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解説・黒沢怜生六段
聞き手:和田あき女流二段
横山四段は予選で畠山鎮八段、井田明宏五段、谷川浩司十七世名人を破り
本選出場との事。
両対局者は本局が初手合いだそうです。
関東、関西に分かれている影響もありそうですね。
黒沢:「本田六段は研究が深い居飛車党、中終盤も正確な印象がありますね。
横山四段はバランスのよい振り飛車党。二人とも早指しが強い」
<対局前インタビュー>
~4年ぶりの本戦ですが~
本田:「(スタジオの)畳で指すのは初めてなので緊張しています」
~横山四段との対戦です~
本田:「四間飛車党で…鋭い手を指してくる方なので気を付けていきたい」
~初めての本戦です~
横山:「少しでもいい結果を出せたらなというふうに思っております」
~本田六段との対戦です~
横山:「振り飛車の出しがいがあって頑張ります」
早々と角交換になり後手はダイレクト向かい飛車へ。
横山四段が序盤で結構時間を使っておられますね。
控室で黒沢六段と横山四段がお話をする機会があったそうですが
小学生の折に対局されてたみたいです。
△2四歩→▲2四同歩→△2四同飛→▲2四同飛→△2四同銀→▲1一角成→
△2八飛打→▲2二歩打→△3三桂→▲2一歩成→△4一金→▲2二と→△1四角打
将棋AIが少し揺れております。
局面が進んでいきますと…
バランスを保っていて、ほぼ互角。
残り時間は本田六段6分、横山四段3分。
本田六段がここで時間を使っています。
黒沢:「時間がほしい。早指しですと後手が押し切りそうです」
「見慣れないぐらい薄い恰好ですね」
「(本田六段は)結構クールな方なんですけど焦りが出てるかも知れない」
「横山四段としましても歩があれば…歩が無いので」
終盤戦で詰む詰まないの展開に。
黒沢:「お互いにこの辺りの決断のよさっていうのは凄い早いですね」
「…決断よく指して時間を残すのが大事だ、と」
「形勢はまだ分からないですね」
(AIは少し差がついていますが実践的には難しいとの事)
△9三桂打→▲1二飛打
黒沢:「銀をどこに打つか…この時に歩が無いのが痛いですね」
▲9四銀→△7四銀
黒沢:「ここでどうするかですね」
▲7五香
AIが大きく揺れております…
めちゃくちゃ揺れております…
合駒によって詰む詰まないが変わってくる局面だったみたいですね。
先手、後手、どちらも悩ましい。
先手玉が9五まで上がってきました。
後手に詰みが発生してるようなのですけど難しいみたいです。
黒沢:「王手の迫り方が何通りもあるので、どれが正解なのか」
▲7二飛成でまた形勢が逆転?!
黒沢:「まだ勝負は分からないですよ…後手としても間違えてしまうような」
和田:「正しく受けきるのも難しい局面なんですね?」
黒沢:「合駒が大事で」
「後手玉が広いのか捕まってるかというのも…」
さらに局面が進み…先手は一枚足りないっぽいです。
△5三玉で先手投了。
<対局後インタビュー>
~一局を振り返って~
横山:「序中盤うまくいったかなと思ったんですけど終盤が混戦になりまして
薄氷の勝利だな、と」
~非常に難解な将棋でしたが勝ちを意識したのは?~
横山:「終局の数手前くらいで」
~中終盤受けに回る展開となりましたが~
本田:「中盤すこし駒得した辺りは厚いかとも思ったんですけど
そのあと分からなくなってしまって…」
感想戦は終盤の辺りから。
黒沢:「本譜実はどうなんでしょうね」
「▲7一銀がけっこうあやしいと」
本田:「いや、なんか詰んでそうですね」
(後手に歩がないのを利用して、という感じなんですかね?)
勝利した横山四段は次戦、近藤誠也八段と対局です。
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