Rase your dream~……時の歯車は止められない

Rase your dream~……時の歯車は止められない

mad-city2


俺は首に鈍い痛みを感じて目が覚めた。
(ここはどこだ?確か俺はユコの後を付いていってそしたらユコが何か斬りさいてて…!!)
「気がついた~?」
「うわぁぁ~!どうか命だけは」
「え?何言ってるの?」
「だって俺が気を失う前に人を…」
「え~?何言ってるの?ひょっとして首に入れたときに頭もおかしくなったん?」
「ホンマに人みたいなの斬ってたやないか~!!」
ユコはなにか思い出したように
「あぁ!あのことね、あれは人じゃないの、あれはアンデッド(死に損ない)なの。」
「アンデッド?」
「まぁ無理もないわね、話長くなるからお茶持ってくるね。」
そう言うと、ユコは茶を入れにいった。俺は暇だったので適当にテレビのスイッチを入れた。
「では、次のニュースです、昨夜から行方不明になっている私立小学生~ちゃん(8歳)の行方はいぜんつかめておらず、警察は看板をたてたりして情報の提供を呼びかけています、この事件は…」
(少女好きな人もいるんやなぁ~)
「お待たせ~♪」
ユコが鼻歌交じりで入ってきたが、テレビを見た一瞬目つきが変わったような…
「またなの…」
「何が?」
「ううん、何でもないよ、さっきの話の続きをするね。」
俺は茶をすすりながらユコの話を聞く。
「いい?今私たちがいる所が現世で、事故や病気で亡くなった人が行く所が異界、
まぁここらで言うあの世ね。んで、亡くなった人達は普通すぐに異界に行けるんだけど、何らかの力で異界に行く事が出来ずに現世を彷徨ってる人達が最近出てきたの、それがアンデッドなの。」
「それで、私の使命はそのアンデッド達を現世から異界に送る事なの、まぁそれが君には人を殺している様に見えただけなんだけどね…」
「んなもん知らんかったらどう見たって無差別に殺しているしか見えんけど…」
「けど、アンデッドはそのまま放っておくと普通の人間を殺しにかかるの、現にさっきのニュースで言ってた隣町の小学生が行方不明になっているのはまちがいなく
彼らの仕業なの。」
俺は(何でそんな事がわかるんな)と思った。
するとユコがその気持ちを察知してか説明してくれた。
「君たちには分からないと思うけど、あそこにはアンデッドが気配がプンプンしてるの。この調子やとその子はすでに…。」
俺にはそんなものわかりやしない。
「何となくだけどね…(知らない方がいいのかもしれない、少なくともあそこには十人くらいたんじゃないか、んで一体やたらと強い狂気を放ってる、このままやと…いずれここに…。)」
「どうしたの?」
「え?何でもないよ。」
「ほな俺はこの辺で…。」
「…帰らさない。」
ユコはそう言うと俺に刀を突きつけてきた。
「な!?何するんな?」
俺はなぜ突きつけられてるのかわからなかった。
するとユコが
「今は帰らないほうがいい、ここは町のはずれにある家だから町に入るまで安全とは言えないの、もし帰ってる時に昨日の様な事になったらどうするの?そうなったら一溜まりもないよ。」
「ほなここは大丈夫なん?」
「ここは大丈夫、まわりに結界をはってあるから、安全になるまでここにいる?」
確かに…何か家の周りを囲むように何か魔法陣?みたいなのがひいてある。んでその中心にこの家がある。要するにここは見えない防御壁で守られているって事か。
「わかった。けど刀を突きつけるのは止めてくれ。」
「あっ!ごめ~ん♪」
「はぁ~(安堵)何で突きつけたん?」
「だって、そうでもしないと意地でも帰りそうだから…」
「こんな危険な時に帰る馬鹿がおるか?」
「あっ!そっか(笑)」
(おいおい…)まぁ武器を持たないまま帰るよりかは安全だろうと思い、
俺は安全になるまでユコの家にいることにした。(どうせ親は「いつもの事」と思って心配はしないだろう。何か言ってきたら適当に言い訳するか…)
「あっ!そうそう、これ渡しとく~♪」
ユコは何か丁寧に包んである品を俺に渡してきた。
(何だろう?)
開けてみた。その中には何故か刀が入っていた。
「あの~?これはどういう意味で…?」
「あぁ!もし襲ってきた時に少しくらい戦力になってくれないと数が多かったらやられるもん。」
(おいおい…マジかよ~。俺竹刀も持ったことねぇのに…)
俺は(襲ってこないように)と祈りながらユコの家で一日を過ごした。



あとがき  いや~(笑)やっと続編更新できますわ~♪
ホンマアイデアが…(泣)これから先をどう持っていこうか迷ってます。
最後のほうはもう決めてるのにここから最後まで行く道のりがまだ…(おいおい)
まぁできるだけ早い内に更新できるようにしますわ~^^


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