つぁひ→た~く→らずぴぃのおへや

つぁひ→た~く→らずぴぃのおへや

おなかのなかでのせいちょう。そのいち。

そんなわけで、私の妊婦生活は突然やってきました。

結婚前から私は留学カウンセラーとして働いていました。
通勤時間は約1時間。時間は少しずれていたものの、山手線内回りを使うので、主要駅をほぼ全部通過していくため、かなりハードな通勤でした。

通勤だけならまだいいのですが、私の仕事は超激務。
出張はあるわ、週末出勤は当たり前だわ、残業なんてない日がない。
出張に関しては、国内は原則日帰り(沖縄、北海道を含む)、海外に関しては、大体1週間から2週間。命令されるのは、国内外共にほぼ前日。それより前に言われる事はまずありませんでした。

実際、私の初出張は、アメリカはオレゴン州ポートランドへの出張で、緊急事態が発生したために、その援助として行かされた訳ですが、

上司「つぁひさん、本当に申し訳ないけれど、明日からポートランドに行って。」
私「ポートランドって…あのポートランドですよね?」
上司「そ。オレゴンのね。1週間くらいでいいの。宜しくね。」
私「…」

1週間といわれたので、2,3日分の服を詰め、大量の書類を詰め、翌日にアメリカへ発ったのは言うまでもありませんが、1週間では問題が片付かず、結局2週間いたため、アメリカでお世話になった仕事仲間から、

「つぁひは服がなくてかわいそうだから、これ、あげるわ」

と、彼女の会社のロゴ入りのシャツを頂いたりなんかして、恥ずかしい思いをしたものでございます。

…すっかり話がずれました。ごめんなさい。こんなことがあったのは、全て私が結婚する前までの話でございます。結婚してからは、海外出張は1度ありましたが、その時は2日前に言われました。前日ではなく。

で…
妊娠がわかって、病院で赤ちゃんが確認できた時点で、上司に話をしました。
これからは、今までのようにフットワーク軽く、残業しまくりは出来ません、と伝えました。上司も、おめでたい事だ、と一緒に喜んでくれました。その時は…

実は私の会社で出産経験者はゼロ。上司にはお局様が2人。このうち1人はバツ一子なし。仕事場で気を使ってくれたのは、同僚の子達のみ。上司は全く無関心でした。挙句の果てに、「妊婦は働いた方がいい」などといわれ、毎日夜9時過ぎまで働いていました。

さすがに出張は多めに見てくれるようになったものの、どうしても、と言う時はやっぱり私が行かされました。

そんなこんなで私のいらいらもピーク。
家に帰ってくれば、旦那も仕事でお疲れだと言うのに、私は仕事の疲れと妊娠中の情緒不安定が重なり、旦那にとってはかなり嫌な存在になっていたのだと思います。旦那はだんだん帰宅時間が遅くなり、何だか私の知らないところで出会い系サイトを始めた様子。

ある日私はそんな旦那の尻尾を掴み、爆発しました。旦那もいらいらいしている私に疲れて、あの日はかなりぶつかりました。しかし、旦那も私も言ってはいけないようなことを口走り、最後は私が大泣き(笑)。わたしはよっぽどの事がない限りなきませんが、あの時は悔しくて、悲しくて、子供のようにおいおい泣きました。泣く自分も嫌になるくらい。

旦那はそれから少し心を入れ替えてくれたようです。
でも、男性にとって父親になる心の準備をするのは大変な事です。なんてったって、自分の体に何の変化も起こらないのですから。

私の体は日に日に変化していきました。
つわりはあまり酷くなかったものの、ある一定量を超えると戻してしまう状態。嗜好も少し変わりました。妊娠前はあまりオレンジジュースやグレープフルーツジュースをたくさん飲まなかったのですが、通勤の行き帰りに必ず1本ずつ飲んでいました。しかも冷えたやつ(笑)。

お腹はあまり目立ちませんでした。きっと通勤と仕事のおかげでしょう。しかも、当時住んでいたところは4階建ての4階で、エレベーターなし! 毎日が階段トレーニングでした。

赤ちゃんも順調に育っている様子。
最初に行った病院から、すぐに都立病院に通院するようになり、色々検査が始まってから、そのうち毎回赤ちゃんの心拍音を聞かせてくれるようになりました。

「とっとっとっとっとっとっとっとっとっとっとっとっとっとっとっ…」

赤ちゃんの心拍は早いんですよ。ほんと。
予定日は7月8日だったのですが、超音波を最後にとったのは5月の最初の検診の時。先生曰く、

「うん、順調だね。大体標準くらいかな。」

そっかぁ。標準サイズかぁ。よしよし。
私が行っていた都立病院は、性別を教えないというポリシーがあり、私も聞くつもりはなかったのですが、超音波の時も、決定的にわかる部位に来ると、スーッと素通りしちゃうのです(笑)。おかしい。

あっという間に産休入り。
上司は最後まで楽させてはくれませんでした。産休に入る前日は夜中12時までいました。

やっとの思いで産休に入った私。
毎日寝ましたよ、ほんと(笑)。
やっと体を休める事が出来る! そう思って。

でも、さすがに大きくなってきたお腹を抱えてずっと寝ているのも結構大変なんですね。もともと腰痛持ちの私はもっと腰痛が酷くなり、寝ているのが辛くなってきました。

貧乏性の私は、結局ずっと寝ているわけもなく、あれも、これも、と色々と出産前にしておかなくちゃ! となんだかんだ言いながらやっていました。

まずは母親学級。
私のように出産前ぎりぎりで母親学級に来る人はやはり珍しいようです(笑)。でも、やっぱり行ってよかった。だって、子供の同級生のママ達とお友達になれたわけですから。これは心強い。

それから、出産準備。
いつ入院してもいい様に、バッグに必要なものを入れて準備しておきました。

その他、友人に会いに行ったり、高校のクラス会に行ったり、毎日買い物に出たりしていました。高校のクラス会は、出産予定日の2週間前に行きました。卒業以来会っていなかったみんなは、私の事なんて忘れちゃったかしら? と思っていたら、みんな覚えていてくれました。ほとんどの人が帰国したのを知りませんでしたが(笑)。友人に会いに行ったのは、ぎりぎりで出産の5日前。友人はびっくりしていましたが、私にとっては一人身最後の機会だから、という事で、結構楽しく外に出ていました。

さて、出産予定日になっても陣痛が来なかったので、たまたま予定日が検診日だった事もあり、病院へ。
担当の先生は、「ま、今週中には産まれると思いますよ。万が一来週まで出てこなかったら、来週は入院する準備をしてきてくださいね~。」と軽やかにおっしゃいました。

おぉぉ、いよいよだぁ。

さぁ、いつでもこいっ! な~んて頭で思っていても、実はどきどきしていた私。陣痛、ちゃんとわかるかなぁ… あ、それとも破水が最初かなぁ? おしるしってはっきりわかるもんなのかなぁ? なんて、色々考えていました。

病院に行った翌日は何も起こりそうになかったので、父と一緒に商店街までお買い物。帰り道にママ友と会ったりして、道端で井戸端会議。
あー、今日も何もなかったなぁ、なんて思いながら、旦那を待とうかなぁ、と思いましたが、遅くなるのがわかっていたので、適当に寝ようとしたのですが、何だか落ち着かない。ま、いっかぁ、なんて思いつつ、テレビを見ることにした私。

ぼ~っと特に何も考えずにテレビを見ていたら…




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