「正しいことは正しい」と言うことのできる社会に生きているだろうか?記者生命に懸けて真実を求める彼らの存在はこの閉塞した現代にひときわ眩い光を放ち我々の良心をも照らし出す。報道後はもちろんのこと、本作上映を機に被害にあった元子どもたちが次々と声をあげその声は確実にバチカンへと響いている。真実を追い求める彼らが信じられないほどの強靭な粘り強さと迫力で次々と明らかにしていく貧しいもの弱きものが犠牲になっていた驚きの事実、生きもつかぬ展開に真実を報道したいという一人ひとりの熱い思いに魅せられた。
2016.04.29
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暖かい日が続いている札幌庭にはまだ雪が残っているけれどきっとこのまま春になっていくのだろう3月11日の次の日、福島から避難してきている人に誘われてみた演劇「空の村号」作 篠原久美子座・れら演出 戸塚直人 夢がいっぱいで、SFで冒険でフィクションで、 ホントのことなんかひとっつも入っていない映画を、今、作る! 福島の美しい里山で暮らす酪農一家の長男、楠木空は小学5年生。 2011年3月11日に東日本を襲った大震災と原発事故で家族も村も大きく揺れ動くなか、 空は取材に来ている映画監督から、本当のことを映すのがドキュメンタリーであると教わる。 しかし、空は家族や友達の震災後の様子を見ていると、本当のことなんて面白くないと感じてしまう。 そこで空は夢に生きる男になることを決意し、本当のことがひとつも入っていない映画を撮ることにした。 タイトルは「宇宙海賊船・空号の冒険!」3・11以後、喧嘩をしたことのない両親が言い争う元気いっぱいだった妹が部屋にこもってしまう「どこかに放射能を吸い取るゾゾガガボンバーという怪獣がいてこの村の放射能を全部きれいに吸い取ってくれないかな。」「この村がそっくり空に浮かんで、放射能の心配をしないでみんなで一緒に暮らしたいなあ」演劇としては上手とは言えないかもしれないけれど原発事故で故郷を追われた人々の心が通じてくる演劇だった。私たち一人ひとりに原発の事故がもたらしたことを再度問いかけてきた。
2016.03.18
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東日本大震災から5年が経った今日「あん」を観てきた。ドリアン助川さんの原作河瀬直美監督樹木希林・永瀬正敏・内田伽羅・市原悦子どら焼き屋の雇われ店長の千太郎のもとに、求人広告を見た一人の老女徳江がやってきて働かせてくれるようお願いする。彼女に粒あん作りを任せるとそのおいしさが評判になり店は繁盛するが、心ない噂にお客が激減し・・・粒あんを作りながら徳江の語る言葉がいいああ、なんと優しい気持ちでお料理をしていることか私は未だかつて、こんなに心を込めて煮炊きをしたことがなかった。いつも速く楽ちんにと効率ばかりを求めて、手早いことが自慢だったりしてまた、若い中学生や千太郎に向ける徳江のまなざしがいい「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。・・・だとすれば、何かになれなくても、私達には生きる意味があるのよ。」何と励まされる言葉でしょう!避難生活を送る人はまだ17万人超とのこと多くの人々が復興とは程遠いところで生きていることに胸が痛む。私たちの接している自主避難の皆さんも、支援が打ち切られたり2重生活が大変だったりしてまだ原発後の不安が残る地元に帰ったり、自力で札幌に残る道を模索したりしている。そして子ども達も明るく振舞いながらも必死の思いで環境の変化に馴染もうとしている。そんな皆さんに、子ども達に、上の言葉を贈りたい。決して無理をしなくてもいいんだよ、って。
2016.03.11
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鹿児島に行く前に観た映画「母と暮らせば」1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいたが……。以前、井上ひさしの「父と暮らせば」の舞台を見て感動したので山田洋次監督が彼の意志を引き継ぎどう作り上げたのかとても興味を持って観た。息子浩二が学ぶ医大に原爆が落とされたシーン、インク壺が一瞬に溶ける、ただそれだけで山田監督の狙いがよくいかされていたと思う。息子を一瞬の原爆で失った母伸子と恋人を一瞬で失った町子二人が寄り添うように生きているところに表れた亡くなった息子彼は母だけに見える。その息子に話しかける母の気持ちが痛いほど伝わってきた。やがて町子に恋人ができ原爆に侵されていた伸子の身体は日に日に弱っていく「なぜ浩二が死んであなたは生きているの?」言ってはいけない言葉と知りつつも言ってしまった母こんな理性的な母でもこういうことを言うかしら???体が弱っていくと心も弱っていくのかしら?それでも町子の結婚を祝福し母は床に就く・・・・母にはもう少し、もう少しだけ強く生きていてほしかった!何だか町子がかわいそう。「台風や地震は仕方がない。でもこれ(戦争)は違う。」母伸子の言葉が心に残る。吉永小百合も二宮和也も黒木華もそれぞれの演技がごく自然で良かった。
2016.01.29
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「ち、ち、ち、ち、」と庭で小鳥の声が賑やかなので急いで起きてそ~っとカーテンを開けるとサーと羽音だけ残して一斉に飛び立っていってしまい姿も形も見ることができなかった昨日習い事の帰り道、真っ赤に色づいたドウダンツツジに囲まれた家があり家そのものも真っ赤に染まって見えるほどの美しさにしばし佇んで見惚れていました。札幌の美しい紅葉・・・あとどのくらい見ていられるでしょうか?昨日はお稽古先で かぼちゃ団子のお汁粉を作っていただきとっても美味しかった。私はお汁粉はめったに作りませんが小豆もかぼちゃも大好き北海道産のかぼちゃはほくほくで甘くてしかも今はお安い。今年はずいぶん作った簡単なかぼちゃのキッシュ材料(3人分)かぼちゃ 150gベーコン 30g卵大1個生クリーム40gとろけるチーズ 30g塩 0.75g胡椒 少々1、カボチャを一口大に切り、レンジで柔らかくする。ベーコンは細切りにし、からいりする。2、卵以下の材料で卵液を作り、かぼちゃ、ベーコンを入れる。3、フライパンにクッキングペーパーを敷き、あれば春巻きの皮を敷き2を流しいれて蓋をして弱火で焼く。オーブンや型を使うと本格的ですが夫と二人なのでこれで十分片付けも簡単です。海洋天堂李連杰(ジェット・リー)主演の映画中国・香港映画/海洋天堂自閉症の息子を抱えた父が余命数か月と診断される父の働く水族館の巨大水槽で泳ぐことが大好きな息子に何を遺していくのかジェット・リーの父のまなざしが素晴らしい。お父さんはカメになってずっとずっと生きていると教えようとする姿などなど観た後、夫と二人しばし無言心が洗われる映画でした。そして思ったこと、遺せる最大のものは信頼しあえる友人だと。
2015.10.30
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ワクワクして待っていた「八月の鯨」映画ではなく劇団民芸の演劇 八月の鯨作=デイヴィッド・ベリー 訳・演出=丹野郁弓リビーとサラの姉妹は毎年、アメリカ・メイン州沿岸の島にあるサマーハウスで夏を過ごすことにしている。1954年の8月、鯨の訪れを心待ちにする姉妹だが、もう昔のように鯨がこの島にやってくることはない。目が不自由になった姉のリビーは、他人に依存しなければ生きてゆけない自分に腹を立てていた。ますます気難しくなった彼女には、面倒見のいい妹のサラもさすがに手を焼く始末。そんな頃、幼なじみのティシャがサラにある提案をする。リビーを施設に預けて自分と暮さないか、と言うのだ。迷うサラ。さらにロシアの亡命貴族マラノフの登場で姉妹の間には微かな波風がたつ……。 キャストサラ……日色ともゑリビー……奈良岡朋子ジョシュア……稲垣隆史ティシャ……舩坂博子マラノフ……篠田三郎(客演)美しい姉リビー役の奈良岡朋子は長く白い髪が良く似合い、ほっそりした指先に塗られたマニキュアまで計算されたように淡く輝きハリのある声には微塵の年齢も感じさせず背筋がピンと伸び 一挙手一投足に魅せられました。 最後にサラが姉と離れ、自分らしく生きていこうとする、姉も受け入れるところがとても良かった(二人姉妹の姉である私はどうも姉の立場で観てしまいます。) 出演者はたった5人 でしたが日色ともゑも 稲垣隆史も舩坂博子も篠田三郎もそれぞれに適役であっという間の2時間。 あ列の真ん中の席で 役者さんたちの息づかいを感じながらの鑑賞は至福のひと時でした。 一昨日は ヴェン・カミーノ (良き道を)と題された80代のご夫婦の二人展鑑賞「良き道を」奥様が絵旦那様がエッチング 私は奥様の絵の方に惹かれました。素朴な線と絶妙な色使いこんな絵が描けたらいいな 80代になって描かれたものも多く、その創作意欲に感服 ご一緒に観に行ったお仲間の二人ももう70代後半いつも前向きでよく本を読み話題が豊富 私も70代80代になってもこうやって生きていけたらいいなあ
2014.06.25
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青い空が広がって日差しが心地良い朝ですが寒い寒い{{ (>_<) }}昨夜はそんな寒さをものともせず演劇を鑑賞してきました。「樫の木坂四姉妹」俳優座その坂道は樫の木坂と呼ぶ。長崎港を望む坂の中腹に樹齢数百年を超える樫の老木があるからだ。人々はその威風をたたえ、神木として保存してきた。だがその老木も1945年8月9日の原爆投下で息絶えてしまったと思われたが、翌年の春、一枚の葉を芽吹かせた。今では道端からこの物語の舞台になる葦葉家の庭先までみごとな葉群を広げていた。2000年、長崎は夏を迎えようとしていた。被爆者である三姉妹の生活を撮り続けてきたカメラマンの洲崎はその日、部屋のピアノについて尋ねる。それは四女が双子の姉三女の供養のために購入したものだった。あれから55年、ピアノの調べは若かりし四姉妹が暮らしていたころへ誘っていく 戦後の混乱をそれぞれの思いで生きてきた三姉妹の2000年の日常被爆者として語り部となった長女アメリカ兵と結婚しアメリカに渡り、大きな傷を抱えて戻ってきた次女双子の姉の思いを引きずり内向きに生きている四女お芝居の進行とともに彼女たちの人生が浮き彫りになってくるのです。 兄がいて父がいて母がいて四姉妹がいて、いつも歌声に満ちていた戦前1944年の家族多分特攻に行く前の一時帰宅だった兄が中心となって歌う琵琶湖周航の歌兄役は聞き惚れてしまったほどいいお声!! 戦前の明るく賑やかな家と今の老女ばかり(決して暗くはない)の家、その対比が鮮やかで胸に迫りました。どの役にも心が通っていてたっぷりとお芝居にはまりこむことのできた観応えのある二時間半でした。 家に帰って調べるとあんなに元気に動き回り自由気ままでお茶目な次女ひかる役は82歳の岩崎加根子屋根に登って家の補修までして元気ハツラツだった四女ゆめ役の川口敦子は81歳そして長女しを役の中村たつは1928年生まれとあるからなんと86歳!驚きです。お芝居を観ている限り決してそんな風には見えません。10歳は若く見えました。鍛え方が違うのでしょう。見習わなくっちゃ!!この次の「八月の鯨」の奈良岡朋子が楽しみです。 私は幼い頃から母の歌声が大好きでした。おおそれ見よ帰れソレントへ・・・今でも母の若かりし頃の姿とともにその歌声が思い出されます。昭和6年生まれで戦中女学生だった母も歌が救いの青春だったのでしょう。
2014.04.19
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「ヒュー・ジャックマンの歌は素晴らしかった。本当に自分で歌っているのかな?」「ラッセルクロウも歌があんなに上手とは思わなかったね。 」「アン・ハサウェイは助演女優賞だったって、素敵だったものね。」昨夕お買い物に行ったとき映画でも観ていこうよと一仕事終えた夫が言い友人知人が絶賛している「レ・ミゼラブル」を観賞。 ミュージカル映画が好きではない夫にはそのことを言わずに観たのですが杞憂でした、歌がとっても良かったのです。 ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルを、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイら豪華キャストで映画化。監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に名を連ねる。パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。第85回アカデミー賞でアン・ハサウェイが助演女優賞に輝いた。「ところであの革命事件はなんと言うの?」「1930年過ぎていたよね。6月暴動?」家に帰ってからはしばし、二人でフランス革命の頃からお勉強 自由の国フランスも一朝一夕にできたものではなく多くの人々の戦いの歴史の中で築かれていったものなのですね。映画の中では学生たちになっていましたがその学生たちがなんとも素敵。コゼットと結ばれるマリウス役よりも学生たちのリーダー役の若者がピカリ!! 「あの革命を起こし砦を築いたところはどこ?」夜遅くまで興味は尽きずなんだかんだと話し合い。 幼い頃読んだ「ああ無情」とはずいぶん違っておりましたが素晴らしい映画でした。※またまた絵文字もカラーも写真も何も使えません。どうしたのでしょう?
2013.03.08
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夫と久し振りに映画館で映画を観た。小津安二郎の「東京物語」が好きな夫なのでこれはきっと一緒に観るだろうと前売り券を買って待って、ついに実現東京家族www.tokyo-kazoku.jp/ 日本映画界の巨匠、小津安二郎監督に捧げる作品『東京家族』。山田洋次監督が、今の日本、そして私たち家族の物語を描きます。おかしくて、かなしい。これは、あなたの物語です。山田洋次 監督50周年監督作品3・11で撮影を延期して脚本も書きなおして作り上げた映画というので何度かドキュメンタリーとしても撮影の様子が取り上げられその都度期待を膨らませていました。瀬戸内海の小島でのんびり暮らす老いた両親がやってきた東京には医者の長男や美容師の娘舞台美術家の次男が忙しく暮らしている。お互いに思いやる気持ちはあるのですがすれ違って行ってしまう。長男と長女がのんびり楽しんでもらおうとプレゼントした横浜の一流ホテルではホテルでの楽しみ方などわからずベッドにつくねんと座り観覧車が回る窓外の風景をただただ眺めている二人が哀しい掃除をして洗濯をしてあげようと勇んでやってきた昌次の狭いアパートでとみこは結婚を約束した紀子を紹介され、良い娘なのがすっかり気に入り夜、枕を並べ息子と楽しく語り合いなが、もう次男は安心だとゆったりと眠るこのときのとみこは劇中で一番生き生きと輝き嬉しそうだった。ジンワリと涙が出、くすりと笑いも出、しみじみと家族について考えさせられる映画次男昌次役の妻夫木聡とその恋人の蒼井優がすがすがしくてとくに良かった。東京物語の笠智衆・東山千栄子・原節子の重厚な雰囲気とは違う作品これは今の時代の家族の物語なのだから比較する必要はないのでしょう。夫と二人、息子たちとの接し方老後の過ごし方についてじっくりと語り合いました。すごく良い映画でしたが、吉行和子やその夫役の橋爪功は老人ぽくしすぎじゃない?妻は68歳という設定でしたが、今、周りの68歳くらいの人たちはもっとピンシャンしてます。山田洋次監督だってあのお年でかくしゃくとしていらっしゃいますのに。ね。
2013.02.07
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太陽がまぶしく輝き細かな雪がちらほら降りている穏やかな札幌の朝今日も雪かきをしなくてもよい夫に時間的にゆとりが出てきたため夕食後は晩酌をしながらTVに向かうことが多くなった。たいていは録画しておいたドキュメンタリーものなのですが映画も多々あり、バキュンバキュン以外は私もお付き合い荻原直子監督とある企業の実験室に勤務するレイは、家族から離れて一人で暮らし、誰とも深く関わらずに生きて来た。ロボット型プラモデルで1人遊びをするのが唯一の楽しみだ。しかし、母が亡くなり、残された家族に問題があると呼び出され、久しぶりに実家に戻って来た。そこにいたのは、引き篭もりの兄、生意気な妹、センセーという名前の猫、そして、英語が通じない「ばーちゃん」だった。荻原直子監督はカモメ食堂以来のファンなので二人で鑑賞アメリカで母を亡くした3人の孫たちと英語のわからない日本人のおばあちゃんの生活もたいまさこがあの独特の雰囲気で言葉を発せずに実にいい演技3人のわけありの孫たちも個性的で魅力的彼らの危機を必死に説明する表情から読み取っていくおばあちゃん邪魔に思いながらも徐々に魅せられていく孫たちたった一度発した言葉「モーリス、クール!」が心に残る。これも心地よい余韻が残るよい映画でした。こんな寡黙なおばあちゃんには今更なれないだろうけれど孫との関係、だけじゃなく人との関係はこんな風にあまり濃くなくしっかり見守るがいいのでしょう。[DVD] まほろ駅前多田便利軒 三浦しをんの直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』を瑛太&松田龍平主演で映画化!東京郊外のまほろ市で便利屋を営む、しっかり者の多田啓介。そんな多田のもとに風変わりな同級生・行天春彦が転がり込み、便利屋の助手をさせることに。多田便利軒を訪れるのは、まほろ市に住むくせ者たちばかりで、やっかいごともしぶしぶ請け負っていたが、やがてある事件に巻き込まれていく...。「舟を編む」から三浦しをんのファンになり、この本も読んでいたので観てみました。この作品もゆったりまったり映画にもそのゆるゆる感がよく出ていていまどきの若者たちもなかなかいいなあなんて思いながら観ることができました。先日書いたヒマラヤ杉に降る雪も映画化されていました。ヒマラヤ杉に降る雪/イーサン・ホーク/LR6857[レンタル落ち]【メール便OK】ハツエ役を工藤夕希が演じているようです。今度いつか観てみたい。
2013.01.23
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まだ暗い朝、カーテンをちょっと開けて外をのぞくと雪が降っています。これは積もりそう案の定、明るくなってカーテンを開けると20cmほどの積雪手袋・帽子・スキーウェアの上だけ(まだ暖かいので)着て、夫の出勤前に除雪作業開始夫の車の雪を下ろし玄関前の除雪をし私の車庫前を除雪軽い雪で30分ほどで終了しましたので、今朝は一汗かく程度のほど良い運動でした。この位だといいのですが、これくらいで終らないのが札幌の雪ネットニュースにカメムシが多かった年は積雪が多いって本当?なんて記事があって今年はカメムシが異常に多かったので驚いて詳しく読んでみましたら統計上そんなことはないらしい。積雪が多いと越冬できなくてカメムシが少なくなるという傾向はあるけれどとのこと。一応ほっとしましたがさて、今冬はどれだけ降るのでしょうか?戦没画学生慰霊美術館 無言館以前は巡回展で絵や遺作を観ましたが今回は長編ドキュメンタリー映画戦没画学生が残した作品・遺品を収集し無言館を建てるにいたった経緯から現在の様子までとても詳しい内容でした。静まり返った「無言館」の扉を押すと、絵描きになりたいという志を果たすことなく、戦場で散った画学生たちの声が聞こえます。と、ありましたが映画の中からもその声が聞こえてきました。 20歳~30歳の青年たちといえばちょうど息子たちの年ごろ息子達を見ていると人生はまさにこれからというときです。どんなに無念だったことでしょう。 いつか長野県上田市にある美術館を訪れてみたい
2011.12.13
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母と本を読み映画を観たのは小学中学年の頃だったと思います。健気に生きている末子が同じ年ごろの自分に重なり、忘れられない本であり映画でした。【送料無料】にあんちゃん昭和28年、九州の炭坑町。幼くして両親を亡くし、長兄の僅かな稼ぎで身を寄せ合って暮らす4人の兄妹。やがて臨時雇いの長兄が解雇され、一家は離散、次兄(にあんちゃん)と10歳の末子は、知人宅の居候の身になった。さらに襲ってくる苦境に次ぐ苦境。しかし、末子は希望を捨てず、真っ直ぐに生きていく。貧困の悲しみ、兄妹の愛と絆、教室の友情ー末子を取り巻く現実をありのままに綴り、日本中の涙を誘った少女日記。山田洋次が選んだ映画50選に入っていて録画していたものを昨夜観ました。忘れられなかったはずですのにすっかり忘れていて新鮮炭鉱で働く父を亡くし、唯一の働き手の兄まで首切りに会い4人の兄妹は離散周りも貧しい人ばかりだけれど優しく手を差し伸べ助けてくれる人がいる。次々続く苦境の中でもまっすぐに生きようとする4人の姿に夫と二人涙・涙安本末子さんの日記は、リストラが渦巻く現代にもまったく色あせていませんでした。4人の兄弟がどんな悲惨な状況でも希望を捨てることなく前向きでいられたのは周りに見守ってくれる人々がいたからだと思います。にあんちゃん(二番目の兄ちゃん)がすごくいい。末子しかお弁当を持っていくことができず、にあんちゃんが可哀そうとそのお弁当を渡そうとしても受け取らず水を飲んで我慢して、クラスの中では決して負けていない。苦しいアルバイトにも根をはかず、大人にも卑屈になったりしない勉強もいつも一番姉役の松尾嘉代の目が印象的。幼いころは気がつかなかったのですが、在日朝鮮人の問題を扱った映画でもあったのです。長兄によってまとめられたこの本が大ヒット安本末子さんたち兄妹はそれぞれ家族を持って幸せに暮らしているとのことで一安心アンネの日記に触発され日記を書き続けていた私はこの本でも大きな刺激を受け、更に日記に精を出したものです。
2011.11.13
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「お誕生日おめでとう!!」トイレに起きてきた夫が新聞を読んでいる私に 眠そうにお祝いの言葉をかけてくれました。今日は私の誕生日 私は田舎の片隅でガッツのある父と華のある母から生まれましたが、ガッツも華も欠けています。両親もそれぞれの祖父母から生まれそれぞれの祖父母もそれぞれの曾祖父母から生まれその曾祖父母もそれぞれの曾曾祖父母から生まれ・・・祖父母の仏壇の間にはもっと以前の肖像画も飾られていましたが私がはっきりとその顔を思い出せるのはせいぜいここまで。でも更に更に過去に遡っていくことができ私の(誰でも)遺伝子には1000文字×1000ページの百科事典約3200冊分の情報が入っていると言うのです。昨日友人に誘われて観た映画村上和雄ドキュメント「SWITCH」遺伝子が目覚める瞬間バイオテクノロジーの世界的権威・村上和雄博士は「眠っている遺伝子のスイッチをオンにすれば、人間の可能性は無限大だ」と。では、私たちの遺伝子は、いかにしてオンになるのか。村上博士の研究の軌跡と、苦難の中で花開いた人間の可能性を追ったドキュメンタリーJR福知山線の列車事故で脳に重い障害を持った女性とその母の必死な姿その苦しい介護を通して初めて娘と向かい合い生きていてくれるだけでありがたいと素直に思えるようになったという生きていてくれるだけでありがたい…そう思ったときに遺伝子がオンになったと。介護することが喜びになり笑顔も出て娘さんにも変化が出てきたと。もう一つは遺伝子のスイッチをオンにして生きる一人の女性監督の例人生のあらゆる困難を抱えてもがいて苦しんでいた時期、そんな自分を丸ごと受け入れようと思ったとき、自分のしたいことが見えてきて自分のミッションとして生きるようになった、と。自分のミッションを生きる凡人の私には難しそうですが、「ミッションとは使命それは氏名にも通ずる、自分らしく生きればいいんだ」監督のその言葉に救われました。私を私たらしめる過去から繋がる膨大な遺伝子今まで使ったのはごくごく一部にすぎないでしょう。今日の誕生日を機に遺伝子スイッチをオンにすることを意識して生きましょうか。※夫は昨日80%ほど回復し、自分のミッションをしっかりやり遂げ帰宅しましたが早々に寝ました。今朝はまだ眠っています。
2011.09.25
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なでしこジャパンワールドカップ優勝!!素晴らしい快挙白い壁に囲まれても取られたら取り返すそしてPKでの圧倒おめでとう、なでしこたち今朝は4時前に起きられました。最後くらい見なくちゃ!と。日本中が今、歓喜の声をあげていることでしょう。小さくてもあきらめなければいつかは壁を破ることができる・・・大きな勇気をありがとうそして本当におめでとう 武士の家計簿刀でなく、そろばんで、家族を守った侍がいた。激動の時代を世間体や時流に惑わされることなく、つつましくも堅実に生きた猪山三世代にわたる親子の絆と家族愛を描いた物語。幕末から明治。激動の時代を智恵と愛で生き抜いたある家族がいた。代々加賀藩の御算用者(経理係)である下級武士の猪山直之(堺雅人)は、稼業のそろばんの腕を磨き出世する。ところが、出世はしたものの、猪山家の家計はもはや火の車。そこで直之は家計立て直しを宣言。家財を売り払い、妻のお駒に支えられつつ、家族一丸となって倹約生活を実行していくのだった。堺雅人のひょうひょうとしたそろばん侍ぶりが良かったです。明治になってそろばんの腕を買われ高い地位に就いた息子の回想で語られるのですが幼いころの彼に父直之が徹底的にしこむそろばん魂反発しながらも身につけていく息子自分の信ずることを子どもにしっかりと伝えていく厳しさはいつの時代にあっても親として大切なことなのでしょう簡単そうでなかなかできない今の自信のない親たち見習わなければなりません。この映画から学んだこと見栄を張ることの愚かさ
2011.07.18
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「すごくいいんだけれど最後まで観ていられない。」夫がそう言っていたので彼の留守中に一人で観てみました。NHKが特集していたザベストテレビ2011の録画良い作品が目白押しでしたがその中の1本 「二本の木」夫婦で癌に侵された最後の記録【25%OFF】[DVD] 二本の木~ガンで逝った夫婦 815日の記録~ガンを患い闘病の末に亡くなった妻と、自身もガンと闘いながら妻を看取り、後を追うように半年後に息を引き取った夫。元NHK職員の小沢爽・千緒夫婦の闘病日記をまとめた「二本の木」を、片岡仁左衛門と竹下景子が朗読し、夫婦の命と愛の記録を静かに辿るドキュメンタリー。元NHKディレクターだった小沢爽さんと癌に侵された妻千緒さんが綴った日記看護する中で爽さんも癌に侵されていくのですが。冒頭に千緒さんが語るギリシャ神話「二本の木」それがそのままお二人に当てはまるようでした。千緒さん・爽さんと呼び合う二人は北海道北見で知り合い結婚とても仲の良いおしどり夫婦病に倒れても お互いが尊敬しあい気遣いあい二人の世界を大切にしている様子が美しいそれでも介護は厳しく爽さんの日記には悩みや苦しみが書かれ千緒さんは周りに迷惑をかけることに気が引け自殺を考えたりもする片岡仁左衛門と竹下景子の抑えた朗読がとても良い 夫婦の有り様は夫婦の数だけあるのでしょうが「二人の木」のように地中深くの根でしっかりとつながっていたいもの溢れ出る涙の中で夫をもっと大切にしなくちゃと考え亡き両親に思いを馳せていました。【送料無料】二本の木
2011.07.13
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庭の花々が朝日に煌めいています。暑かった昨日以上に今日は暑く28度になる予報の札幌寒いのが苦手の私は暑さ大歓迎!!でも、昨年のような猛暑は困りますが。夫のお誕生日土曜日ニセコのホテルで祝い日曜日息子がプレゼントを持ってきてくれて一緒に祝い当日は二人だけでまたお祝いご馳走の希望は私の手打ちうどんとおいしいお刺身とのことで、せっせとうどんを打ちました。「これは固さといい味といい、最高だね。一番のお祝いだよ」そう言って喜んでくれました。今までで一番お安いお祝いの膳首の痛いお父さんにと長男夫婦が送ってくれたマッサージ器とっても喜んでせっせとマッサージをしていた夫昨日の朝、「首が痛いから湿布を貼って」と。マッサージのしすぎだと私は思うのですが。友人に誘われて映画を見てきましたアメイジング・グレイス期待以上に良かったです。歌は本田美奈子さんが歌っていたので知っていましたがこういう意味だったとは・・・・18世紀のイギリスで若き政治家ウィリアム・ウィルバーホースが奴隷貿易廃止の戦いをしていく一度は深く挫折し打ちのめされ病に倒れるものの美しく聡明な女性にめぐり合い結婚し、彼女の励ましで再び立ち直り運動を再開し・・・・奴隷船の元船長だった人が作詞した「アメイジング・グレイス」が映画の要所要所でウィリアムによって歌われるのですが心にずしんと響いてきます。ウィリアムを演じたヨアン・グリフィズがとってもとっても素敵重いテーマでしたがイギリスの美しい風景にも助けられ堪能することができました。
2011.07.07
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昨日札幌の片隅の区民センターで素晴らしい映画を観てきました。内容の紹介は以下の 東京新聞より自閉症の妹 映画に カメラ回して自分見えた自閉症と知的障害のある妹の存在は、友人にも明かせなかった。その妹を追い続けたカメラの先に、自分の人生の輪郭が見えた。立教大学映像身体学科四年、赤崎正和さん(22)=埼玉県新座市=が卒業制作でつくったドキュメンタリー映画「ちづる」には、妹千鶴さん(20)を中心に母子三人のユーモアあふれる日常が描かれている。制作の苦悩を経て自身に向き合った赤崎さんは今春、福祉の職へと踏み出す。 字幕が思いを語る。 <妹のことをどう説明したらいいか、今もわからない。 だから言葉で伝えるかわりに、カメラを向けることにした> 「障害者を差別する世の中に不条理、怒りがあった」という。卒業制作のテーマは決めていたが、妹を撮る考えは当初なかった。同大特任教授の映画監督池谷薫さん(52)の助言と、母久美さん(50)の後押しで二〇〇九年秋、横浜市の実家でカメラを回し始めた。 一年にわたる「ちーちゃん」の姿を、淡々とつないだ最初の編集。「家族のシーンを入れるべきだ」との池谷さんの指摘にも、「障害のある妹」を伝えることにこだわり続け、譲らなかった。「俺には普通の家族にしか見えない。差別しているのは、おまえじゃないのか」 三人が映る場面を見て問いかけた池谷さんの言葉に、はっとした。 小学生のころ、障害者差別の言葉を使う友人を心の中で軽蔑した。「なのに自分は、妹を一人の人間として見ていなかったのか」。涙があふれ出た。 人としての個性を描こう。そこには「家族」の風景も必然だった。編集を重ねた完成作には、愛嬌(あいきょう)いっぱいの千鶴さん、おおらかに受け止める久美さんと、ユニークな言動に思わず噴き出したり、将来を心配する赤崎さんの姿が映り込んだ。 大学三~四年の撮影は、進路を決める時期にも重なった。初めは映像制作の仕事を目指していたが、カメラを回す中で、千鶴さんと自分の過去、未来を深く見つめていた。 以前は、知的障害と自閉症の違いも分からなかった赤崎さん。映画には、久美さんが撮影を後押しした理由を話す場面がある。「だって、あんたが自閉症に興味を持ったってことでしょ。いい機会だと思って」 父は五年前に交通事故で亡くなり、母が高齢になれば自分だけだ。「妹の障害が、自分の考え方や人格に影響していたことも実感したんです」。障害に真正面から取り組む覚悟ができた。昨年九月、都内の障害者施設に就職が内定した。進む道を、レンズの向こうのちーちゃんが教えてくれた。終了後赤崎さんと池谷先生のトークショウ映画の内容をさらに深めてくれる内容でした。多くの人たちに観てもらいたい誰しもがそう思ったのですが、赤崎君が仕事に慣れた秋ころから劇場で公開予定とのこと内容もバージョンアップさせるということで私ももう一度観たいです。
2011.03.27
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久し振りの仕事で1日働いて帰ると、息子が来ていました。「友達と会って食べて帰るので、夕食はちょっとだけ」・・・と言うのに張り切って夕食の準備をして食べておしゃべりして、駅まで送るとどどっと疲れが出ましたいままでは、仕事は楽しく、帰宅後も比較的元気・・・でしたのに。昨日は朝からびっしりと休む暇なくボリュームがあり過ぎたせい?歳のせい?いやいや、張り切ってお料理しおしゃべりし過ぎたからでしょう最近観たDVD2つ私は両方とも原作を読んでいますが、映画は映画で内容を生かして良くできていると思いました。 沈まぬ太陽 物語は日本が高度経済成長を実現し世界経済の頂点へと上りつめていく時代。巨大組織の中で翻弄されながらも、強い信念と不屈の精神をもって、どんな過酷な状況をも克服していく男、恩地 元。『沈まぬ太陽』は、その生き方を通して、人間の尊厳と、飽くなき闘志と再生を描く、壮大なる人間の叙事詩である。新聞記者という来歴を持ち、常に社会への警鐘を鳴らす作品を発表し続けてきた原作者・山崎豊子自身が映像化を熱望、「この作品の映画化を見るまでは決して死ぬことは出来ない」と言わしめるほどの著者渾身の一作。映像化不可能とまでいわれた、原作の持つスケール観と時代背景を克明に再現するため、製作陣は万全の態勢を整えて臨んだ。そして、原作の刊行から10年の時を経た2009年10月-日本人の魂を揺さぶる感動と慟哭の物語。夫は原作を読んでいなかったのですが、「久し振りに観る大作(DVDなのに途中10分の休憩があるほど)だね。なかなかいい。恩地と行天と二人の生き方が象徴的だね。これは史実に基づいているの?本ではどう描かれているの?」興味しんしん本棚から5巻持ってきて積み上げ、パラパラ読み始めました。 千年の祈り祖国から遠く離れたアメリカを舞台に、わだかまりを抱えて離れ離れになった父娘の家族の再生を軸に、彼らを取り巻く人々の人生の変遷と、人間同士の温かな心の触れ合いを描く。父娘のこだわりから和解へ、しっとりとした内容のこの短編どう映画化したのかと興味深かったのですが原作に忠実にたんたんと描かれていました。夫は自分でレンタルしてきたのに途中から席をはずし書斎へ。興味が持てなかったようです。
2010.06.04
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積もったばかりの新雪がキラキラ輝き青い空が広がるすがすがしい札幌の朝私の心も今朝はすがすがしく優しい気持ちに満ちています。「おとうと」映画「おとうと」公式サイトを観てきました。「吉永小百合って神様だね。」帰り道、夫は呟き続け「『キューポラのある町』の頃はただ可愛いだけだったけれど豊かな知性と溢れるほどの気品とを備えた今はもう神様!!一体いくつなの?僕よりもかなり上だと思うけれど・・・・」二人とも映画を見ながら笑ったり涙を流したり、考えさせられたり夫は吉永小百合にまたまた魅せられてしまったようです。確かにか「母べえ」 の時よりも年齢的にも無理がなく素敵でした。鶴瓶のどうしようもなく困ったおとうともすごく自然若手の中で私が好きな蒼井優と加瀬亮も輝いていました。最後にボケかけたお義母さんが迷惑がって大嫌いと言っていたおとうとを「あの人も淋しいのよ。結婚式に呼んであげなさい」という。その一言にこめられた家族の絆・優しさみんなこのように許しあって生きていくものなのですね。公式サイトの中の鶴瓶と小林念持と笹野高史の対談の動画は必見です。「吉永小百合はお義母さんに似ているよ。凛としたところなんてそっくり。娘なんだから無理じゃないよ。今日から二人を目指して頑張りなさい。」と夫。「小百合さんもお義母さんもそんな風に笑わないよ。」その後は私の笑い方にまでチェックを入れるこれは困りますが・・・
2010.03.02
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春の訪れを感じさせる10度の予報の札幌です。でも、私の右手はまだまだ腫れがひどく痛みが強くほとんど動かず、お医者さんは「う~ん」と首をひねり今日はお薬を増やされました。私より1月後に同じところを骨折したおじ様はもうリハビリーを開始しているというのに・・・私の春はいつになるのでしょうか?またまたDVDです。昨日レンタル開始の夫お待ちかねの作品サブウェイ123 激突 コレクターズ・エディションニューヨークの地下鉄で1時23分発の列車がハイジャックされる。59分以内に1000万ドルをと要求する犯人のジョン・トラボルタ交渉相手は普通の地下鉄職員デンゼル・ワシントン完璧なシナリオの犯人たちにデンゼル・ワシントンが人質を守るため全力で対応するデンゼル・ワシントンの誠実さと諦めない強さがいいそれに比べて市長や市警は・・・・これは夫も私も満足でした。
2010.02.25
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「なんときりりとして素敵なの!!」女子カーリングはあの真剣な目に引き付けられますし、北海道出身の選手たちが活躍している競技も多く新聞もテレビも最近はオリンピック1色で私も興味しんしんでも夫はそんなに関心ないのかよくDVDを借りてきます。家族ってなんでしょう家族の絆って何でしょう[DVDソフト] 幸せのきずな画期的な自動車部品の発明がひらめいた大学教授ボブ・カーンズ。このアイデアを逃してはなるまいと、有名な自動車メーカーに試作品を見せに行く。しかしメーカーとの話し合いは頓挫してしまう。意気消沈するボブはある日、自分が発明した部品を使用した車を目撃する...。特許権侵害を巡り、巨大企業とただ一人立ち向かった男の闘いを描く。主演は「恋愛小説家」のグレッグ・キニア。共演にローレン・グレアム、ダーモット・マローニー、アラン・アルダなど。実話を元に、アメリカという社会の闇、そして家族の絆の大切さを綴った、真実の物語である。 2008年作の映画だったのですが私は知りませんでした。自分の発明した「まばたきワイパー」間欠ワイパーを横取りした巨大自動車メーカーフォードに泣き寝入りしたままで終わらずに特許権侵害の裁判を挑むという内容です。最初は仲が良かった家族も厳しい戦いの日々で離れていき弁護士にも降りるといわれたった一人の淋しい戦いになるようやく裁判が開かれるようになったとき息子に協力を頼むのだけれど断られるそれでもめげずに裁判の準備をする彼のもとに一人二人と子どもたちが手伝い始め子だくさんなのでした。和解を再三再四提案され、そのたびに途方もなく額が大きくなっていくのですが・・・最後に明日が結審と言う日の夜、3000万ドルの和解を持ちかけられた時「みんなも巻き込んだ戦いだったので意見を・・・」と子どもたちに聞くと「応援するよ」「パパ頑張って」と、子どもたちもお金に目が眩まないのです。長男をパートナーに家族全員が参加して最後の裁判に臨んだ彼の陪審員への話がとてもいいそして勝利を勝ち取るのです家族の絆強く感じました。でも、妻だけは去って行ってしまうのです。ここだけが切ないフォード社が卑劣なまねをせず最初から特許を認めていればこんな悲劇は起きなかったのです。
2010.02.23
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「リハビリ―に半年かかったんだって。」「泣きながら頑張ったんですってね。」銅メダルに輝いたフィギュアスケート高橋大輔選手の記事を読みながらの会話若い彼がそんなに頑張っていたのでしたら私も頑張らなくっちゃね。さっぱり思うように動けない右手に向かってつぶやいています。 [DVDソフト] ディア・ドクター (通常版)2009年のブルーリボン主演男優賞を初め多数の賞を受賞したという西川美和監督の映画ぜひ観たいとビデオ屋さんに何度も行きましたがいつもすべて借りられていましたが昨日はグットタイミング、一つだけ入っていました。住民の5割は高齢者という過疎の村に赴任した研修医・相馬。その村には、伊野という勤務医がいた。村でただ一人の医者である彼は、住民から絶大な信頼を得、誰からも「先生」と呼ばれて親しまれていた。そんな伊野に、相馬も信頼を寄せていくようになる。しかしそれからしばらく経ったある日、伊野は突然失踪してしまう...。まず美しい農村の緑あふれる風景に心がときほぐされる思いです。過疎の村のたった一人の医師として村人から信頼されている伊野に笑福亭鶴瓶瑛太、余貴美子、井川遥、八千草薫・・・彼の周りの人々もとっても自然 彼のつき通してきた“嘘”とは・・・刑事の目を通して見えてくるのは・・・観終わった後、本当にしてほしい医療とは何なのか、出会いたい医者とはどんな人なのか考え込まされました。
2010.02.20
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そこは極寒の地だけれど画面にはゆるゆると生ぬるい空気が流れていました。雪に囲まれた札幌の暖かい部屋で観るのにはピッタリ南極料理人: 通常版 【DVD】西村淳のエッセイ『面白南極料理人』原作本の実話をもとに、新鋭・沖田修一監督・脚本で映画化!昭和基地からもはるか遠くに離れた南極ドーム「ふじ基地」で日々研究に励む南極越冬隊員と、単身赴任でやってきた料理人の地球最南端僻地の心温まる奮闘記!料理人には、堺雅人雪氷学者役に生瀬勝久気象学者役にきたろう・・・・ウィルスさえ生存できない厳寒の南極ドームふじ基地の8人の男たち約1年半、14,000キロの彼方にいる家族を思う、究極の単身赴任観測隊員たちを待ち受けていたのは、日本の暮らしとはかけ離れた、想像を絶する南極生活。悪戦苦闘の毎日の中で、次第に絆を深めていく隊員たち。笑いもすれば怒りもする。騒ぎたい日もあれば泣きたい日もある。でも、美味しいものを食べれば元気が出る。堺雅人が朝・昼・夕と丁寧に心をこめて料理を作るそれを全員で食べるのですが誰も美味しいなんて言わない、それどころかお醤油どっさりかけたりマヨネーズかけちゃったりもするそれでも聞こえてくるのです「美味しい!!」という声ラーメンがなくなってしまった時のきたろうの衝撃イセエビの海老フライを目の前にしたときのみんなの顔野球をして遊んだ時の青い空と白い雪娘とごろんと横になってTVを観る料理人緩々した空気と8人の男たちの愛おしさかわいらしさが心に残ります。「人間、そんなにあくせくして生きなくていいんだね」
2010.02.17
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「楽しい映画が見たいね」と言うと、息子が勧めてくれたDVDハッピーフライト スタンダードクラス・エディション/田辺誠一・綾瀬はるか矢口史靖監督矢口監督の今までの作品「ウォーターボーイズ」や「スィングガールズ」はとっても楽しかったのですが・・・副操縦士・鈴木は機長昇格のかかったホノルル行きに搭乗。一方CAの斎藤はこのホノルル便が国際線デビュー。そんな彼らを乗せたジャンボに非常事態が起こって......。 内容よりもまず、飛行機を飛ばすためにこんなにたくさんの人たちが働いているんだと驚きました。田辺誠一君も綾瀬はるかさんももちろん良くわきの人々ももっと充実していて夫と二人笑いながら楽しく見ることができましたよ。「ウォターボーイズ」や「スィングガールズ」には及ばなかったような・・・
2010.02.13
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息子が帰ってきて新聞の料理メモを見ながらチキン南蛮メインの夕食を作ってくれました。慣れているので夫と違って手際がよく、使った道具などもささっと洗ってお片付け。しっかりお任せすることができます。夫は安心してお出かけ謝謝そして夜 デトロイト・メタル・シティを見ました。息子が見なければ私は決して見ることはなかったでしょう。松山ケンイチ君の2面性が面白く故郷の実家の優しさ、なかでもお母さんのさりげない励まし方がとてもよく私の悪魔系バンドなるものへの偏見も少しかわったかもしれません。
2010.01.24
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大寒というのに暖かく雪も随分解けた昨日でしたが、今朝はちゃんと冬らしくたくさんの雪が降っている札幌。そう簡単に春は来ません。イン・ハー・シューズこういう映画は夫が留守の一人の夜に観ます。主演は妹役のキャメロン・ディアスなのですが私は姉役のトニ・コレットのほうが主役では?と思ってみました。内面にコンプレックスを持っている妹と外見にコンプレックスを持っている姉仕事一筋の姉のもとに転がり込んできてトラブルを起こす妹二人の心のすれ違いと葛藤(かっとう)女性の自分探しを描いています。妹に生きがいを与え二人の仲を取り持つことになる祖母役のシャーリー・マクレーンがいい最後に姉の結婚式で字も読めなかった妹が詩をプレゼントする心に残る場面でした。私も二人姉妹だけれど、しっかり者の妹に助けられてばかり。映画の中で姉妹は一番の親友といっていましたが私もそう言ってもらえるように努力しなくっちゃ。
2010.01.21
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「今晩は何を観ますか?」できることが限られた生活の中で面白い映画は貴重な存在先日はマスターアンドコマンダーラッセルクロウの名艦長が勇猛果敢、リーダー性抜群でいながら人間味があり魅力的。たった12歳で士官候補生として乗っている子が凛々しくも可愛いナポレオンの時代に対峙するイギリス軍のお話ですが日本軍とはまるで違う余裕を感じさせられました。とっても面白かった!! 昨夜はアマルフィ 女神の報酬 宣伝がすごかったのでチラリと予告編などを観ていましたが想像以上に面白かったです。クリスマス直前のローマ・美しいアマルフィ・新年を祝う花火・・・ 青い空と青い海イタリアの風景が心に残ります。外交官黒田役の織田裕二と娘を誘拐された天海祐希たんなる人質誘拐事件ではなく、テロの集団との入り組んだ内容が興味深く引き込まれました。織田裕二のニヒルで優しい思いと天海祐希の他人に甘えない自立した女性が一瞬見せる情愛大人過ぎて続かないつかの間の愛だったのが私には残念でしたが。また続編ができても観たい映画です。
2010.01.16
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「CSが3日間無料で観られるって!!」「いい映画ない?」と、録画して見たのがブロークン・トレイル 遥かなる旅路500頭もの馬を売りに旅をする叔父と甥に次々押し寄せる難題出会った中国の少女たちを見捨てておけず一緒に旅を続けるのですが二人の正義感・優しさ・強さ・人間らしさ全編を通しての美しい風景前篇92分後篇92分という長さも気にならず、飽きることなく楽しめました。もう一つ録画予約した「マンマ・ミーア!」これは有料で録画されていませんでした!!右手が動かなくて読書とTVの時間が増えています。
2010.01.11
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若かったあのころに戻れたら・・・人生をもう一度やり直せたら ・・・と、誰しも思うことがあるのではないでしょうか?でも、そんなことはできないと知っている。ベンジャミン・バトン 数奇な人生昨夜息子がDVDをレンタルしてきて3人で鑑賞ブラット・ピットが80歳の姿で生まれてだんだん若返っていく役・・・ということは予告などで知っていてはいたのですが。冒頭で盲目の時計職人が子どもの戦死を嘆き悲しみ駅舎に逆回りをする時計を作る。そうすれば子どもが戻ってくる・・・わけではない 運命は逆回しして戻すことはできないその戦争が終わった時生まれた老人の顔で老人の体の赤ん坊が老人施設に捨てられ(この設定がいい)成長とともに若返っていくのですが、若くして老人であるが故に様々な出会いと別れを体験をし若返っていくことでまた辛い別れをしなければならないそれこそ数奇な人生を生きることになるのです。死の床についている母の傍らでベンジャミンの手記を読む娘母と娘とベンジャミンの関係は・・・・奇想天外なお話なのに観終わった後に心の中にジンワリとぬくもりが残る今この瞬間を大切に優しく前を向いて生きていこうそんな風に思える映画でした。描きたいエピソードが多すぎたためか捨てた父とのあまりにもあっけない和解など気になるところも多々ありましたが。
2009.12.10
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「ぼくらの七日間戦争」の監督と紹介したら一番わかりやすいでしょうか?わが町出身の 菅原浩志監督の講演を聴いてきました。息子たちが小学生から中学生にかけて次々と読んだ宗田理作「ぼくらシリーズ」その1作目「ぼくらの七日間戦争」 が彼の映画デビュー作で我が家も見、宮沢りえが新人賞を受けるなど高い評価を得たことは知っていました。昨日の講演は、映画好きで高校時代など1年で300本も見た青年がどのようにして監督になっていったのかに始まりました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校芸術学部映画TV学科に入ったものの学んだいった筈の英語が通じなくてスリッパを買うこともできない心を休めるために入った映画館では字幕がついていなくて聞き取れない・・・・もう日本に帰るしかないか、と思っていたころ観たのが「カッコーの巣の上で」言葉はわからなかったけれど内容は良く分かり深い感動を受け映画は言葉ではなく映像だ!!と開眼そして、彼は言いませんでしたが、卒業時には優秀賞を取るまでになっていたのです。「ぼくらの七日間戦争」や新米先生と子どもたちが蛍の飼育に取り組む実際にあったお話をもとにした「ほたるの星」 (主演小澤征悦)失明を告げられたカメラマンが故郷に帰り太平洋戦争下での思い出を語る中で友情・家族・平和の尊さを高校生たちに伝えていく近作「早咲きの花」(主演浅丘ルリ子)これらの映像を加えながら彼が何を求めているかのお話はとても興味深いものでした。今の商業ペースに乗らない彼の映画はスポンサー探しや出演依頼、上映してくれる劇場探しで大変なのだと役所広司や樹木希林への依頼の時のエピソードや自ら街頭でチラシまきをし続け腕が上がらなくなったことなど話してくれました。最後に彼からのメッセージ「過去や人は変えることはできないけれど自分と環境(未来!?)は変えることができる」彼の映画監督としてこだわりや思いが地元のホームページに載せられていました。 国境を越えて、言葉を越えて、世界中の人たちがわかる映画をつくりたいということです。実は、時代を乗り越える映画には4つの普遍のテーマが必ず入っています。一つめが「愛」 。親が子に対する愛、子の親に対する愛などいろんな愛があります。これは世界共通です。二つ目が「生」 。生きるということ。誰もが等しく与えられるものです。三つ目が「死」 。死の苦しみ、恐怖これも世界共通です。そして四つ目が「戦い」です。これは戦争だけでなく、自分との戦い、過去の自分との戦いなど、さまざまな戦いがあります。時代を越える力のある作品には、必ずこのテーマが入っています。
2009.11.12
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雲が厚く薄暗い朝、庭の紅葉したもみじが雨に濡れてきれいです。「雨の日はしっとりとした気持ちになる・・・」とおっしゃっていた人がいましたが 、一雨ごとに冬になっていくこの時期の北海道ではあまり嬉しくありません。 先日観たDVD「オーストラリア」がとっても良かったです。 第二次世界大戦を目前に控えたオーストラリアを訪れた英国貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し、土地を守るために粗暴な現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)と手を組み、遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹(ひ)かれあっていく。 2006年のオーストラリア旅行の時の写真 映画の始まりからオーストラリアの雄大な自然の美しさにひきこまれました。プライドの高い英国貴族の女性と粗暴なカウボーイの恋愛物語だけではなく原住民アボリジニの隔離政策などが複雑に絡み合いなかなか見ごたえがありました。期待しないで観ていた夫も大満足ニコール・キッドマン、今までも好きでしたがプライド高く行動的で優しく美しくサラ役がピッタリ!!ヒュー・ジャックマンは荒々しくもナイーブでパーティーでの変身ぶりは見事そしてこの映画を味わい深くしているのは アボリジニと白人の混血児ナラ役のブランドン・ウォルターズキラキラした瞳が忘れられません。成人の旅立ちの儀式"ウォークアバウト"の時期を迎えたこの少年は、サラ(ニコール・キッドマン)を健気に慕いながらも、アボリジニとしての道を選びとっていくのです。拍手・拍手・拍手この映画ではサラは自立した女になっていきカウボーイは責任ある男に成長しナラは旅立っていくそれぞれが成長していく過程が丹念に描かれているのです。
2009.10.27
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夫の本棚があふれ机の周りに本の山ができ始めたため息子たちが使っていた本棚を1本あけ2階のホールから書斎におろして使うことに。本を整理して移動していると様々なものが出てきてしばし眺め思い出にふけってしまう。ホームズ全集は亡き父が長男の7歳の誕生日に買ってくれたもの7歳にはちょっと読みにくい本でした。私はルパン派でルパン全集のほうがよかったのだけれど・・・手塚治全集は手塚治が亡くなった時に買ったもので全巻揃わず、ないものは息子たちが徐々に買い求めたものです。AKIRAは私が買った本だけれど息子たち二人もずいぶん好きでした・・・・・その他、本の間に挟まれた文集だったり、写真だったり引き出しの中のカードだったり、賞状の束だったり・・・この本を読んで感想を話し合っていたころの息子たちが沸々と蘇ってくるのです。 チェンジリング / アンジェリーナ・ジョリーある日突然、消えた息子。5ヶ月後に帰ってきた彼は別人だったー。1928年、ロサンゼルス。シルバーウィークだといいますのに夫が多忙で出かけられません。そこでDVD鑑賞クリント・イーストウッド監督作品母と映画を観る約束をしていた休日なのに母には突然仕事が入り断れない。9歳の息子ウォルターを残して仕事に出、慌てて帰ってくるのだけれど留守番をしていた息子はどこにもいない。5ヶ月後警察が連れてきた息子は別人で、母は本当の息子を求め腐敗しきった警察と対立していくこの母を演じるアンジェリーナ・ジョリーがとってもいいただただ息子を思うが故にどんどん強くたくましくなっていく1928年に無秩序で混乱するロサンゼルスで実際に起きたお話 グラン・トリノクリント・イーストウッドが監督、プロデューサー、主演の3役をこなした感動作。ミシガン州を舞台に、あとはただ人生が終わるのを静かに待っていた頑固な元軍人の老人と、生きる目的を見失いつつあった少年が心を通わせていくさまを描く。 こちらは1昨日観ました。妻を亡くし息子たちともうまくいかない元軍人が気に食わない隣家のよわよわしい少年を暴力から守り育てていく今、クリント・イーストウッドがとってもいい
2009.09.22
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曇った空から雨がぽつぽつ、最高気温の予報は22度札幌は昨日までの夏が嘘のような暗い朝。それでも暖房がいらない生活は嬉しいものです。◆おくりびと遺体を棺に納める"納棺師"。一見地味で触れ難いイメージの職業をテーマにしながらも、ユーモアを絶妙に散りばめて、愛すること生きることを紡ぎだす異色の感動作が誕生しました。ひょんなことから"納棺師"になった主人公が、さまざまな死に向き合うことで、そこに息づく愛の姿を見つめていきます。ずっと気になっていた映画ですがレンタルDVDでようやく見ることができました。オーケストラをリストラされて故郷に帰った元チェリスト役の本木雅弘 「シコふんじゃった」のときの初々しさをどこかに残したまま誠実に生きて自分で温めてきたこの映画でさらに大きく大きく輝きを放っています。山崎努は納棺師としての理念を示し存在感ありありなのですがわけあり風な余喜美子が素晴らしい、最後に主人公を説得する言葉には残してきた子供への想いが溢れ夫も私も涙涙 ごく幼いころのひいおばあちゃんの死のときから納棺という儀式には何度も接してきていて家族が故人にささげる最後の触れ合いと思ってきましたが今は家族が少なくプロに任せることが多いのでしょうか?もしそうだったとしたら、誠心誠意とり行ってくれる山崎努や本木雅弘のいるNKエージェンスにぜひお願いしたいものです。 流れる久石譲作曲の音楽が素晴らしい!!チェロの音色が心にしみるのです。
2009.06.30
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「自然の美しさに声も出ないね。続きを観よう。」忙しくてTVを観ることなどほとんどない夫が私がエアロバイクをこぎながら見ていた映画に魅せられて珍しくしっかりと観た映画狩人と犬、最後の旅 ノーマン・ウィンターは、猟を通じて、動物や自然の生態を研究し、大自然を守り抜くことを信念としてきた実在の狩人。彼自身が主演し、自然と共存して生きる生活をドキュメントタッチで見せたのが本作。先住民でもスノーモービルを使いながら猟をする時代、ノーマンは犬ぞりで凍った湖を渡り、崖を登り、命懸けの猟を続ける。自然や動物と闘いながら、その美しさ、怖さ、深遠さを体感する姿を見るのは、じつにスリリングで、この映画最大の見せ場だ。一方、彼が亡くしたリーダー犬の代わりに育てた犬との交流はユーモラスで微笑ましい。ノーマンにダメ犬の烙印を押された犬が、彼のピンチを救い、その後、一段と頼もしく成長していく姿には、思わず目を細めてしまうこと必至。フランスでは大ヒットを記録。狩人の生きざまと美しい映像を描き出したのは、冒険家のニコラス・ヴァニエこの解説は後で読みましたので実在の人物で彼自身が演じているとは知りませんでした。顔に刻まれた美しい年輪と動物や自然を見つめる厳しく優しいまなざしシンプルだけれど充実した生活ネイティブの妻ネブラスカとの心温まるふれあい犬たちもすごく上手で可愛い、これは演技なの???カナダの北極圏の大自然は、季節ごとに表情を変えてみる者に迫ってきます。月並みな表現しか思い浮かばないけれど息をのむほど美しい北海道の冬に、もううんざりと思っていた私ですが大自然の中で暮らすノーマンをみているとなんと贅沢な暮しなのかとさえ思い自分の周りの大切なものを忘れていたことを知らされました。人間の原点を思い起こさせる映画まさにその通り
2009.06.19
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久しぶりに会った友人と映画鑑賞 彼女は映画大好き人間でとても詳しい 奇跡のシンフォニー離れ離れになって求めあっている親子3人それぞれが奏でる音楽が一つに溶け合う何と言っても映画中の音楽が心にずしんと響きました。フレディ・ハイモアの健気で可愛いことケリー・ラッセルのしっかりした美しさジョナサン・リース=マイヤーズは、はじめは好きになれませんでしたが終わってみると歌声が心に残りなかなかいい男です。夫と一緒でしたら決して見ないタイプの映画友達はやはりいいものところでその友人は今までたくさんの病気に苦しめられていたのですが今回は細身になってすっかり以前の彼女に戻っていました。何故?沖縄に自分にあった鍼灸師さんがいて2月に一度通っているのだそうです。そこで針を打ってもらうだけではなくいろいろなお話をすることで不安や悩みも小さなことと思えるようになり今はとってもすっきり生きているのとのこと。きっと沖縄ののんびりとした空気も身体にいいのでしょう。彼女の元気がこちらにも伝わり私も元気をもらいました。
2008.07.06
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ブルブル震えるほどの寒さの中の運動会でした。札幌市内の多くの小学校は先週土曜日が運動会早朝、曇った空にもかかわらず次々とたくさんの花火の音。何を着ていけばよいのか迷うほどの強い風と寒さ1年生の子たちは「寒いよ。冷たいよ。」すぐ膝に乗ってこようとします。私も抱っこしていたほうが暖かいのですが、指導上どうなのかな???他の子も先生の膝の上なのを見て私も二人のっけてあげて重いけれどあったかい!!応援している保護者の方たちも寒さのためしっかりと着ぶくれていてひざ掛けや毛布などにくるまれていました。昔、途中で雹が降って来たことはありましたがはじめから終りまでこんなに寒い運動会は記憶にありません。でも、子供たちは偉い!!どの子も寒さをものともせず全力で走り、演技していて感動しました。 帰宅後は暖房のきいたお部屋でDVD鑑賞Always続・三丁目の夕日1作目も楽しく見ましたがこの続のほうも負けず劣らずなかなか面白い。主演は誰?と思うほど出演者一人一人が良かったです。「お金では買えないものがある」暖かな気持ちに包まれる映画DVDでした。※このDVDは、何時も借り出されていたのですが私たちが見たいと思っていることを覚えていた店員さんが、忙しいのにわざわざ私たちを捜し出して「今戻ってきましたよ」教えてくれたのです。優しい店員さん心からありがとう!!
2008.06.02
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スズランのお花です。可憐な白い鈴のようなお花は可愛いだけではなく清楚な香りを放ちます。教室に届けられると、この香りに癒されみんな気持良くお勉強できたものです。北海道ならいたるところにあったすずらんでしたが、今は少なくなったような・・我が家の庭にもありましたのに生命力の強いミントに負け気がつくと姿も見えません。 『花』という映画のDVDを観ました。突然の動脈瘤によって生きる希望を失いかけた青年と、亡き妻を弔う旅... 大沢たかお柄本明牧瀬里穂加瀬亮動脈瘤に襲われた大沢たかお元妻の遺品を受け取りに行く柄本明二人が実にいい若いころの妻役の牧瀬理穂が元気いっぱいで可愛く若いころの柄本役の加瀬亮は恥じらいがあって初々しい好青年全体のテンポが緩やかで私たちにぴったり流れる音楽も若かりし頃を思い出させるスローな情緒たっぷりな曲終わり方も・・・・・・久々に夫と二人大満足!!
2008.05.28
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こんなにも、どなたにもぜひ観てほしいと思った映画がかつてあったでしょうか?どちらかと言えば洋画が好きな私ですが『母べえ』は、ひたひたと色々なことが胸に迫る映画でした。戦争というものが普通の幸せな家庭の生活すべてを覆していく・・・その中で母べえの優しさ、強さ、賢さ、凛とした美しさあの時代だったから・・・あの時代でさえも・・・こんな母たちがきっとあちこちにいて、夫を支え子供たちを守り育ててきたのでしょう。現代の私たちにも妻として母としていえいえ人間としての在り様を示してくれています。そして戦争がない今の日本の幸せをしみじみと教えてくれています。母べえの吉永小百合は凛としてあくまでも自然小学生の母役が違和感なくピッタリ日本を代表する女優という言葉が本当にふさわしい、心を届ける演技でした。母べえを支えつくす山ちゃん役の浅野忠信がとてもいい。私は姿かたちしか知らない人でしたが想像をはるかに超える人でした。志田未来・佐藤未来の娘二人がまたよい演技坂東三津五郎・笑福亭鶴瓶も適役、戦争中にもこういう人たちがいたのだということを教えてくれています。山田洋次という監督は、今だからこそこの作品を素晴らしいものにしたいと心底思っていたのでしょう。観終わったとき妹も私も鼻水ぐちゅぐちゅで目が真っ赤になっていました。そして今は亡き母を思い出しました。母も優しく強くたくましくそして美しい人でした。幼い頃外で遊んで冷たくなった手を母の胸に入れたときのぬくもりは今でもはっきり覚えています。涙も出ましたが随所に寅さんに通じる笑いもある面白い映画でもあります。
2008.02.09
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穏やかな美しい秋の訪れも北国札幌にあっては豊かな実りを楽しみ錦秋を眺めるだけではなく冬への準備を急がせちょっと切ない気持にもさせられるものです。昨日は東京に住む息子が寒い思いをしませんようにとあったかなふかふかベットパットやお布団カバーや手袋などを送りました。ぬくもりを感じて頑張ってくれますように。 阿弥陀堂だより寺尾聡樋口可南子北林谷栄「これはきっと喜んで見てもらえると思うよ。」夫が借りてきたDVD本当に気に入りました。美しい信州の山奥、奥信濃といわれるところの小さな故郷に戻ってきた鳴かず飛ばずの小説家の夫と最先端の医療に従事していた医者の妻、妻にはパニック障害があるのですが自然に抱かれて故郷の人々に触れながら暮らすうちに生きる喜びが湧き自信を取り戻していくのです。北林谷栄が演ずる阿弥陀堂の93歳のおうめさんの存在がなんともいい春夏秋冬四季折々に変化する奥信濃の自然にそのまま寄り添って生きている、自然の美しさと一緒に呼吸するような生き方これが映画の中心をなしていると思います。1年間を通してじっと眺めていたくなる奥信濃というところ行ってみたいです。寺尾聡と樋口可南子の夫婦愛田村高廣と香川京子の夫婦愛どちらもいい
2007.10.15
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朝から雨の札幌今晩予定のお祭りも延期になりました。 幸せのちから出演 ウィル・スミス、ジェイデン・スミス(父子)映画大好き夫婦新しいDVDはよくチェックして借りてくる夫なのでお任せが多いのですがこれは私が選んだ1枚現存するクリスガードナーの実話をもとにした映画1980年代ホームレスから億万長者にのし上がったクリス・ガードナー彼の一番苦しかった時代を描いているのでしょう。家族を養うこともままならないセールスマンのクリス妻には家を出られるけれど、彼の幼いころからの辛い思いから子供は決して手放さない。少しでも今よりも良い仕事を見つけようと一流証券会社のインターンに。無休で苦しいなか、家賃の滞納で家も追い出され、車も取られるクリスホームレスとなって一晩の寝場所を求める生活の中でも息子への愛と信頼を糧に困難を乗り越えていく・・・・「メイ・イン・ブラック」や「アイ・ロボット」とは一味違うウィル・スミス実の息子はオーディションで選ばれたそうですが父を信じ切っている姿がとっても自然で可愛い長男のお嫁ちゃんにおめでたのニュースがあったばかりのためか父子の姿を身につまされて観ました。どんな境遇にあっても夢や希望を捨てちゃいけないどんな人生でもやり直しがきくクリスの姿勢を息子たちにも知らせたいと思う映画です。
2007.08.04
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昨日は、半夏生札幌は暑く、干したお布団もふっくらほんわか森林公園の中の緑もぐんと濃くなり、夏のにおいがしてきています。 先日途中で動かなくなったDVD 「GOAL!」 お店に持っていくとすぐに傷をなおしてくれ、最後までみることができました。貧しいアメリカへの密入国者の少年が英国でサッカー選手として活躍していくというシンデレラストーリー3部作の1でしたが、今上映されている2も見たくなる面白さでした。凝り性の夫は続けてスポーツもの鑑賞「インヴィンシプル/栄光へのタッチダウン」不況下のフィアデルフィア、人々は地元のNFLチーム「イーグルス」を熱狂的に応援するのですが勝利はつかめない来期の勝利のため新監督は一般からの公募オーディションをし、30才の臨時教師パパーリが参加を決意する・・・チームにも受け入れられないなか、苦しい練習に耐え、最後まで夢を諦めないパパーリこれはアメリカンフットボールの感動の実話だそうです。両方とも母がいなくて、父親に存在感が。息子の試合をバーで見守り祝福される父親この場面はまるで同じ息子の行く手を阻もうとしていた「GOAL!」の父息子の夢を実現させようとした「インヴィンシブル」の父両者は違う対応でしたが、父として息子を思う気持ちは同じだったのです。夢を諦めないことを教えてくれるDVD2つ
2007.07.03
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THE NOTEBOOKきみに読む物語1冊のノートに書かれた物語80才の紳士が認知症の女性のもとに通い、少しずつ物語を読み聞かせる。17歳だった夏に始まった二人の物語きらめきの夏引き裂かれても送り続けたけれど彼女には届かなかった365通の手紙再び巡り会い、そして・・・思い出が少しずつきみからこぼれてゆくだからきみが思い出すまでぼくは読むー。美しい情景の中で読み進められる物語彼女は少し思い出す・・・そして二人はつかの間の喜びにひたるその瞬間のために、彼は読み続けるNotebookの最後に書かれた言葉に心を打たれこんな愛し方こんな愛され方があることを知らされました。これは夫婦で観る映画なのに夫は途中で眠ってしまいましたが。※これは次男からの母の日のプレゼントのDVDこんな両親でいてほしいという願いでしょうか?あなたも素敵な愛に巡り会えますように!
2007.05.24
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朝からしとしと雨が降りどんよりと曇り空せっかく咲いた桜も雨でしょんぼり庭の八重桜のつぼみはふくらみかけたままストップ「だるまさんころんだ!」って言われたみたいに。 GW中にいくつか観たDVDその中で心に残ったもの『涙そうそう』 監督 土井 裕泰妻夫木 聡長澤 まさみ妹を思い、妹のために身を粉にして働く兄夢が実現しかけて砕け散って借金だらけになっても、自暴自棄になることなく妹にはしっかり勉強してもらおうと以前以上に働く。妹の兄への思いも二人とも血が繋がっていないことを知っていながら深い強い結びつき念願の大学に合格した妹が家を出ていくときの二人の涙台風の夜・・・・二人して涙涙・・・まさに涙そうそう状態で最後の夏川理美のエンディングが終わるまで見続けました。「にーにー」なんて素敵な響きの言葉なのでしょう。最後のばあばも存在感がありました。妻夫木聡すごく良かった!!長澤まさみも良かったです。同じ年頃の息子を持つためか身につまされて観ました。そして息子二人にすぐ
2007.05.08
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昨夜は久しぶりに試写会に行って来ました。眉びざん山松嶋菜々子大沢たかお宮本信子ちょっとだけの夏八木勲主題歌 レミオロメン「蛍」母だから、言えなかった。娘だから、聞けなかった。そして今、私は母の想いにたどり着く。残された時間の中で娘は母の切なく苦しい恋を知り・・・こんな宣伝文句でしたが、私は菜々子さんさんよりは宮本信子に近い年齢でもありどうしても母として、宮本信子の立場でこの映画を見てしまいました。亡くなった母の最期の姿とも重なり二人のように強く凛として生きられるだろうか。こんなにも静かに深く愛することができるだろうか・・・と。四国、徳島の暖かい夏の風が画面を通して伝わってきてまだ初春のうすら寒さを忘れとっても心地よかったです。眉山という小さな山(札幌なら藻岩山かな)の麓に生きる人たち阿波踊りの夜の町中の手作りのにぎわい一度この目で見てみたい・・・そんな気もちにさせられました。一回り大人になってさらにきりりと見えた松嶋菜々子大沢たかおとの恋の描かれ方に深みがなかったのが残念 帰りに従姉妹に遭遇仕事帰りにダンス教室で踊ってきたという。私も宮本信子のお龍さんまでいかなくても少し背筋を伸ばして生きていかなくちゃ。
2007.04.25
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