戸口に露の降りるまで

戸口に露の降りるまで

連句


この世界だけでのお付き合いなのに、遠くても実在の魂を感じる交流。
投句を公募しておられたjiqさんのお導きで仲間に加えていただきました。
以下はじきゅうさんのページをコピーさせていただいた物です。
(露)というのが戸々露です。
★「連句」仮称(天の川の巻)の 21.22句を投句としましたが、「選外句」はいずれも捨てるには忍びない"名句"揃い! と、あればこれを巻き戻し、
  題して「子守り姐やの巻」としました。 ご堪能あれ!      






      流し目は帽子の翳り陽射し削ぐ   (花)  

      子守りねえやの膨らんだ腹     (花)

      謀りごと嫉妬くわえた黒い猫     (月)

      影法師さへ過去と流して      (花)

      銀幕に光る紅涙空なみだ      (月)

      アンニュイ咥える体温計      (休)

      若女小面べし見般若面       (休)

      色即是空空即是色          (休)

      零れ満つ花散里の色襲ね       (休)

      祭りの後の鉾の寂しき       (露)

      燃えさしの想い封じて旅立たん   (露)

      駿河の国に風花舞って       (休)

      ひんやりと夜を纏いて戻る猫     (蓬)

      シャワールームの君水中花      (月)

      露しとど夜半の枕濡らしつつ     (風)

      涙壺から聞こえるタンゴ      (風)

      筒井筒とうとうたらりとうたらり  (休)

      夢の枕に彼の人を抱く       (露)


      ※(休)の句を一部変更し、一句追加 しています





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