☆トップオブザワールド☆

☆トップオブザワールド☆

<小学校>



 今となっては、たいしたことではないかも知れない。
 私は、小学校の給食でどうしても食べられないものがあった。
 「魚の皮」である。
 世の中平気で食べるひとはたくさんいるが、わたしにはどうしても
 魚の皮だけは食べられなかった。
 給食が食べられないと、掃除時間になっても席を立つことが出来ない。
 ひとり、泣きながら食べるしかなかった。
 べつに誰にそうしろと言われたわけでもない。
 ただ小学校一年生の私には給食をのこすことは、考えられなかった。
 そんなときである。
 小学校一年生の担任であった、T先生は、近寄ってきてこういった。
 「ティッシュに包んでこっそりゴミ箱に入れなさい。魚の皮は食べなくて もいいわよ。」と。
 そのとき、人生ってのは、時にそういうことも必要なんだなって幼心に思 ったっていうか。。。
 一番初めの「いい先生」との思い出はこれです。
 その先生に、ことし、初めて年賀状を書きました。
 きっと返ってくると思うので、また報告しまするぅ~!


2.あこがれの先生(小5)
 私の小学校のときの音楽の先生は、和久井映見似のとてもかわいい人だっ た。しかもすごく優しかった・・・。そして、みんなの人気者!
 私はこの先生に憧れ・・五年生からずっと音楽クラブだった・・笑
 でも、才能はなしさぁ・・笑
 この先生は、私たちが六年生のとき、結婚して、妊娠して、学校を辞めて しまうと言った。赤ちゃんがおなかにいるっていうことが理解出来なくて どうして辞めるのかすごく不思議だった。
 なんでだろうぅて思って泣いてたよ~~。
 お別れの話を聞いてから、友達と、クッキーを焼いた・・。
 その時はそれが先生へ、「いかないで~!」っていう手段だった。
 今思えばきっと先生は、妊娠してるのに、小学生なんて子どもが作ったク ッキーなんて食べたくなかったかなって思うけど、先生は目に涙をためて
 ありがとうって言ってくれて、ハート型にきった手紙をクッキーをあげた
 メンバーにくれた。今でもしまってあるけど、そこには、先生の字で、
 「ありがとう~クッキーくれたときは感動で・・・・」といっぱい書いて てました!
 発表会が、小学校の時はありますよね?
 私は、その発表会でそんなに上手に弾けないのに、なんだか木琴だったか
 に立候補して、あんまり弾けなかった・・そして失敗して失敗して・・
 意地悪な男子が、「おまえがあんまり弾けないから、音楽の先生に○○君(男子の名前)が頑張って!って言われたんだぞ!」って言ってきた。
 私は悲しくて、その日の日記に、「今日、こんなことがありました、悲し かったです」と書いた。その日の担任の先生の返事はこうだった。
 「音楽の先生がそんなことを本当に言ったと思いますか?良く考えて見ま しょうね!」と書いてあった。
 言っていないないに決まってる・・・。
 そして本番の時も、あんまり上手く弾けなかったのに、音楽の先生は、
 「良く頑張ったね!!上手に弾けてたよ!!」
 と声をかけてくれた。
 このときの感動は今も忘れられません・・
 この先生とはたまに手紙をやり取りしていましたが、何度か引越しをされ て、住所が分からなくなってしまい、今音信不通です・・笑

3.本当の「先生」(小6)
 小学校六年生の時の担任の先生は、すばらしい先生だった。
 私が出会った先生の中で、「金八先生」といっても過言ではないくらい
 先生の中の先生だった。
 五年生の時の先生は、違う先生だった。
 六年生の時だけ、この先生だった。
 最初は、机からゴキブリが出てきたり、顔を洗ってこなかったり・・
 特になんとも思わなかったけど、ただの優しい先生という感じ
 だった。
 五年生の頃は、クラスでなかまはずれがあると、すぐに、正座をさせられ た。そして、一人ずつなぜ仲間はずれをしたか聞かれた。
 先生はとても怖くて、「腹が立ったから」と言った男子をたたいたりして
 いた。そのとき、仲間はずれはいけないと思っていなかった。
 私たちは仲間はずれにした男子にも否はあると思っていた。
 掃除をせず、机の上に座って、えらそうにしていた、その子をちょっと
 みんなで非難しただけだった。当然だとまで思っていた。 
 でも、正座させられて、理由を聞かれたとき、そういった私に先生は
 「それだったらいじめてもいいのか!?」と聞かれた。
 そんなことはない。でも・・・でも・・。
 そんなもやもやした気持ちのまま正座をしていた。

 六年生になって、ある女の子が仲間はずれにされていた。
 特に理由はなかったと思うけど、あそび感覚でその子と一緒に行動しなか ったりした。
 みんながそうするし、そうしようと友達に言われてそうした。
 でも、このことはその仲間はずれをされている子にしてみれば、すごく
 つらかったと思う。
 そのことを聞いて六年生のときの担任の先生は、
 女子をある部屋に集めて、友達とはどんなに大切なものなのか、仲間はず れによって、どんなに相手が傷つくかを、熱弁した。
 私は、そのとき、初めて、仲間はずれはいけないと思った。 
 周りの人がしているからといって、それに流されていてはいけないと思っ た。
 このとき五年生の時の先生のときのように、正座さされて、怒られていた ら・・私は仲間はずれのひどさをしらなかったかもしれない。

 この先生は、家庭訪問好きと言われていた。生徒がいいことをすると家を 回って親の前でほめてくれた。まさに金八先生だった。。笑

 今もたまに、悩んでいるときなどにメールしてみる。
 久しぶりに読む先生からのことばにはいつも癒されている。




© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: