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としのすけのワインハウス
2005年04月(1)
2005年04月に飲んだワイン
ラマダ・ティント(2003)
2005/04/01 自宅にて
なんだか、日記が遅れがちになってます。
ホリエモンのブログ
みたい?(笑)
最近、飲み会続きで体力・気力ともに低下中。(^^;)
というわけで、週末の今日は、会社の友人のM氏とともに、彼御用達の健康ランド「
末吉の湯
」に行って来ました。
関東特有の「黒い温泉」です。(^^;)
少し希釈しているらしいですが、
関西風うどん
の出し汁のような色調。
なめると塩っ辛いです。
太古の海水
が源だから、さもありなん?
ともかく、
ムームー
?に着替え、ゆったりとした気分で「ビール+枝豆+餃子+かた焼きそば」で腹ごしらえ。
そして、いろいろな温泉にゆったり浸かりました。
源泉、薬湯、寝湯、ジェットバス、露天風呂(空しか見えないのがやや難)、壷湯と堪能。
ついでに
韓国アカスリ
の初体験。
「俺って、こんなに汚いの?!」って驚くほどに垢が出てきました。(^^;)
おかげでお肌すべすべ、心身リフレッシュ!
で、帰宅して開けたのが、インターナショナル・ワイン・チャレンジ・ロンドン・1999でレッドワイン・オブ・ザ・イヤーを獲得した、ラマダ・ティント(2003)です。
詳細は、
2005/02/12の日記
をご覧ください。
上げ底少なく、極短いコルクの廉価版ワインの典型です。
プラム系の果実味が豊かです。
樽や熟成のニュアンスはほとんど無く、酸の切れと果実味で飲ませるフレッシュなワイン。
フィニッシュの酸味は秀逸です。
HP:7-
上品な高級フレンチというよりは、カジュアルなジャンクフードとともにゴクゴク飲んだら最高な感じ。(^^)
お値段相応ですが、楽しめるワインだと思います。
モリーゼ・ロッソ(サイゼリアのハウスワイン)
2005/04/02 最寄のサイゼリアにて
子供たちにつきあってゲーセン&ボーリング@
ラウンドワン
です。(^^;)
ボーリングをしようと受付に近づくと・・・凄い人!
結局約2時間待ちと相成りました。
最近、人気なんですね、
ボーリング
。
という訳で、待ち時間を有効に使うため、早めの昼食という事でサイゼリアに。
サイゼリア
は、リーズナブルなお値段で、結構美味しいイタリアンが食べられる、としのすけお気に入りのファミレス?です。
今日は、クラムチャウダー、グリーンピースとベーコンの温サラダ、チーズ・フォカッチオ、そして何と!99円/グラスのハウスワインです。
銘柄は、確か「モリーゼ・ロッソ」だったはず。
このワイン、恐らく
イタリアのモリーゼ州のワイン
だと思われますが、よくわからず。(^^;)
過日のうず潮屋@新横浜の飲み放題ワインと類似(といったら失礼でしょうか?)の薄めのキャンティーっぽい味わいです。
ごくごく軽いボディーながら、結構果実味が感じられ、花のような香りも。
99円/グラスにしては超絶に優秀なワインだと思います。
HP:7+
サイゼリアのカジュアルなイタリアンに非常によく合っているワインだと思います。
それに、マグナムボトルが1000円ちょっとで頼めて、残ったら持ち帰ることも出来るので、デイリーワインの調達?という意味でも、サイゼリアは使えるかも。(笑)
ル・オーメドック・ド・ジスクール(2000)
2005/04/04 自宅にて
マルゴー村のシャトー・ジスクール
が創る廉価版ワインです。
詳細は
2005/03/14の日記
をご参照ください。(^^;)
メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニョン45%、プティ・ヴェルド5%のセパージュだけに、果実味の豊かな柔らかい味に仕上っています。
プティ・ヴェルドが効いているのか、ちょっと青臭い、茎っぽいニュアンスがあり、今後の成長に期待が持てる感じです。
今回は、ピューター(錫)製のグラスで飲んでいますが、本当に美味しいです。
グラスの底に、ほんの少し残ったワインでも、時間が経ってもさほど酸化した感じにならず、香りのパワーもキープされていて、「グラスでこんなに味わいが違うのか~?」と改めて感じます。
前回あまり感じなかった香りも、スミレの香りこそしませんが、
プラム
や
イチゴ
といった赤系の果実味が、ほのかな樽香に上手く溶け込んで、ジスクール譲りの柔らかく上品なタンニンと相まっていい感じに香っています。
HP:8+
前回も書きましたが、「ミディアムボディーのお気軽マルゴー」というノリで飲むのが宜しいかと。(^^)
青臭さが将来性を感じさせるので・・・もう少し長い目で見ていきたいと思います。
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ジョルジュ・デュブッフ・グランド・キュヴェ(2004)
2005/04/06 自宅にて
ちょっと前、セブン・イレブンで安売りしていたボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ジョルジュ・デュブッフ(2004)が今日のワインです。
セブン・イレブンにも置いていた、美しい花の模様に彩られたワインといえば、「あれかな?」と思い当たる方も多いはず。
売れ残っちゃったせいか、グラス付で1000円強だったような気がしますが・・・値段は忘れちゃいました。(^^;)
このワインの産みの親
ジョルジュ・デュブッフ
氏は、今や世界中でボジョレーの代名詞となっているほどの人物。
プイィ・フュイッセ
のワイン農家の出身で、64年に会社を創業以来、毎日朝5時から夜の9時まで働くという「超仕事人間」で、1日に数百種を超すワインをテイスティングするといいます。(^^;)
醸造設備はこれまた「超近代的」で、ステンレスタンクの温度コントロールはもちろん、産業ロボットまで導入しているといいますから凄いです。
このボジョレー・ヴィラージュ、葡萄品種はフレッシュな果実味が身上のボジョレー伝統の
ガメ種
。
この葡萄を、これまたボジョレー伝統の、タンニンをあまり溶出せずフルーティーさを引き出す「
マセラシオン・カルボニック
」と言う方法で発酵させます。
マセラシオンとは「醸す」「漬け込む」意で、カルボニックとは「二酸化炭素」の意。
つまり、マセラシオン・カルボニックとは、葡萄を潰さないで仕込んだ発酵樽(タンク)に二酸化炭素を吹き込んで、発酵させる葡萄と空気(酸素)との接触を防ぎ、嫌気的解糖系(無酸素状態でのブドウ糖の分解系:エムデン・マイヤーホフ・パルナス経路)を経てエタノールを得る、所謂アルコール発酵をおこし、これをきっかけにして自然に潰れた、半発酵状態の葡萄果汁を搾汁し、通常の発酵に移す方法。(ちょっと難しいですね)
この発酵方法は、リンゴ酸も減るので、柔らかい酸味のワインが得られるというメリットもあります。
ジョルジュ・デュブッフでは、このマセラシオン・カルボニックと、通常の発酵(時間は短め)を併用する事で、バランスの良いワインを造ります。
また
ヴィラージュ
はボジョレー北部の38の「ヴィラージュ(村)」で造られた上級品を指します。
さて、そんなジョルジュ・デュブッフのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーですが・・・
コルクはヌーボーらしく、極短の4センチ。
質もイマイチです。
ボジョレー・ヴィラージュ・2004の刻印とともに、製造ライン・ロットを示す刻印も。さすがジョルジュ・デュブッフ。(^^;)
開栓直後からフレッシュな赤系の果実香が漂い、本当に元気。
軽やかでフルーティ、渋み全くなし。
ヴィラージュらしく、一般のボジョレーにくらべてちょっとコクも感じます。
気軽な食卓に違和感なく溶け込む、好感の持てるお味でした。
HP:7
プラムや花の香りも楽しめる美味しいワインなのですが・・・
いかんせんフルボディー好きのとしのすけ、正直言ってやや物足りません。(^^;)
ということで、HPは7でご勘弁を。
ヴーヴクリコ・ローズラベル&登美(1995)&シャトー・ラフィット・ロスチャイルド(1994)&シャトー・ペトリュス(1992)
2005/04/07 半蔵屋にて
「ちょっといいこと」というのは、O先生、U先生、H先生&としのすけの1年ぶりのワイン会のことでございます。(^^)
今年の会場は半蔵屋さん。
(ちなみに、前回は
2004/03/18
の日記をご参照ください。)
飲んだワインは、上記のとおり、常軌を逸したワイン達です。(^^;)
ワイン&お料理(ちょっと味濃かったけど)、そしてインテリジェンス溢れるお話・・・
こういう飲み会がしょっちゅうあれば、これ以上の幸せは無いかも?(^^;)
今日凄く嬉しかったのは、博識で何でもご存知のO先生が和三盆糖を言い当てられなかったこと?(^^)
「和三盆糖」とは、さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めてつくる「含蜜糖」で、黒糖の成分がそのまま入っているためマイルドで香り高い甘みが味わえる、ちょっと「三温糖」に似た味わいのサラサラの微粒子糖ですが、食事の最後のコーヒーに合わせて出てきて、非常に美味でした。(^^)
ちなみに、今日のお料理は、9種の前菜に始まるフルコースで、メインは真鯛のポワレ?(オーブン焼き?)とイベリコ豚のソテー。
イベリコ豚は、生ハムでは時々いただきますが、ソテーは初めて。(^^)
大変コク・噛み応えのある、ちょっと鹿か熊みたいな感じのお肉でした。
超美味。(^^)
それらのお料理とともにいただいたのが、以下のワインたちです。
全員が理系のメンバーだったので、としのすけの最近のお気に入り、ピューター(錫)のワイングラスを持ち込んで、味の違いも実験しました。(^^;)
結果は、
・短時間では、ワインが明らかにまろやかになる。
・長時間おくと、やや金属臭がワインに移るが、酸化による酸味はマイルドに抑えられる
というものでした。
ヴーヴクリコ・ローズラベル
まずは、乾杯にシャンパーニュ。
桜の季節でもあり、定番のヴーヴクリコ・ローズラベルをいただきました。
薄ピンクがキレイ。(^^)
まさに、桜を彷彿させる色合いで大満足。
お味は・・・ちょっと酸味が強いかな?という印象でしたが、オードブルとの相性もまずまずでした。
HP:8+
そして・・・どれから開けようかな・・・と思案したあげく、あろうことか(^^;)赤3本同時開け、大テイスティング大会と相成りました。
ちなみに、お店のSさんのご判断で、ペトリュスのみデキャンタージュ。
登美(1995)
ずばり、頑張っています。
フルボディーと言うにはちょっとパワー不足の感は否めませんが、完熟した凝縮感のあるカベルネテイストで、ブルーベリーをコンポートしたような、ジャムを思わせるカラメル風の濃厚な果実味が特徴的でした。
ちょっと青臭さもあって、まだまだ持ちそうな印象。
エッジにもほとんどオレンジを感じさせず、自宅セラーで長期間眠っていた割には良い状態でした。(^^)
(よかったよかった)
HP:9-
シャトー・ラフィット・ロスチャイルド(1994)
こちらは文句なしのボルドー・グランヴァンでした。(^^)
まだまだ若々しい色合いは、あと20年やそこらは持ちそうな雰囲気を醸しだしています。
香り、味わいともに円熟の域にあり、色合いからは想像もできない程のまろやかさでした。
今、まさに飲み頃か?
至福の味です。(^^)
HP:9
シャトー・ペトリュス(1992)
これはもう・・・何をかいわんや。(^^;)
トリュフ様の香りは、料理のトリュフに覆い隠されて、いまいち引き立ちませんでしたが、完熟した赤系果実のパワーが上品に昇華された感じの、いわゆる逸品でした。(^^)
ペトリュスを不味いという人がいたら、会ってみたい。(笑)
1992年という難しい年でも、ここまでまとめてくる技は、まさに「匠」です。
10年後にどうなっているのか興味津々。
HP:9+
今回のワイン会も・・・登美とラフィットをとしのすけが持ち込んだ以外は・・・全てU先生がスポンサーになってくださいました。
(ペトリュスは昨年の余剰資金にて調達)
そして、帰りのタクシーも。(^^;)
本当に大感謝でございます。
ありがとうございました。
来年も頑張って幹事を務めさせていただきますです。
田崎真也
セレクション・
シラーズ
(2004)
2005/04/09 自宅にて
今日のワインは、セブン・イレブンで調達した田崎真也セレクション・シラーズ(2004)・サウス・ヒル・
サウス・イースタン・オーストラリア
です。
「南オーストラリアの豊かな太陽の恵みを受けた凝縮感のある果実味と木樽の香りが調和しています」とのコメントがエチケットに記されており、それに惹かれて購入。(^^;)
このところ、豪州のシラーズにはどれも満足させてもらっているので、期待が大きかったのですが・・・
上げ底はさほどありません。
コルクは4.5センチの集積ものっぽい外観。
刻印も殆どなく、いかにも廉価版な感じです。
ちなみに、キャップシールもプラスチックです。
品種:シラーズ主体
軽快-豊潤は4
温度:18~20℃、飲む前に少し冷やして
とあります。
開栓すると、ブラックベリーのような果実を彷彿させる香りが弱いながらも漂います。
樽香も弱々しいながら、確かに存在。(^^;)
ピューターのグラスに注ぐので、あまり色ははっきりとはわかりませんが、そこそこ濃いめの赤紫で艶もある感じです。
口に含むと、豊かなプラム系の果実味とスパイスが印象的。
甘さの少ないスパイシーな黒葡萄のジュースのような感じです。
濃厚な印象を受けますが、タンニンはごくごくマイルド。
弱めの甘みと酸味が弱めのタンニンにちょうどよくマッチしています。(^^;)
フィニッシュも弱め。
HP:7-
全体に、非常にコンパクトに上手くまとまったシラーズだと思います。
ブラインドで飲んだら、もしかしたら豪州ではなく、南仏、プロヴァンスかローヌ辺りの廉価版シラーかな?みたいな味わい。
いわゆる「元気いっぱい」のオージー・シラーズではありませんね。(^^)
ちなみにこのワイン、楽天の検索ではひっかかりません。
おそらくセブン・イレブンのオリジナルかと。
カンガルー・リッジ・シラーズとテイスティング・コメントが同じなので・・・もしかしたら、同じワインなのかもしれません。
「安くて美味しいワインが飲みたい」「いろいろなワインを試してみたいけど、どんな種類がいいか分からない」と悩んでいるお客さまにセブン・イレブンが与えてくれる福音が、この田崎真也セレクションなのだそうです。
・フランス・ドイツ・イタリア・スペインなど各国の産地ナンバーワン・ワイナリー(生産者)や醸造家を選定し
・厳選した300種類以上のワインをセブン・イレブンとソムリエ・田崎氏で試飲を繰り返し選定
・選び抜かれた31種類(11月現在)のワイン一本一本に田崎氏のテイスティングコメントを添え、お手ごろ価格でお客さまのもとにお届け
というステップを踏んでいるらしいです。
サンタ・へレナ・セレクション・カベルネ・ソーヴィニョン(2002)
2005/04/12 自宅にて
チリの名門、
サンタ・ヘレナ
の高級ライン、サンタ・へレナ・セレクション・カベルネ・ソーヴィニョン(2002)が今日のワインです。
サンタ・ヘレナ社はチリワインの歴史とも言うべき名門で、所有する最古のエステートでの栽培は1865年にさかのぼると言います。
以前はチリの銘醸地
クリコ・バレー
の畑で採れた葡萄を使っていましたが、最近は
コルチャグア・バレー
の葡萄を使用しているようです。
ボルドーから伝統の醸造技術を導入し、最先端の醸造設備で醸すワインは非常に高品質の木樽(多分フレンチ・オーク)熟成のプレミアムワインです。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニョン100%
上質のコルクは5センチ。
染み付きも全くなく、いくらでももちそうです。
色はいかにも濃厚な紫の残る濃赤色。
色から想像できるとおりのフルボディーで、非常に噛み応えがあり、熟したカシスを主体に、リキュール、チョコレート、エスプレッソ等の香りが楽しめます。
もちろん、上品な樽香も。
ただ、香りはいづれも控えめでボディーのパワーと比較すると貧弱感は否めません。(^^;)
フィニッシュは、柔らかなタンニンの収斂感と甘く美しい酸。
HP:8+
チリ特有の赤土の香りが僅かに出るものの、非常に優秀なハイ・コストパフォーマンスのワインですね。
この価格であれば「イチオシ」にしても良いくらいです。(^^)
ヴーヴクリコ・イエローラベル&ブルゴーニュ・アリゴテ・スー・シャトレ・ドメーヌ・ドヴネィ(1998)&シャトー・ムートン・ロスチャイルド(2001)
2005/04/13 半蔵屋にて
今日は会社の仲間と大きな仕事の中〆&慰労会ということで、半蔵屋さんにお邪魔しました。
いつもながらのホスピタリティーに浸りながらの楽しいひと時でした。
(ちょっとお客さんが多くて、サービスがゆっくりめでしたが・・・)
今日のメインは短角牛のスープ仕立て。
短角牛は、和牛在来種の「南部牛」に、明治の初めに輸入したショートホーンを交配して出来たブランド和牛で、牧草とトウモロコシ等の穀類を与え、十分に運動させながらて育てます。
だから肉質は噛み応えがあり、脂肪が少なく、肉自体にちょっとジビエっぽいおいしさがあります。
軽く焼いた肉の上に軽く平らに焦がしたチーズを乗せ、コンソメスープをかけていただくのですが・・・旨かった~。(^^)
前菜に出てきたフォアグラのポトフも良かったけど・・・これは最高かも。
さて、そんなコース料理に合わせていただいたのが、以下の3種のワインです。
ヴーヴクリコ・イエローラベル(NV)
たぶんこれだと思います。(^^;)
半蔵屋のグラスシャンパン。
切れの良い酸味、フルーティーな香り、美しく細かい発泡・・・素晴らしいです。
セパージュは、ピノ・ノワール56%、シャルドネ28%、ピノ・ムニエ16%。
安心できる安定したお味。
HP:8
ブルゴーニュ・アリゴテ・スー・シャトレ・ドメーヌ・ドヴネィ(1998)
半蔵屋のSさんのお勧めでいただいたワインです。
ドメーヌ・ドヴネィは、かのルロワのオーナー、マダム・ラルー・ビーズ・ルロワが夫のマルセル・ビーズ氏と個人で所有するドメーヌ。
現在もルロワ夫妻はドメーヌ・ドヴネィのエチケットに描かれた館に住んでいるそうです。
その造りは、ドメーヌ・ルロワ同様に、バイオダイナミック栽培。
醸造所の絵が描かれたボトルを一周する特徴あるエチケットは、剥がすのが大変そうです。(^^;)
そんなドヴネィが、ブルゴーニュ・アリゴテを造っているなんて・・・殆ど知られていないと思います。
としのすけも全く知りませんでした。(^^;)
恐るべきはコルクで、軽く5.5センチはあります。
酒石酸の結晶がキラキラ光るコルクは非常に上質で、ドメーヌ・ドヴネィの館がしっかりと刻印されています。
味わいといったら・・・これが凄い!
流石はルロワのオーナーの個人所有ドメーヌ、これって本当にアリゴテ?!っていうくらいの濃厚で重みのあるボディーです。
アリゴテって、ちょっと酸味の強いサラサラしたワインというイメージだったのですが、これで完全に覆されましたね。
完璧なまでの樽香とのバランス・・・少し粘性すら感じる上品な甘み・・・カリフォルニアの上等なシャルドネ・・・そう、オー・ボン・クリマのシャルドネやヒルデガード辺りを彷彿させる(もっと美味しくした)味わいです。
これは唸ります。(^^)
HP:9+
シャトー・ムートン・ロスチャイルド(2001)
これはもう・・・説明不要でしょうか。(笑)
毎年、一流の画家がエチケットを飾ることでも有名な、ボルドーの燃える闘魂バロン・フィリップ・ロスチャイルドのワインです。
この2001年のエチケットは、アメリカ人のロバート・ウィルソン氏の作。
現オーナー、バロンヌ・フィリピーヌ・ド・ロートシルト女史の顔が2つ並んでおり、2001/09/11のNY同時多発テロの被害に遭ったツイン・タワーをモチーフにしたと言われています。
コルクは5センチ級で、ドメーヌ・ドヴネィに負けてます。(笑)
しかし、ボトルは2001年ビンテージから一回り大きく、重くなり、これでもか!の存在感を見せつけます。
若いので早めに抜栓し、しっかりデキャンタージュしていただきましたが、香りが上がってくるまでにはやり少し時間を要しました。
でも、流石はムートン。
しっかりと華やかなムートン・フレーヴァーを放ってくれました。(^^)
HP:8+
今日のワインは量といい、味といい、本当に水曜日にちょうど良い感じでした。
これより少ないと物足りないし・・・これより多いと明日が辛そうです。(笑)
大きな仕事の中〆&慰労会ということで少し奮発しましたが・・・これからもしっかり働けよ!S君とMさん!(笑)
シャトー・ラ・ゴンボード(1999)
2005/04/16 自宅にて
今日の夕飯は近所の定食屋で「ゴボウのかき揚げうどん」をいただきました。
なんと!300円也!
結構食べられるお味で、かつ十分おなかがいっぱいになるのですから、素晴らしいコストパフォーマンスです。
家族全員分でも過日の焼肉屋のランチ代以下という価格に大満足致しました。(^^)
お店の名前をご案内したいところですが・・・あまりにローカルなのでやめときます。
で、帰宅して落ち着いたところで開けたのが、シャトー・ラ・ゴンボード(1999)。
マルゴー村
の入り口近く、国道脇にある昔ながらの古い佇まいの地味なシャトーながら堂々の
メドック第2級
、
シャトー・ラスコンブ
のセカンド・ワインです。
シャトー・ラスコンブは、マルゴー村にして、メドック最大級シャトーのひとつ。
もともとのラスコンブの葡萄畑に加え、売りに出される近隣の畑をことごとく買い取ったため、マルゴー全域に点在する約83haもの葡萄畑を持っています。
その広大な畑の中から、もともとラスコンブの畑だった区画からはグラン・ヴァンのシャトー・ラスコンブ、買い足した畑からは、セカンド・ワインであるシャトー・セゴンヌが創られていました。
しかし、シャトー・セゴンヌは単独のシャトー・ワインとして独立し、ラ・ゴンボードがシャトー・ラスコンブのセカンドワインになりました。
その背景には、シャトー・ラスコンブがアメリカ企業の所有になり、
アラン・レイノー博士
やイヴ・ヴァトロ氏、元モンローズのブリュノ・ル・モワーヌ氏が醸造を管理するようになったことがあります。
葡萄畑や醸造設備に莫大な投資が行われ、厳しい葡萄の選別も実施され、収穫した葡萄の約3割程度しかラスコンブとしてリリースしないという拘りよう。
この近年のシャトー・ラスコンブの飛躍的な品質の向上が、シャトー・ラ・ゴンボードを生んだのです。
セカンドとはいえ、葡萄はすべて手摘みで収穫され、最新の設備を使い、メドック伝統の醸造法で醸造されています。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロ38%、プティ・ヴェルド3%、カベルネ・フラン4%。
50%新樽で18ヶ月熟成の本格派です。
さて、そのお味ですが・・・
コルクは上質な5センチ級です。
10年や20年は軽く持ちそう。
開栓すると、黒系の果実の香りと、ヴァニラの効いた心地よい樽香が漂いいい感じ。
色は、エッジにほんの少しオレンジのニュアンスが入り始めた艶のある濃赤紫色です。
ピューターのグラスで飲んだので、あまり香りは楽しめないのですが、それでも黒系の果実の香り、カラメル、ヴァニラ、若干の腐葉土&トリュフ、ジャスミン、赤土?のような、複雑で心地よい香りが感じられます。(明日はグラスで飲んでみよう)
いわゆる「マルゴー」的な香りではないのが、スミレでなく、ジャスミンのような花の香りがすること。何でだろ~?
しかし、味わいはまさに「シルキー」な上物。
全くアタックを感じさせない優しく繊細な味わいは、いかにも1999年のマルゴーです。
上品にバランスされた甘み・酸味・渋み・旨みのバランスは素晴らしいものがあります。フィニッシュは、キレイな酸味とまろやかなタンニンが長く口腔と喉の奥に残ります。
HP:8+
自宅で飲むワインとしては最上のレベルに入るのではないでしょうか。(^^)
2000円程度の価格を考えても、十分なコストパフォーマンスであると思われます。
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