父ちゃんの開拓物語

父ちゃんの開拓物語

うつ状態について


お医者さんにうつ病です。と言われた訳ではないので、あえてうつ病とは書きませんが、結構キツイ時期がありました。
ちょうど40歳になる前後でした。

もともと僕はどういうわけか、お米さえうまく出来ていれば、それだけで勇気百倍!逆に失敗すると、毎朝起きるときに心臓がバクバクして、酸欠の金魚みたいになってました。

文字通り食えなくなるという本能的な恐怖感かもしれませんね。(笑)
このときもそうかと思っていました。有機無農薬、除草の失敗。田んぼは見るも無残な様子でした。

でも、いつもなら春、トラクターの排気のにおいで、敗者復活!!とばかりに燃え上がります。しかし、今回は沈みっぱなしです。

こりゃ おかしいと思いました。なんせ女房の手を握ってないと不安で夜も眠れない状態です。

何とか平静を保っていても、ちょっとしたことで、不安感に押しつぶされそうになります。

変なたとえですが、100円落としただけでも、奈落のそこに落ちそうな気分になりました。

受話器を持つ手が震えているのを見て、吃驚したこともあります。

感受性も異様に強くなっていたようです。風景を見て心から感動できるようになったのはこの頃からだと思います。

でも、本当に辛かった。

このころ、子どもの保育所の保護者会長もやってて、運動会なんかの行事のときに力を振り絞って、にこやかに挨拶を済ませたあとなんか、めまいがして失神しそうでした。

100万円の貯金だけで脱サラ、なんのあてもなく、身重の女房と1歳の子どもを連れて入植したこのお気楽男がです。

>でね、いきなり結論めいたこと書きますが、この状態、あってくれてありがとう!
です。

今苦しんでいる人がこれみたら、怒るかもしれませんが、でも、本当にそう思っています。

いろんなことに、ありがたいと思えるようになった。

いろんなありがたい出会いがありました。

イケイケの元気親父のまま突っ走っていtら、今ごろどんな人間になっていたかと思うと、そのほうがゾッとします。

今ね、自分でも面白いと思っていることがあります。

それは、まあ、どうせ?同じような状況になることがまたあるんだろうなあと妙にさめて思っていること。 不思議に怖くなくなっているんですよね。

激しい運動すると、後で身体痛くなりますよね。それが本当に嫌なら、最初から運動なんてしませんよね。

心もそれと同じじゃないかなあって思っています。

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ボチボチ続けて書き加えていきます。文章書くのが異様に遅いものですから。。今日(2月11日)はここまで。

↑これが何年前の2月なのか忘れてしまいましたが、今日は2005年の9月です。

ふと、懐かしく読み返してみました。少しだけ続きを書きます。

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つまり、うつな状態と言うのは、激しく心を使ったあとの筋肉痛のようなものかもしれないと思うのです。

だからそういうときは「よーがんばった。」と思っていいんじゃないかな。

そして一旦は立ち止まる。多分気持ちはますますあせるし落ち込むけど、それが仕事だと思ってたちどまる。3日でいいかもしれないし何年もかかるかもしれないけど、少しでも元気が出たらそれまでの自分を全部チャラにしてみる。

そこから「さて、次は何をしようか」で、いいんじゃないかな。

もとの自分に戻ろうとすることが多分一番いけないことじゃないかという気がします。

それではただの痛み損(笑) 追い込まれた甲斐がありません。
実行するかどうかは別にして、別の自分のあり方を探る絶好のチャンスです。

人間そうそう変われるものではありません。変わる時には相当の痛みを伴うような気もします。




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