とっち家の韓国ごはん

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とっちまむ

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2007.08.14
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カテゴリ: ◆日記◆
最近レートの関係で日本の本を韓国で買うほうが安かったりする。

普段なら少々割引されるネットで買うところだが
本がいっぱいある本屋の中で手にとって購入するということが
したかった。

先月、光州の高速バスターミナルにある永豊(ヨンプン)文庫で2冊、
ソウルに行った際、同じく永豊文庫本店で2冊お買いあげ。
光州のほうはとにかく品揃えが少ないので選択の余地がない...
まあ、日本の本が手に入るというだけでもすごい発展なのだけれども..

日本語を教えるようになってから
自分の語彙の貧弱さと日本語力の低下を感じて
極力日本の本、特に小説を読むことにしている。

子供が生まれてから何年かは
本なんて育児本か雑誌くらいしか見たことがなかったし、
ここ数年間で読んだ本といっても
自己啓発本だとかノウハウ本だとか、
語学関係、細切れにでも読めるエッセイの類を数えるほどで
ノンフィクションの世界でだけで生きてきた。

買っておいた本はぱらぱらめくっただけで
じっくり読めずにそのままにしてあったし

今の疲れた頭には
フィクションの世界にしばしはまりこむのが
よさそうな気がして、一気に読んだ。




 「東京タワー」江國香織

曖昧おぼろげな記憶から
「オカンとボクとなんたらとかいう映画になったやつ」
と認識してて手にとったのでしたが
それとは違ったんですね。

大学生の男の子と年上既婚女性
2組の恋愛ストーリーなのだけれど
男の子の視点から書かれているところが
興味深いけれど、既婚女性である私にも
理解できない女の側の気持...
年下もよいかも?と一瞬だけ思いました^^



 「博士の愛した数式」小川洋子

前にパパが数学の問題集やらをどっさり注文した中になぜかこれの
韓国語版があって前に読んでいたのだけど、
やっぱり自分が読みとった内容が合っているのか気になる...
確認の意味で。

ああ、私もこうやってほめられながら
楽しく数学を教えてくれる人がいたら
少なくとも数学大嫌いになんてならなかったはずなのに...
ついでに子供への接し方も反省することしかり...



 「号泣する準備はできていた」江國香織

江國スタイルがよく把握できていないので
とりあえず直木賞受賞作でもう1冊。

短篇集なのだけれど
哀しくすっぱにがい女性たちの生き方
そろってます、って感じ?
まだつかめてません...



 「イエスの生涯」遠藤周作


母が遠藤周作教(狂?)で、きっと実家にはこの本も初版本で
あるはずなのだけど、ここで出会ったご縁で購入。

実は私はこの国に来てから
うまくまるめこまれて(半ば強制的に?)カトリック信者になったけれど
聖書も韓国語でしか読んだことがないせいなのか
いまいちしっくりこないところがあり...
でもこれは物語風に読めるので
世界のベストセラー聖書よりはだんぜん読みやすい、でしょう。


というわけで読書の夏!?







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Last updated  2007.08.14 23:53:41
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