ゆる〜いポメポメ日記

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2023.06.14
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テーマ: 母親(39)
カテゴリ: 親問題
私が3歳の時、2つ上の兄が亡くなった。

たった5歳で短い生涯だった。

水の事故だった。


残念な事に  私の中に兄の記憶は全くない。

ふり絞っても ふり絞っても1つも出てこない

のが 寂しい。

ただ、その存在は 写真の中に確かにある。

まだ、おしめをしていると思われる下半身

もこもこで立っている私の隣に

ニコニコ笑って写っている男の子、それが

兄である。


私が物心ついた頃は、既にその姿はない

暮らしで  その後 思い出として母の口から

語られる兄は


顔だちもキレイで 頭もよく

3歳で車の名前を全部言えた。

天才だった  などなど。


ありがちな話ではあるが

親の中で完全に美化され

そして 最後には必ず  惜しいことをした。

で終わるのである。


もし、生きていたら

きっと、立派な跡取りになった

きっと、頼もしい存在だった。


と、母の口は次から次へと

止まらないのだ。


それとは対照的に父の口から兄の

話が出てきた事は一度も、ただの一度

もない。

その方がかえって、悲しい。



今になって自分に置き換えてみても

普通の家庭生活の中で

ある日突然子供が事故で亡くなるという事

は  本当にショッキングで悲しみも


計り知れなかったことでしょう。

むしろ、よく立ち直れたと感心するくらい

の大きな出来事だと思う。


でも、私が母にずーーと長い間

抱いているこの複雑な感情。

物心ついた時から 好きになれない

この事の元の元をたどれば

全ては兄の死からはじまっているのでは

ないだろうか?と最近考えるようになっ

た。

母にしてみると可愛い自慢の息子が

自分の不注意で亡くなった。


母が残った私に対して  お前だったら

良かったのに。

と  思っているのではなかろうか!

そういう雰囲気を

子供ならではの鋭い勘で感じていたのかも

しれない。




その後  3つ下の弟が生まれた。


母はその弟を 兄の生まれ変わりと位置づけ

ねこっ可愛がりした。

甘やかして 甘やかして

異常な程に。

そして  結果、母の言うこと等きかない

大人になり

もう長い間 連絡もたたれてしまっている

のであてにもならず、もういないものとし

ている。


結果、残ったのは  母からすると

一番望まない形

自分も苦手、私も苦手

苦手同士の私しかいない状態。


気の毒な人だと思う。

それでも 自分は正しくて

それでも自分は間違ってないと

言いきる人。


口答えなど しないとわかっている私には

言いたい放題。

言われた方の気持ちなど考えない人。



それでも  母親なんだから

もう、歳なんだからと歩み寄ろうとしたが

やはり、人は変わらない。

そう簡単には変わらない。



今春、私の次男が帰省した時

彼は祖母を訪ねた。

久しぶりに顔をみせに。


その場面で


何時間も自分の母親(私)の悪口を言われて

きた。

次男曰く、

実は、前回もだったのだが

もめさせたくないから黙っていたと

お母さんががっかりするかもしれない!

と。

でも、今回は

一生懸命頑張っているお母さんが

可愛そうで哀れになってしまった。


もう、ほっといていいよ。


もう、捨てていい。


と言った。

何より孫にこんな事を言わせた

事が情けない。

許しても、許してもきりがない。


そして、やはり あの予感してたセリフを

吐いていた。


「亡くなったのが、あの子じゃなかった

ら」

やっぱりね。力が抜けた。



他に  自分ばかり幸せになって。

  病気ばかりして、気合いがたりない。

ほー、そんなふうに思っていたんだね。



でも、妙に府に落ちたというか

もう、期待するのをやめよう❗️


今度こそ捨てるんだ❗️

自分の心を守りなさい!



母が昔から 私を攻撃して、


バランスを保っているように



私はもう、区切りをつけて、自分を


守らねば。


パパちゃんが


「ようやく区切りつけられそう?

俺はだいぶ前から期待を、やめれば

いいのに と思っていたよ。

君が本心からそう思えるまで黙って

いようと思っていたが、お母さんは変わら

ないよ。世の中には、ああいう母親もいる

んだと認めるしかないんだよ。」

って


こうして、ようやく  ようやく

捨てたのです。

あわい期待を


すると、あれだけ嫌いだった母が

もう好きでも嫌いでもない

何も感じないのです。


昔から知る友人は

私なら、何でそんなこと孫に言うの?

って抗議する!って


いやいや無駄です。

そんなこと言っても、

私は言ってない!

と、しら~といい放ちます。

都合の悪い事は、なかったことに

なるので、次男が嫌な思いするだけ。






今まで  ずーーと兄に対して

私は何やら兄に生かされているような

気がして、ありがとう、

いつも、いい方向に導いてくれて、

守ってくれてと思っていました。

それは今も変わりませんが

おにいちゃん、なんで?

なんで死んだの?って

今、そんな言葉がはじめて

でてくるのでした。




ねー、ジル( ´-`)



なんだか、いろいろあるんですよ。



でも、役割は果たすつもりです。


父の日、近いですね。


母の日、初めて スルーしたら

どうしたの?毎年くれるのに

くれないから、心配していると。

くれぐれも 物が欲しいんじゃないと

何回も繰り返して。


物なんて、もう、何の意味もない。

うちらにとっては。


因みに  そのメールに対しては

単に忙しくしていた。

とだけ、返信。

何一つ聞いていないという

ていで。


これでいいんだ。

これで心の平和を保てるのだ。


世の中には、様々な親子の

形があり、

その中のひとつの

お話でした。












最後まで読んで下さり


ありがとうございます。



また(^.^)





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最終更新日  2024.05.19 17:44:14
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