ナースアウト in 利根沼田 2009

ナースアウト in 利根沼田 2009

母乳の保存期限

母乳の保存期限


しぼった母乳は、どのくらいとっておけるものなのでしょうか?母乳には生きている細胞がたくさん入っているため保存や保存した母乳を使う時にはちょっとしたコツがあります。あなた自身の母乳は他のどんな人工乳よりもあなたの赤ちゃんに最適です。もし赤ちゃんと離れなければならず、あなた以外の人が赤ちゃんに栄養を与えなければならないような時には、人工乳ではなく保存してあるあなたの母乳を赤ちゃんに与えることができます。

◇◆◇保存方法の種類◇◆◇
1新鮮母乳  ・・・搾ったままの新鮮な母乳。冷蔵保存中の母乳も含む。
2冷凍母乳  ・・・搾ったあとすぐに冷凍した母乳。
3解凍母乳  ・・・冷蔵庫内の解凍中の母乳。完全に解凍した冷蔵保存中の母乳。

◇◆◇赤ちゃんに与える優先順位◇◆◇
1番目: 新鮮母乳(冷蔵していないフレッシュなもの→冷蔵したもの)
2番目: 解凍母乳(冷凍母乳を解凍したもの)

新鮮母乳のほうが、赤ちゃんに与える免疫の効果が高いため72時間以内に使用するなら冷凍しないほうがよいでしょう。
冷蔵庫で保存された母乳は成分が分かれていますので、軽く振ってから飲ませてください。小分けにして冷蔵保存されている母乳を混ぜ合わせてもかまいません。


◇◆◇保存方法ごとの使用期限(健康な乳児に対して)◇◆◇
新鮮母乳 ・・・室温(25℃)で4時間  冷蔵庫(4℃)で72時間  クーラーボックス(15℃)で24時間  

冷凍母乳 ・・・1ドア冷蔵庫製氷室で2週間  2ドア冷蔵庫冷凍室(-20℃)で3~6ヶ月

解凍母乳 ・・・完全解凍後冷蔵庫に保存中のもので24時間


◇◆◇解凍・加温するときの注意◇◆◇
 母乳中に含まれる酵素の中には高温で活性が低下してしまうものがあります。そのため温めすぎない(37℃未満)ことが大切です。
 冷凍母乳を解凍する時には冷蔵庫内で自然解凍するか、流水で解凍するのが最も望ましい方法です。微温等(30~40℃)で解凍する場合は、20分以内で終わるようにします。解凍後は冷蔵庫に保存し、24時間以内に使いきるようにしましよう。


◇◆◇おっぱいをしぼる時の注意◇◆◇
 清潔な容器に母乳をしぼり消毒した哺乳びんや母乳保存バッグに移して保存します。
 しぼった母乳は、毎回別々の容器に入れて冷やしましょう。母乳がいったん冷えたら、他の容器で冷やした母乳と一緒に混ぜて冷凍してもかまいません。また、すでに冷凍してある母乳に30分ほど冷蔵庫で冷やした母乳をたして冷凍してもいいのですが、この場合、凍っていた母乳をとかさないよう、加える母乳の量は控えめにしておきましょう。

 また、母乳は50cc、100ccと小分けにして冷凍することをおすすめします。母乳育ちの赤ちゃんは食欲が一定していません。小分けにしてあれば、飲み終わってまだ欲しそうなときに、50cc入りの母乳を解凍して飲ませることができますので、必要な量を無駄なく利用できるでしょう。個人差がありますが母乳育ちの赤ちゃんが1回に200ccも飲むことはあまりないでしょう。





《引用参考文献》
母乳育児支援スタンダード NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会
医学書院 2007年
働くお母さんの母乳育児 ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル発行小冊子
よくわかる母乳育児 水野克己 著,へるす出版,2007年








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