ユンタ(^-^)の気付き日記

ユンタ(^-^)の気付き日記

フォーカスするもの その1


何を話していても、何をしていても
もうそこのことを主語にした行動、会話しか出来なくなってしまう。

おもしろいもんですねぇ。

そういう人っていうのは施術の最中に

・その痛み以外のところを調整して
 身体全体のバランスをとろうとしていたとします。
・違う場所を軽く抑えてその痛みが軽減するところを探していく
 ような施術をしていたとします。
・今している施術が不快感がないかなどを聞きながらしていこうとしています。

まだ他にもあるんでしょうが、そういう時
「ここは痛いですか?」と、触りながら聞いているのに
「痛い」、「いやまだ痛い」などの答えが返ってくるので

なんかおかしいなと感じながらいると
実はその答えは本人が気にしているところのことで話がつながっていなかった
(笑)。
「今までの時間はなんだったんでしょう?」状態(笑)

・・・実は未熟なもので、私にはよくあることです。


施術している側と、クライアントとの間に
一体感が生まれないというようなものを感じることがあります。

とにかくずっとそこの痛みがあるから他のことを聞かれても判らないんですね。

・・・っていうか、相手の質問に対して脳が受付けていないんですね。

「今気になる頭痛をなくしたかったら、目を針で突いたらいい」とか
よく怖い例えをしたりしますが、要はこれと一緒ですよね。

五十肩などが良い例なのですが
肩のある痛い場所が楽になると少し場所が違ったところの痛みがわかるようになる。
そして次の場所が楽になるとまた次の場所が痛くなる。
なんか痛みがグルグル廻ってるぞ~っていう感じになったりします。

少し話がそれますが
肩というのは関節可動域が広い分、関節の安定性という意味では
とっても不安定な要素を持っているんです。
ですから肩関節の関節包に直接健がついて
強靭さと大きな可動域を兼ね備えていたり(ローテータ・カフ)
靱帯、筋肉さんたちが強調しあって何とか守ろうとしているんですね。

ですから、無理をすると悲鳴を上げて「もうご勘弁~」と、
ストライキに入るんですね。
みんながそれぞれに痛んでいる。
でも一番痛んでいるところが一番痛みがわかるのでまずはそこが気になる。

そこがよくなったとしたら、今度は2番手の痛みが1番手に昇格して
「次はボクをお願いしま~す」ってなもんで痛みがわかるようになる。。。


人って、今いったような痛みだけじゃなくて
精神的なストレスに対しても同じように
いま自分が気になっている世界の事しか脳が受付けないときって
いっぱいありますよね。

それから目線を変えて「他の世界もありだよ~ん」って思えるようになったとき
いろんな可能性が出てくるんですね。

タッチ・フォー・ヘルスというものの中には「目標設定」というのがあって
「その問題が解決したら、何がしたい?どんな自分でいたい?どうなっていると思う
?」
というようなより良い未来を考えてもらいます。
そのことによって、あることにこだわっていた思考のエネルギーが
違う方向に向かいだすように促します。

すると・・・いろんなことが変わってくるんですねぇ。。。

一番最初にお話した、あることにこだわることって、結構あったりするんですけれど

目標設定がしっかり出来ていればかなり防げるはずですよね。

でも、「とにかくそんなことどうでもいいから今のこの痛みが取れればいいんだよ~
!」
っていう人にはなかなかその状態は生み出せないんですね。
まぁそれをお節介なくみちびいていけるように、日夜精進していますが。。。

良い・悪いじゃないですよ。決して他が見れない人がいけないとかじゃなくって
今その人はそういう状態を体験する、味わう時期なんだなという風に考えています。

前にも書いたけれども
つらいことっていうのを体験していないと
嬉しい、気持ちいい、楽しい・・・とかのありがたみってわかんないもんね。
どちらも大切な要素なんですね。

・・・陰と陽と言ったら「陰」って敬遠されがちな感がありますが
どちらもあって始めていろんなものが成り立っているのと同じですよね。

とかく限られた時間の中で「何とか結果を出さないと、お金ももらっているし・・
・」
と、考え出すとイライラしたりすることもあるんですが
そっとその人のそばに寄り添って「一緒に成長する」のを楽しみたいものです。

「人事じゃない。自分のこと・・・」  相田みつを さん  が言ってたっけ(笑)







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