◆ 国際結婚・新婚生活 ◆

始まらない陣痛

~始まらない陣痛~


子宮の入り口がどれだけ開いてるか調べるサービックチェック。

これも痛かった。

先生も『すぐ終わるからすぐ終わるから・・・・・もうすぐもうすぐ・・・』と子供をあやす先生のようだった。

でも私の子宮の入り口はなかなか開かなかった。

サービックチェックが終わったと思ったら、またあの陣痛促進剤・・・。

食べ物を食べては気持ち悪くなり、熱も下がらず、震えも止まらず、あの2日間は本当に長く感じられた。

でも私よりもダーリンの方が頑張ったと思う。

寝ずに付きっ切りで私の面倒を見てくれ、喉が渇いたと言えばジュースを持って来てくれ、ベットの横のソファに座りずっと一緒にいてくれた。

私は薬の4時間ごとには起こされていたがほとんど眠りについていたので、あの時はダーリンの方が精神的にも体力的にもかなり辛かったんじゃないかな、って思う。

この陣痛を待ってる間に何人の妊婦さんが同じ病棟で赤ちゃんを産んだろう。。。

何度元気な赤ちゃんの産声を聞いたろう。。。

そのたびに元気な赤ちゃんが産まれたという嬉しい気持ちと、寂しい気持ちがごちゃごちゃになった。

24時間以内に生まれるでしょうとは言われてたものの、24時間経っても生まれる気配は全く無かった。

もしあと数回投入して陣痛が始まらなかったら、他の方法を考えると先生に言われた。


つづく


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