Comings and Goings

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読書メモ: あきらめ上手は生き方上手 (1)



‐あきらめとは、選ぶことである。今の作業の可能性、他の選択の可能性、未来の
選択の可能性などから、一つを選ぶ作業。とても高度な活動。

‐あきらめることにより、一つのことに集中でき、選択肢の多い現代社会に翻弄さ
れず、主体的に生きていける。

‐これからはあきらめが必要な時代。しかし、あきらめること事体には苦しさが伴
う。これまでのエネルギー損失に対する悲しみ、自分が「できない」ということ
を認める不安、あきらめることにより集団から見捨てられる恐怖。これらは、前
向きに生きるには避けられない苦しさ、必要な苦しさである。言い換えれば、生
きることに伴う本質的な苦しさだ。それを避けてばかりいれば、受動的な生き方
になってしまい、結果的に苦しさは持続的かつ大きなものになってしまう。

「あきらめ」は長いプロセスであると心得る

-あきらめるという作業は、そんなにあっさりとしたものではない。
あきらめるという作業は、二つの欲求のバランスを取る作業でもある。やりたい
とやりたくない(ほかのことをしたい)。どのバランスが自分に合うのかを、重
りを操作しながら探りつづける作業だ。
‐一回の決心ですべてすっきりとあきらめられると思わないことが重要。何度も振
れるのが人生。そうして初めて、最後に納得のできるバランスにたどり着く。
うじうじ悩むこともすべて含めて、バランスを取っている「あきらめ」の作業の
一部なのだ。うじうじは大歓迎。一歩一歩前進している証拠。

「あきらめる」という作業は苦しいものであると心得る

‐あきらめの天秤が動くためには、一定以上の苦しさを味わうことが必要。
十分に苦しければあきらめざるを得ないから。
‐しかし、人間には成長したいという欲求もあり、できるだけ苦しさを少なく感じ
ていたい。だから、十分苦しんで選択するというのが自然だとしても、同じよう
な苦しさを一生のうちなんども味わう必要もない。経験を生かし学習し、苦しさ‐を少なくすればいいし、経験がなくても先人からそのコツを学ぶことができる。
苦しみはゼロにはできないが、少なくすることはできる。人生の選択に伴う苦し
さを、必要以上に大きくして、かえって自分に対する自信を失ったり、生きるエ
ネルギーを消耗し尽くしたりすることがないよう、様々なコツを身につけること
が重要。



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