とっち家の韓国ごはん

とっち家の韓国ごはん

月末家族の親子ごっこ


それがまず一番理解に苦しんだ

ソウルと光州は車で3時間以上の距離
会いたくてもすぐに会える距離ではない

安心して預けられるところがないから
仕事と子育て両方は大変だから
何年も苦労して続けてきた仕事だから
そんな理由だった
(少なくとも私の知っているのは)

これがこの国の家族のあり方なのだ
疑わずにそう思い続けていた
そう思おうとした


1日何回もかかってくる電話
ミルクは何ミリ飲んだか
うんちは何回したか
今何しているか

いろいろ心配だからかけてくるのだろうが
電話かけてくる暇があるのなら仕事しろといいたかった


月に1度か2度くらいは週末に向こうから会いに来た

仔細なことにも2人でああだこうだといいながら
ぎこちない手つきでミルクを与えたりオムツを替えたり
抱っこしたりするのを
私は子どものままごとのようだと思って見ていた

そしてJは
親が帰っていったあとは必ずといっていいほど
具合が悪くなった

そうするとまた電話で
具合はどうか
薬は飲んだか

そんなに数時間おきに聞かないといけないくらいなら
仕事なんかやめて1日中自分で見るべきなのだ



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