戸口に露の降りるまで

戸口に露の降りるまで

冬・恋・句 勝手に廻る クルリンパ


こんなにすてきな連句になりました

蝋梅

     -壱-   改札の死角で待つ身冬の暮   (自休)

           あなたはこない見えないわたし   (翔子)

           唇にゆびあててみる冬旱   (戸々露)

     -弐-   日脚伸び下町坂にふたり影   (自休)

           三歩うしろに密かな殺意   (彩子)

           今更に果て無き恋の身悶えて   (萌野)

           ただ黙って・・大根切るの   (戸々露)

           鍋囲む眼鏡の奥に笑い皺    (彩子)




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